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Claude Code v2.1.121 リリース|毎日Changelog解説

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Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。

v2.1.121 は MCP 周りの強化と、長時間セッションを破綻させていたメモリリーク修正が中心ですよね。tool-search の遅延読み込みをサーバ単位でオフにできる alwaysLoad も地味な効き目。フックの updatedToolOutput もついに全ツール対応へ。

今回の注目ポイント

  1. MCPサーバ全ツールを常時ロード - alwaysLoad: true で tool-search 経由の遅延読み込みをスキップ
  2. PostToolUse フックで全ツール出力を書き換え可能に - hookSpecificOutput.updatedToolOutput が MCP 限定から解放
  3. メモリリーク3件まとめて修正 - 画像処理で数GB に膨らむ RSS、/usage の約2GB リーク、長時間ツールの解放漏れ
  4. claude plugin prune 追加 - 孤立した自動インストール済みプラグイン依存を一掃
  5. フルスクリーンモードのスクロール挙動改善 - 入力中に末尾へ戻されない、長いダイアログも矢印キー対応
  6. /skills に検索ボックス - 多数のスキルから目的の1つを即座に絞り込める

1. MCPサーバごとに「全ツール常時ロード」を選べる alwaysLoad

対象: MCPサーバを複数登録していて、特定サーバのツールを必ず使うケース

alwaysLoad: true を MCP server config に書くと、そのサーバの全ツールが tool-search 経由の遅延読み込みをスキップして即時利用可能になります。

これまで tool-search は「使う直前にサーチで呼び出す」ワンクッションが入る前提でした。コンテキスト節約には効きますが、社内検索や定常監視のように毎回必ず使う MCP は最初から常駐させたい。alwaysLoad はそこを直接指定する逃げ道です。

{
  "mcpServers": {
    "internal-search": {
      "command": "node",
      "args": ["./internal-search-mcp.js"],
      "alwaysLoad": true
    }
  }
}

全 MCP に true を入れるとコンテキストを食うので、本当に常駐させたいサーバだけに限定するのが現実的です。

入ったバージョン: v2.1.121


2. PostToolUse フックで「全ツール」の出力を差し替え可能に

対象: ツール出力にフィルタを噛ませたい、リダクションや整形を自動化したいフック開発者

これまで MCP ツール限定だった hookSpecificOutput.updatedToolOutput。v2.1.121 から Bash, Read, Edit, Grep など全ツールに対象が広がりました。

書き換えるのはあくまで「Claude が見る結果」のみ。ツール実行そのものは通常通り走るので、副作用を変えずにコンテキストへ流す内容だけを整えられます。

擬似レスポンス:

{
  "hookSpecificOutput": {
    "updatedToolOutput": "REDACTED: 17 secrets removed"
  }
}

ハマる用途:

  • Bash のログから API キー・トークン・社外秘を伏せる
  • Read 結果の特定パス(機密リポジトリ等)を除外
  • Grep の生出力を「3件マッチ、上位2件: ...」のように圧縮してトークン消費を抑える
  • Edit の diff から自動生成ノイズ(.lock や .min.js)を消す

実装で1つ落とし穴。空の updatedToolOutput を返すと出力がそのまま空文字に置き換わって Claude が状況を読めなくなります。書き換え条件に当てはまらなければ、updatedToolOutput キーごと省くのが無難。

入ったバージョン: v2.1.121


3. 数GB級だったメモリリーク3件をまとめて潰す

長時間セッション派には地味に効きます。

現象 修正内容
画像を多数扱うと RSS が数GB単位で増え続ける 解放漏れを修正
/usage 実行で約2GB リーク(履歴の大きいマシン) トランスクリプト走査の参照保持を解消
長時間ツールが進捗イベントを出し損ねるとリーク progress 監視のタイマー漏れを修正

「半日使っているとMacのファンが回り続ける」「/usage を叩いた瞬間に重くなる」覚えがあるなら、v2.1.121 にあげるだけで体感が変わります。

入ったバージョン: v2.1.121

その他の変更

バージョン カテゴリ 変更点 概要
v2.1.121 プラグイン claude plugin prune 孤立した自動インストール済みプラグイン依存を削除。plugin uninstall --prune で連鎖削除
v2.1.121 UI /skills 検索ボックス 入力でフィルタ。長いリストでもスクロール不要
v2.1.121 UI フルスクリーンのダイアログをスクロール可 矢印キー、PgUp/PgDn、home/end、マウスホイール対応
v2.1.121 UI 折り返した URL の全行クリックで開ける 行をまたぐ長い URL でも全体が起点に
v2.1.121 UI フルスクリーン入力中のスクロールジャンプ抑制 上方向に読みに行ってもツール完了で末尾に戻されない
v2.1.121 SDK CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=1 非対話セッション対応 claude -p でも有効に
v2.1.121 権限 --dangerously-skip-permissions の挙動修正 .claude/skills/, .claude/agents/, .claude/commands/ への書き込みで確認しない
v2.1.121 連携 iTerm2 クリップボード許可を自動設定 /terminal-setup がチェックを入れ、tmux 経由の /copy も動作
v2.1.121 MCP 起動時エラーの自動リトライ 最大3回、以前は1回失敗で切断のまま
v2.1.121 UI ターミナルタブのセッションタイトルを言語設定で生成 language 設定に従う
v2.1.121 接続 claude.ai コネクタを URL で重複排除 同一 URL を複数登録しても1つにまとまる
v2.1.121 認証 Vertex AI で X.509 mTLS ADC 対応 Workload Identity Federation を証明書ベースで利用可
v2.1.121 UI 起動高速化 リリースノートの "Recent Activity" パネル削除
v2.1.121 UI LSP 診断サマリの展開 クリックまたは Ctrl+O で展開、ヒント表示
v2.1.121 SDK mcp_authenticateredirectUri 対応 カスタムスキームと claude.ai コネクタ向け
v2.1.121 OTel LLM スパンに stop_reason 等追加 gen_ai.response.finish_reasonsuser_system_prompt(OTEL_LOG_USER_PROMPTS ゲート)
v2.1.121 VSCode 音声入力が accessibility.voice.speechLanguage 尊重 Claude Code 側に言語設定がない場合
v2.1.121 VSCode /context がトークン使用ダイアログで開く プレーンテキスト返却ではなくネイティブ UI
v2.1.121 のバグ修正一覧
  • メモリリーク3件(本文セクション3で詳述)
  • Bash ツールが、起動ディレクトリ削除/移動でセッション中ずっと使えなくなる問題
  • --resume が外部ビルドで起動時クラッシュ
  • --resume が大規模セッションでトランスクリプト破損行に当たると失敗。破損行をスキップして継続するように
  • Bedrock の application inference profile ARN で thinking.type.enabled is not supported エラー
  • Microsoft 365 MCP の OAuth が重複/未対応の prompt パラメータで失敗
  • 非フルスクリーン下で Ctrl+L や再描画時にスクロールバック重複(tmux / GNOME Terminal / Windows Terminal / Konsole)
  • claude.ai MCP コネクタが起動時のコネクタ一覧取得で一時認証エラーに遭うと無言で消える問題
  • リモートセッションのビルトインツール「Always allow」ルールがワーカ再起動後に消える
  • managed-settings.json 配下のネイティブビルドで NO_PROXY が一部 HTTP クライアントに反映されない
  • 管理設定承認プロンプトを Accept してもセッション終了。適用して継続するように
  • 古い OAuth トークンで /usage が「rate limited」表示。自動リフレッシュで解消
  • settings.json の不正な旧 enum 値で設定全体が無効化される問題
  • /usage ダイアログが no-flicker オフ時にクリッピング
  • フルスクリーンレンダラがオフのとき /focus が "Unknown command" 表示。有効化方法を案内
  • 組み込み grep/find/rg のシェルラッパが、実行中バイナリが削除されると失敗。インストール済みツールにフォールバック
  • 大規模ディレクトリツリーでの find のピーク fd 使用量を削減

まとめ

v2.1.121 は派手な目玉機能こそ少ないものの、alwaysLoad とフック updatedToolOutput の全ツール解放という MCP/フック開発者目線で確実に効く変更が入りました。長時間セッションでメモリが膨らんでいた人は、メモリリーク修正だけでも上げる価値があります。

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