Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
4バージョンぶんの変更を一気に振り返ります。/usage への統合や /config の永続化など、運用に直結する更新がまとまって入りました。
今回の注目ポイント
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/config設定の永続化 (v2.1.119) - settings.json にオーバーライド優先順位つきで保存される -
/costと/statsの/usage統合 (v2.1.118) - コスト・トークン情報が一箇所に集約 -
vim visual mode (v2.1.118) -
v/Vで範囲選択が可能に -
/resume大規模セッションの高速化 (v2.1.116) - 40MB超で最大67%改善 - デフォルト effort が high に昇格 (v2.1.117) - 推論レベルの初期値が底上げ
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/ultrareviewが GitLab/Bitbucket/GHE に対応 (v2.1.119) - PR URL からのレビュー対象が広がる
/config 設定がついに永続化された
対象読者: /config で変更した設定が再起動で戻る挙動に不満があった人
v2.1.119 で入った変更。/config で変更した設定が ~/.claude/settings.json に永続化されます。既存の設定階層に組み込まれる形。
優先順位は以下の通り。
- ポリシー (managed settings)
- プロジェクト (
.claude/settings.json) - ユーザー (
~/.claude/settings.json) - ローカル (
~/.claude/settings.local.json)
要は、CLI でチューニングした値がそのまま永続化先にマージされます。「設定してもすぐ忘れる」という長年の違和感が解消される変更です。
/config
# 設定を変更
# settings.json に反映されている
cat ~/.claude/settings.json
チーム配布で厳格に固定したい値は、これまで通りポリシー層に書いてください。/config で上書きされません。
/cost と /stats が /usage に統合
対象読者: 日常的にコスト・トークン使用量を確認している人
v2.1.118 で /cost と /stats が /usage にまとめられました。コストもトークン統計も一箇所で見える形に。
/usage
v2.1.116 で Usage タブ表示の改善、v2.1.119 でプログレスバー重複修正も入り、表示面もあわせて整備されています。既存の /cost / /stats エイリアスは段階的廃止の想定。
/resume が 40MB+ で最大 67% 高速化
対象読者: 長いセッションを頻繁に resume する人、大きなコードベースで作業する人
v2.1.116 で /resume の大規模セッション処理が最適化されました。40MB 以上のセッションファイルで最大 67% の速度改善。
以前は長セッションを resume するたびに数十秒待たされましたが、これが顕著に短くなります。あわせて v2.1.117 で大規模セッション要約の提案が入り、シェルをまたいだセッション継続も現実的に。
/resume
# 以前より体感でわかるほど速い
その他の変更
| ver | カテゴリ | 変更点 | 概要 |
|---|---|---|---|
| 2.1.119 | hook |
duration_ms を含める |
ツール実行時間が可視化 |
| 2.1.119 | PR |
--from-pr が GitLab/Bitbucket/GHE 対応 |
マルチプラットフォーム対応 |
| 2.1.119 | MCP | サーバー再設定を並列化 | 大量 MCP で速くなる |
| 2.1.119 | config |
prUrlTemplate / CLAUDE_CODE_HIDE_CWD 追加 |
カスタマイズ性向上 |
| 2.1.118 | theme |
/theme でカスタムテーマ作成 |
好みに合わせた配色 |
| 2.1.118 | hook |
type: "mcp_tool" で MCP 呼び出し |
フックの表現力向上 |
| 2.1.118 | env |
DISABLE_UPDATES 追加 |
自動更新を抑止できる |
| 2.1.118 | WSL | Windows 側管理設定を継承 | 二重管理不要 |
| 2.1.117 | effort | デフォルトを high に | Opus 4.7 と整合 |
| 2.1.117 | MCP | 並列接続がデフォルト | 起動が速くなる |
| 2.1.117 | subagent |
CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=1 で fork 有効 |
実験的 |
| 2.1.117 | model |
/model 選択を再起動後も永続 |
環境移行時に便利 |
| 2.1.116 | MCP | startup 速度が向上 | 立ち上げが速い |
| 2.1.116 | UI | フルスクリーンのスクロール改善 | 読みやすさ向上 |
| 2.1.116 | CDN | 新しい CDN に移行 | 通信経路の最適化 |
| 2.1.116 | Bash | GitHub API rate limit でヒント表示 | 詰まったときに気づく |
細かなバグ修正(クリックで展開)
- CRLF ペーストの改行問題 (v2.1.119)
- kitty キーボードプロトコルの複数行ペースト (v2.1.119)
- ネイティブビルドで Bash 拒否時に Glob/Grep が消える (v2.1.119)
- Opus 4.7 コンテキスト計算 (v2.1.117)
- WebFetch の大規模 HTML ページ処理 (v2.1.117)
-
/resumeで大きなセッションファイルが空になる (v2.1.116) -
/branchが 50MB 超のトランスクリプトを拒否 (v2.1.116) - VS Code 統合ターミナルのレンダリング (v2.1.116)
- Devanagari スクリプトの列配置 (v2.1.116)
- plan 受け入れダイアログ (v2.1.118)
- OAuth トークン更新時のロック処理 (v2.1.118)
- subagent の cwd 復元 (v2.1.118)
- 他多数
まとめ
v2.1.116〜2.1.119 は /usage 統合と /config 永続化が象徴的な4本。UIの整理が進みつつ、モデル側は effort 底上げと MCP 並列化で地力が上がっています。破壊的変更は少ないので、素直に最新版へ。