Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
auto mode が、頼んでいない破棄系コマンドを実行前に止めるようになりました。v2.1.183 で git reset --hard や git clean -fd の暴発がブロックされます。設定を変えなくても効くので、auto mode を回している人ほど挙動が変わります。
今回の注目ポイント
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破棄系コマンドの自動ブロック —
git reset --hardやterraform destroyを、明示的に頼んでいなければ auto mode が止める (v2.1.183) -
/config key=value構文 — プロンプトから/config thinking=falseのように任意の設定を変えられる (v2.1.181) - 非推奨モデルの警告 — 要求したモデルが廃止・自動更新されたら stderr へ警告。エージェント frontmatter のモデル指定も対象 (v2.1.183)
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CLAUDE_CLIENT_PRESENCE_FILE— マシンの前にいる間はモバイルのプッシュ通知を抑制する (v2.1.181) -
prompt caching の取りこぼし修正 — カスタム
ANTHROPIC_BASE_URLと Foundry でキャッシュが読まれていなかった (v2.1.181) -
/configのトグル挙動変更 — Esc が破棄ではなく保存して閉じるように。Enter / Space どちらでも設定が変わる (v2.1.183)
auto mode が破棄系コマンドを止める
対象読者: auto mode で Claude Code に手を離して作業させている人。
v2.1.183 で、auto mode が破棄系コマンドを実行する条件が厳しくなりました。ブロック対象はこうなっています。
- 破棄系 git:
git reset --hard/git checkout -- ./git clean -fd/git stash dropは、ローカルの変更を捨ててと頼んでいない限りブロック -
git commit --amend: そのセッションでエージェント自身が作ったコミットでなければ拒否 - インフラ破棄:
terraform destroy/pulumi destroy/cdk destroyは、対象スタックを指定して頼んだときだけ通す
どれも「うっかり全消し」の典型パターン。auto mode は許可を求めずに進むぶん、この手のコマンドが一度走ると戻せません。実行前に弾くぶん、取り返しのつかない操作の事故が減ります。
自動化スクリプトで auto mode に git reset --hard を打たせていた場合、v2.1.183 以降はブロックされます。「ローカルの変更を破棄して」と意図を明示して渡す運用に切り替えてください。
/config がプロンプトから直接叩ける
/config thinking=false
/config --help
v2.1.181 で /config key=value 構文が入りました。interactive / -p / Remote Control のどこでも効きます。設定画面を開かずに、その場で 1 つだけ値を変えられる。
v2.1.183 で補助も追加。/config --help が key=value に使える shorthand キーの一覧を出します。トグル操作の挙動も変わって、Esc が「破棄して戻る」から「保存して閉じる」に。Enter と Space はどちらも選択中の設定を切り替えます。
カスタム BASE_URL で prompt caching が効いていなかった
ANTHROPIC_BASE_URL を独自に差し替えている環境と Foundry で、prompt caching が読み込まれていませんでした。原因は、リクエストごとに毎ターン変わる attestation トークン。v2.1.181 で修正済みです。
社内プロキシなどで ANTHROPIC_BASE_URL を差し替えている場合、v2.1.181 より前はキャッシュが毎ターン素通りで、入力トークンを余計に消費していました。心当たりがあれば更新してください。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| v2.1.183 | 新機能 | attribution.sessionUrl |
commit / PR から claude.ai のセッションリンクを省略できる |
| v2.1.183 | 修正 | WebSearch | サブエージェント内で空の結果を返していたのを修正 |
| v2.1.183 | 修正 | thinking.disabled.display |
サブエージェント生成時の 400 エラーを修正 |
| v2.1.183 | 変更 | 起動ログ | ロゴ下の "setup issues" 行を削除。/doctor で確認する形に |
| v2.1.181 | 改善 | Bun ランタイム | バンドルする Bun を 1.4 に更新 |
| v2.1.181 | 改善 | ストリーミング | 長い段落が改行待ちせず行単位で表示される |
| v2.1.181 | 修正 | Write / Edit | ネットワークドライブで 0 バイト・切り詰めファイルが生成される問題を修正 |
| v2.1.181 | 修正 | macOS error -600 |
open / osascript / ブラウザ認証の失敗を Apple Events entitlement 追加で解消 |
| v2.1.181 | 修正 | 起動 | 約 120ms の起動 regression (v2.1.169 で混入) を修正 |
まとめ
今回の核は auto mode の破棄系ブロック。頼んでいない破壊的操作が走らなくなったぶん、auto mode をもう一歩任せやすくなりました。設定変更をプロンプトから直接打てる範囲も、/config key=value を含めてこの2バージョンで広がっています。