Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.203 はバックグラウンドエージェント絡みの修正が大半を占める安定化リリース。中でも、シェルで export した ANTHROPIC_BASE_URL が無視され、API キーが既定エンドポイントに飛んで 401 になるバグは、プロキシや自前ゲートウェイ経由の人ほど影響が大きい。macOS で起動・切替が 15〜20 秒固まる問題(2.1.196 のリグレッション)も直りました。
今回の注目ポイント
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ANTHROPIC_BASE_URLが落ちて API キーが既定エンドポイントへ:バックグラウンド/エージェントビューでシェル export の環境変数が無視され、401 で失敗していた (v2.1.203) - macOS の 15〜20 秒フリーズが解消:誤ったメモリ不足検知でバックグラウンドセッションの起動・切替が停止。2.1.196 のリグレッション (v2.1.203)
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サブエージェントの作業が引き継がれる:
claude agentsに戻ると実行中サブエージェントが黙って止まり、プロンプトを最初からやり直していた (v2.1.203) -
Dynamic workflow size 設定を追加:
/configで動的ワークフローの規模(small/medium/large)を指定。強制上限ではなく目安 (v2.1.202) - スキル再読み込みの指示二重化を修正:読み込み済みスキルを再呼び出しすると、指示のコピーがコンテキストに追加されていた (v2.1.202)
- バイナリと起動メモリを各 7 MB 削減:大きな同梱依存を遅延ロードに切り替え (v2.1.203)
export した ANTHROPIC_BASE_URL が消える問題
ANTHROPIC_BASE_URL をシェルで export して、社内プロキシや自前ゲートウェイに向けている構成は珍しくない。ところが v2.1.203 以前は、バックグラウンドセッションとエージェントビューのセッションがこの変数を落としていた。
行き先は既定の API エンドポイント。そこへ API キーがそのまま送られ、401 で弾かれる。単に動かないのではなく、キーが意図しない宛先へ届く点が実害。
ANTHROPIC_BASE_URL をシェルの export で渡している人は、v2.1.203 へ上げてからバックグラウンド実行を試してください。プロキシ経由のはずのリクエストが既定エンドポイントに届いていないか、ゲートウェイ側のログで確認しておくと安全。
バックグラウンドエージェントの安定化
対象読者: claude agents やバックグラウンド実行、ワークツリー分離を業務で回している人。
2.1.203 はこの領域だけで 20 件超を修正。実運用で刺さる主なものは次の通り。
- macOS の起動・切替フリーズ: 誤ったメモリ不足検知で 15〜20 秒停止していた(2.1.196 のリグレッション)
- セッションの自動復旧: デーモンのセッショントークンが古くなると attach・返信・stop すべてに無反応だったのが、自動で復帰する
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サブエージェントの作業引き継ぎ:
claude agentsに戻ると実行中サブエージェントが停止し、プロンプトを最初からやり直していた - ワークツリー分離の徹底: 分離したサブエージェントが親チェックアウトでコマンドを実行したり、多リポジトリ構成でネストした repo の分離に失敗する不具合を修正
- クラッシュループの排除: 作業ディレクトリが削除・置換されたバックグラウンドエージェントが無限クラッシュせず、明確なエラーで一度だけ落ちる
TaskStop / TaskOutput が別エージェント発のバックグラウンドエージェントを見つけられなかった不具合も直り、失敗時は実行中エージェントを id と説明で列挙するようになりました。
2.1.202 の周辺改善
/config に「Dynamic workflow size」設定が入り、動的ワークフローの規模を small / medium / large で指定できる。エージェント数の上限を強制するものではなく、Claude が生成する規模の目安。
もう一つ効くのが、スキルの二重読み込み修正。読み込み済みのスキルを再度呼び出すと、その指示文のコピーがコンテキストへ丸ごと追加されていた。長いセッションでコンテキストを圧迫していた原因の一つ。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| 2.1.203 | UI | 手動許可モードにグレーの ⏸ バッジ | フッターで現在のモードが常時見える |
| 2.1.203 | 認証 | ログイン期限切れ前に警告 | バックグラウンド中断前に再認証できる |
| 2.1.203 | MCP | 追加の作業ディレクトリを roots/list に反映 |
変更時に notifications/roots/list_changed を送信 |
| 2.1.203 | パフォーマンス | コンテキスト使用量表示の再解析を廃止 | 毎ターン全トランスクリプトを解析していたメモリ/CPU 悪化を修正 |
| 2.1.203 | 挙動 | 左矢印でビューを閉じない | 背景タスク・diff・ワークフロー詳細は Esc で閉じる |
| 2.1.202 | ネットワーク | ダウンロードの自動リトライ | プロキシ切断時に「aborted」で即失敗しない |
| 2.1.202 | Remote Control | 権限モード表示の修正 | モバイル/Web で誤ったモードが出ていた |
| 2.1.202 | レビュー |
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まとめ
2.1.203 はバックグラウンドエージェントの信頼性を底上げする修正が中心。ANTHROPIC_BASE_URL の取りこぼしや macOS の 15〜20 秒フリーズなど、実運用で刺さっていた不具合が並ぶ。常用しているなら、更新で無反応・フリーズ・作業消失といった詰まりどころが一通り消える。