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shell scriptでログを出力

Last updated at Posted at 2023-10-04

はじめに

掲題の通り、ログをファイルに出力するshellを作成しました。
また、定期実行するためにcronにも登録してみました。

shell

test.sh
#!/bin/bash

LOG_OUT=./stdout.log
LOG_ERR=./stderr.log

exec 1> >(tee -a $LOG_OUT)
exec 2> >(tee -a $LOG_ERR)

# 標準出力
echo foo1
echo foo2
echo foo3
# 標準エラー出力
ls /foo
rm /foo

簡単に説明していきます。
「echo」:コンソールに出力します。
「ls /foo」:fooのディレクトリに移動。※今回はエラーにするために、わざとディレクトリを作成しません。
「rm /foo」:fooのディレクトリを削除。※今回はエラーにするために、わざとディレクトリを作成しません。
「LOG_OUT=./stdout.log」:変数にファイルの場所を格納しています。
「LOG_ERR=./stderr.log」:変数にファイルの場所を格納しています。
「exec 1> >(tee -a $LOG_OUT)」:shellを実行時に標準出力をコンソールとファイルの両方に出力します。
「exec 2> >(tee -a $LOG_ERR)」:shellを実行時に標準エラーをコンソールとファイルの両方に出力します。

crontab

①「chmod 755 test.sh」で実行権限をshellに付与します。
②「crontab -e」でcronを登録するためにファイルを開きます。
③「*/1**** cd /home && ./test.sh」を入力して「:wq」で保存します。
 ※1分間隔でshellを実行します。cdで移動していますが、各々のパスに合わせてください。

補足

shが実行されるたびに、cronからメールがくる場合があります。
もし、メールを停止させたい場合は以下の対応を行ってください。
①メールを消すshellを作成する。

deletemail.sh
#!/bin/bash

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

sleep 2

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

sleep 2

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

sleep 2

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

sleep 2

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

sleep 2

cat /dev/null > /var/spool/mail/root

②作成したshellをcrontabに登録する。
 ┗「chmod 755 deletemail.sh」
 ┗「crontab -e」
 ┗「*/1**** cd /home && ./deletemail.sh

※deletemail.shの説明ですが、メールのファイルの内容を2秒間隔でクリアしています。(計6回)
 sleepは指定した時間分、処理を止めてくれます。
 これをcrontabに登録することでメールは飛びますが、即座に消してくれるので、
 メールの通知がコンソール上に表示されなくなります。

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