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統計検定2級に落ちて2週間で再受験・合格した話

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タイトル通りですが統計検定2級に落ちて2週間で再受験、合格をキメました。

こちらの記事では一度落ちた敗因や勉強法などをまとめていきます。

自己紹介

  • 新卒一年目の新米データサイエンティスト
  • 理系院卒のくせに大学では統計学未履修、研究でも統計を使わず(非情報系)
  • 「仕事で生かしたい」「単純に統計学を学びたい」 「給料が上がるかも」 という意欲から受験を決断

統計検定2級とは

公式サイトの記述では「大学基礎科目レベルの統計学の知識の習得度と活用のための理解度を問うために実施される検定」とされています。おおよそ教養科目の統計学レベルかと思われます。その他情報は以下の通りです。

合格率 約40%
合格ライン 約6割
試験形式 CBT
受験料 7000円

受験結果

いきなりですが受験結果の公開です。1回目と2回目の結果を晒してしまいます。

1回目

image.png

あと少しで合格だった...悔しい。

2回目

image.png

余裕をもって合格!

なぜ落ちてしまったのか?

一言で言うと、「CBT形式の受験に対応できなかったため」 です。統計検定2級がCBTに移行したのは2022年からなのですが、世に出回っている対策の情報は紙媒体時代のものがほとんどで情報が少なかったのです(2023年時点)。

そのため、ばっちり対策したつもりが落ちてしまったというわけでした…(本当に内容理解していたら落ちないといわれたらその通りですが!!

個人的に感じた紙媒体とCBTの具体的な違いは以下の通り。

  • 「適合度検定」「独立性の検定」「一元配置分散分析」など、紙では一問出るか出ないかだったジャンルがまんべんなく出題される
  • 紙形式ではあまり見かけなかったポアソン分布やベルヌーイ分布が出題される
  • 同じ大問にいくつかの小問が付随する形式ではなく、一つの大問あたりの小問がマージされていて、すべてに完答する必要がある(=一つ間違えると全部間違える!!)
  • 概念や知識を問う問題より、手を動かして計算させる問題が多い

勉強について

一回落ちてしまってはいるものの、無駄だった勉強は一つもなかったので、一回目受験・二回目受験までの勉強も一気にまとめてしまいました。

使用した教材

教材名 レベル感 重要度
「例題で学ぶ初歩からの統計学」 ★☆☆ ★★☆
統計学の時間(統計WEB) ★☆☆ ★★☆
日本統計学会公式認定 統計検定
2級 公式問題集[最新版]
★★☆ ★★☆
日本統計学会公式認定 統計検定
2級 公式問題集[CBT対応版]
★★★ ★★★
【完全網羅】統計検定2級チートシート ★★☆ ★☆☆

一応理系である身としては恥ずかしいのですが、かの有名な「赤本」= 統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) は挫折してしまいました…(笑)

上記で紹介している教材たちは、私と同じく「赤本は無理!」という方や数式に不慣れな方でもとっつきやすいかな~と思います!

勉強の流れ

一回落ちてから再受験までに実施した内容には「(再受験前に実施)」と記載しています

1. 「例題で学ぶ初歩からの統計学」で統計学の基礎をインプット

まずはこの本を一周し、大学教養レベル相当の統計学を大まかに理解しました。

この本は難解な数式が少ないのに統計の基本概念が分かりやすく、実際に手を動かして解くような演習問題がついているので基礎固めにはピッタリ でした。

2. 「例題で学ぶ初歩からの統計学」でカバーしきれない範囲を「統計Web」で勉強

「例題で学ぶ初歩からの統計学」は良書であること間違いなしなのですが、統計検定2級の出題範囲を完全にはカバーしていません。そのため、「例題で学ぶ初歩からの統計学」に載っていない範囲(「適合度検定」や「一元配置分散分析」等)や理解が不十分だと感じた範囲を「統計Web」の「統計学の時間」コーナーで学びました。

このコーナーの「Step1. 基礎編」は統計検定2級の出題範囲をカバーするように構成されているのでおすすめです。

3. 「日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集」(2016~2018年を使用)で過去問演習

統計検定の公式が出している過去問題集(紙試験時代のもの)をひたすら解きました。合格ラインが6割なので、それを余裕で超えられる正答率7-8割ほどを目標としていました。また、理解が甘いところは都度「例題で学ぶ初歩からの統計学」「統計WEB」で復習していました。

4. (再受験前に実施)「日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集 [CBT対応版]」で過去問演習

こちらの問題集をおおよそ2周ほど行いました。こちらは問題がジャンルごとにまんべんなくまとまっているので、紙形式の過去問では出題数の少なさから訓練がおろそかになりがちだった範囲をカバーできる のが大きな利点だと思いました。

Amazonの商品レビューなどを見ていると「今までの過去問と対して変わらない内容なので、わざわざ買わなくても良いのでは」といった意見がありますが、紙媒体の試験(特に2016年以降くらい)とは傾向の異なる問題も多く見られるので、やっておいて損はない かと思います。

5. (再受験前に実施)仕上げ:「統計検定2級チートシート」で勉強内容に漏れがないか確認

一回目受験を通して、「CBTは何が出るか分からないぞ...範囲内ならマイナーなものも出るかもしれない」と思い知らされていたこともあり、とにかく出題範囲で理解の足りない箇所がないかをこのチートシートで確認しました。

まとめ

勇気を出して落ちた恥ずかしさをさらけ出してみましたが、誰かの役に立てれば幸いです。次は準一級を目指したいと思います!

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