Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.149〜v2.1.150 の計 2 本を 1 本にまとめます。中身はほぼ v2.1.149 に集中していて、v2.1.150 は内部インフラ改善のみ。ユーザーに見える変更はありません。
今回の注目ポイント:
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/usageがカテゴリ別の内訳に対応 - 枠を食っているのが skills か subagents か MCP かを切り分けられる - 権限バイパス 3 件を修正 - 作業ディレクトリの追跡漏れでワークスペース外を読めた穴を塞いだ
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findがホストごとクラッシュさせる不具合を修正 - 巨大ディレクトリで macOS の vnode テーブルが枯渇していた -
Markdown のタスクリストがチェックボックス表示に -
- [ ]/- [x]がただの黒丸ではなくなった -
/diff詳細をキーボードでスクロール - 矢印・j/k・PgUp/PgDnなどに対応 -
/feedbackがコンパクション前の会話も同梱 - 長セッション後半に起きた問題を報告しやすく
/usage で「何が枠を食っているか」が見える
対象読者: MCP サーバーや subagent、plugin を複数つないでいて、枠の減りが早いと感じている人。
これまでの /usage は枠の消費量を合計で出すだけ。何がその数字を押し上げているかは分からなかった。v2.1.149 から、内訳がカテゴリ別に出ます。
- skills
- subagents
- plugins
- MCP サーバーごとのコスト
効くのは MCP サーバー単位の表示です。連携を増やすほど枠は削れますが、どのサーバーが重いかは推測するしかなかった。上の例なら github-server が 41% を占めているので、これを外せば最大の出費が消える。どこを削れば効くかを数字で決められます。
> /usage
5-hour limit ████████░░ 78% (表示イメージ・数値は例)
├─ MCP: github-server 41%
├─ subagents 22%
├─ skills 10%
└─ plugins 5%
権限まわりの穴を 3 件まとめて修正
対象読者: allow ルールや sandbox を効かせて運用している人。PowerShell 環境なら特に。
3 件とも「Claude Code が現在の作業ディレクトリを見失い、本来読めない場所に手が届く」系の穴です。いずれも v2.1.149 で修正されました。
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PowerShell の組み込み
cd:cd../cd\/cd~/X:といった書き方で移動が検知されず、後続コマンドがワークスペース外を読めていた -
pushd/popdをまたいだ追跡: パーサーがPWD/OLDPWD/DIRSTACKの古い値を信用し、移動後の現在地を取り違えていた -
git worktree の sandbox: 書き込み許可リストが共有
.gitだけのはずがメインリポジトリのルート全体を覆っていた(hooks/とconfigは拒否)
PowerShell も worktree も使っていなければ影響はない。allow ルールで読み取り範囲を絞っているなら、v2.1.149 で塞がる穴が 3 つ。
find がホスト全体を巻き込む不具合
Bash ツールで巨大なディレクトリツリーに find を投げると、macOS のファイル/vnode テーブルを使い切ってホストごと落ちることがありました。v2.1.149 で修正済み。深い階層を雑に検索すると踏みやすかった不具合です。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| v2.1.149 | 機能 | Markdown タスクリスト |
- [ ] / - [x] をチェックボックスとして描画。黒丸ではなくなった |
| v2.1.149 | 機能 |
/diff キーボード操作 |
詳細ビューを矢印・j/k・PgUp/PgDn・Space・Home/End でスクロール |
| v2.1.149 | 機能 |
/feedback 改善 |
コンパクション前の会話も同梱。長セッション後半の問題を切り分けやすく |
| v2.1.149 | Enterprise | allowAllClaudeAiMcps |
claude.ai のクラウド MCP コネクターを managed-mcp.json と併用してロードする管理設定 |
| v2.1.149 | 改善 | PowerShell allow ルール |
PowerShell(dotnet.exe build *) 等の前方一致/ワイルドカードがネイティブ実行ファイルを事前承認するように |
| v2.1.150 | 内部 | インフラ改善 | ユーザー向けの変更なし |
その他のバグ修正(v2.1.149)
- managed-settings の承認ダイアログを起動時に承認すると、ターミナルが固まったままになる
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/ultraplanとリモートセッション作成が、未コミット変更が実質ない作業ツリーで「Could not capture uncommitted changes」と失敗する -
otelHeadersHelperのスクリプトパスにスペースが含まれると無言で失敗する(失敗は/doctorとデバッグログに出るように) - thinking スピナーがツール呼び出しをまたいで琥珀色のままになる
- 折りたたまれた Bash 出力で、短い行が多いと隠れ行数を誤って表示する
- スラッシュコマンドの引数ヒントが、入力欄からあふれると末尾の入力文字を欠く
- frontmatter の
name:がディレクトリ名と異なる skill を Tab 補完した後、引数ヒントと候補が出ない - ステータスバーが skill/agent の
effort:ではなくベースラインの/effortを表示する - Ctrl+O のトランスクリプト表示が、開いた瞬間で止まり新着メッセージを追わない
- 履歴から呼び戻したプロンプトを編集後、矢印でさらに上下移動すると編集が失われる
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/configの終了サマリーが、無関係な設定を切り替えた際に auto-compact とテーマの幻の変更を報告する -
/insightsが、キャッシュされた session-meta にオプションフィールドが欠けるとクラッシュする - 不正な PowerShell / History ツール呼び出し(入力欠落)が、トランスクリプト折りたたみで read と誤分類される
- claude.ai やモバイルアプリからリモート制御セッションをリネームしても、
claude --resumeのローカルセッション名が更新されない - 送信直後のプロンプトが上矢印履歴に二重表示される競合
- フルスクリーンで「Jump to bottom」ピルをタップしても即座に消えない
まとめ
v2.1.149 は機能追加と権限まわりの修正が同じ日にまとまって入った。日々の体験に効くのは /usage の内訳表示、運用に効くのは権限バイパス 3 件の修正です。v2.1.150 は内部改善のみなので、v2.1.149 を取り込めていれば追う必要はありません。