Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
availableModels でモデルを縛る組織に一番効くリリース。v2.1.175 で allowlist が Default モデルにも適用され、v2.1.176 では ANTHROPIC_DEFAULT_*_MODEL 環境変数による抜け道も塞がりました。availableModels に書いたモデル以外は、Default でも環境変数でも選ばれなくなります。
今回の注目ポイント
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enforceAvailableModelsで Default モデルまで制限 - managed settings で有効にすると allowlist が Default の解決先にも効く (v2.1.175) -
環境変数によるモデル迂回を封鎖 -
ANTHROPIC_DEFAULT_*_MODELでブロック対象モデルへ逃がせなくなった (v2.1.176) -
/modelpicker が Default の解決先を表示 - プラン別に Opus / Sonnet が独立した行で並ぶ (v2.1.174) -
セッションタイトルが会話の言語で生成 -
language設定で言語を固定できる (v2.1.176) -
hook の
if条件がファイルパスで正しくマッチ -Edit(src/**)やRead(.env)が効くように (v2.1.176) -
footerLinksRegexesでフッターにリンクバッジ - 正規表現マッチでフッター行にバッジを足せる (v2.1.176)
availableModels で縛ったはずのモデルが、抜けていた
availableModels の allowlist で縛ったつもりでも、Default モデルと環境変数の 2 経路が素通りしていました。174 から 176 にかけて、その両方が順に塞がれます。
v2.1.175 で追加された enforceAvailableModels は managed setting。有効にすると allowlist が Default モデルにも効き、Default が許可外のモデルに解決される場合は先頭の許可モデルにフォールバックします。user / project settings から managed の allowlist を広げることもできなくなりました。
v2.1.176 はさらに環境変数の経路を塞ぎます。ANTHROPIC_DEFAULT_*_MODEL で alias のモデル選択をブロック対象へリダイレクトできなくなり、/fast も allowlist 外のモデルへ切り替わる場面ではトグルを拒否します。
availableModels を managed settings で配っている組織は、v2.1.175 以降で挙動が変わります。ANTHROPIC_DEFAULT_OPUS_MODEL などで allowlist 外のモデルを指していた CI やスクリプトは v2.1.176 で弾かれるので、アップデート前に迂回設定の有無を確認してください。
表示側も 174 で追いつきました。/model のリストが Default の解決先モデルファミリーを隠していた問題が直り、Max / Team Premium / Enterprise では Opus、Pro / Team では Sonnet、従量課金の API アカウントでは Opus が、それぞれ独立した行で表示されます。
hook の if 条件が、ファイルパスで効くようになった
v2.1.176 で、hook の if 条件に書いたファイルパスのパターンが正しくマッチするようになりました。対象は Read / Edit / Write。
Edit(src/**)
Read(~/.ssh/**)
Read(.env)
どれも公式ドキュメントに載っている書き方ですが、実際にはマッチしていませんでした。修正後は「.env を読もうとしたら hook で止める」「src 配下の編集でだけフックを走らせる」といったガードが、書いた通りに動きます。
セッションタイトルが会話の言語で付く
v2.1.176 から、セッションタイトルが会話の言語で生成されます。日本語でやり取りしていれば、タイトルも日本語。
特定の言語に固定したいときは language 設定で指定します。英語と日本語を行き来するプロジェクトでも、タイトル一覧の言語が揃います。
その他の変更
| バージョン | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| v2.1.176 | Bedrock | 認証情報キャッシュの延長 |
awsCredentialExport の認証情報を固定1時間でなく Expiration までキャッシュ |
| v2.1.176 | モデル | auto モードの Opus フォールバック | Opus 4.8 が無効な組織で auto が Fable 5 に失敗せず、利用可能な最良の Opus に切り替え |
| v2.1.174 | 操作性 |
wheelScrollAccelerationEnabled を追加 |
フルスクリーンでマウスホイールのスクロール加速を無効化できる |
| v2.1.174 | VSCode |
/usage に使用量の内訳を追加 |
キャッシュミス・長コンテキスト・サブエージェント・skill / agent / MCP 別を 24h / 7d で表示 |
| v2.1.174 | 内部 | skill ホットリロードの差分送信 | skill が1つ変わったとき、全リストでなく変更分だけ再通知 |
| v2.1.173 | モデル | Fable 5 の [1m] サフィックス正規化 |
1M コンテキストが標準のため [1m] を自動で除去 |
まとめ
173 から 176 の主役は availableModels の締め直し。allowlist を managed settings で配っている組織ほど、Default モデルと環境変数の両面で挙動が変わります。