Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.205 で自動モードの安全策がまとめて入りました。セッション記録の改ざん禁止、解決できない変数への rm -rf 確認、通知への「人間の承認なし」明記。確認プロンプトを切って回している人ほど、この版で挙動が変わります。
今回の注目ポイント
- transcript 改ざんを自動モードが禁止 - セッション記録ファイルの書き換えをルールでブロック (v2.1.205)
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未解決変数への
rm -rfを実行前に確認 - 中身を文脈から特定できない変数は消す前に止まる (v2.1.205) - バックグラウンド通知が「人間の承認なし」を明記 - transcript に埋め込まれた偽装承認を実行させない (v2.1.205)
- 自動更新のメモリを約400MB削減 - バイナリのダウンロードをメモリ保持からディスクへのストリームに変更 (v2.1.205)
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/doctorが総合セットアップ点検に - 問題の診断から修正まで担い、/checkupがエイリアス (v2.1.205) -
--json-schemaの無効スキーマ握り潰しを修正 - 無効時に黙って非構造化出力へ戻していたのを是正 (v2.1.205)
自動モードが止まる条件が増えた
対象読者: --dangerously-skip-permissions やバックグラウンドエージェントで、確認を挟まず走らせている人。
自動モードが自分の判断で危険側に倒れる経路が、まとめてふさがれた。
セッション記録ファイルの改ざんは、自動モードのルールで禁止された。エージェントが自分の transcript を書き換えて履歴を作り替える、という動きが通らなくなる。rm -rf にもガードが付いた。中身を文脈から特定できない変数のまま rm -rf に進もうとすると、実行前に確認が入る。空の変数で想定外のパスを根こそぎ消す事故を止める狙い。
通知も変わった。バックグラウンドタスクの通知が「人間の承認は発生していない」と明示するようになった。
transcript に承認済みと書き込んでおけば自動モードがそれを既成事実として扱う、という抜け道があった。偽装された承認を実行の根拠にしないための変更。信頼できないコードを自動モードで開くなら、この版に上げてから。
--json-schema が無効スキーマを黙って呑んでいた
claude -p --json-schema で構造化出力を受け取るとき、渡したスキーマが無効だと出力が黙って非構造化テキストへ戻っていた。パースする側は構造化前提なので、気づかないまま壊れたデータを掴む。v2.1.205 でこれが修正され、無効スキーマはエラーとして分かるようになりました。もう1つ、format キーワードを含むスキーマが弾かれる問題も直った。format を使った日付やメールのバリデーションが、そのまま通ります。
/doctor が総合点検コマンドになった
/doctor # セットアップ全体を診断し、直せるものは修正まで
/checkup # /doctor のエイリアス
設定やインストール状態の確認が /doctor に集約された。問題を見つけるだけでなく、直せるものはその場で修正するところまで踏み込みます。/checkup は同じコマンドの別名。どちらのコマンド名でも同じ点検が走る。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| v2.1.205 | エージェント表示 | 状態を色付きワード+要約で表示 |
claude agents の各行が生のツール呼び出しでなく状態語と分類済み見出しを表示。ブロック中は要求内容も出す |
| v2.1.205 | エージェント表示 | 既存 PR への操作をリンク | 編集・マージ・コメント・push した PR を claude agents が紐付け |
| v2.1.205 | 修正 |
--max-turns 到達時のメッセージ消失 |
Claude 作業中に送ったメッセージが上限打ち切りで無言のまま消えていたのを修正 |
| v2.1.205 | 修正 (Windows) | worktree 削除が外部ファイルを巻き込む | NTFS ジャンクションやディレクトリシンボリックリンク経由で worktree 外を消していたのを修正 |
| v2.1.205 | MCP |
Claude Browser 名を予約 |
Desktop ペイン改名に備え、ユーザー定義 MCP が Claude Browser / Claude Preview を名乗れなくなる |
| v2.1.205 | MCP |
add-from-claude-desktop のスタック解消 |
サーバー名に非対応文字があると停止していたのを、無効名を報告し残りは取り込むよう修正 |
| v2.1.205 | 修正 | project verify skill の無駄な再生成 | 毎セッション書き換えていたのを、記録済みコマンドが変わった時だけに |
| v2.1.204 | 修正 | headless の SessionStart hook | hook イベントが流れずリモートワーカーが hook 途中で idle 回収される問題を修正 |
まとめ
v2.1.205 の中心は自動モードの安全側への寄せ方。transcript 改ざん・偽装承認・未解決変数の rm -rf と、エージェントを無人で走らせる前提の穴が一気に埋まった。自動更新のメモリ 400MB 削減と /doctor の総合点検化は、更新時のフットプリントと初期診断に効きます。