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Twilioで開発を始める前に知っておくこと(ポイント編)


はじめに

みなさん、こんにちは。

Twilioエバンジェリストの高橋です。

今回は、これからTwilioを使う方(使い始めている方にも)に知っておいてほしい、ポイントについて説明します。

Twilioは有料のサービスなので、お金周りは事前によく理解しておいてくださいね。


ポイントについて

Twilioの課金は、原則としてポイントで行われます。原則と書いたのは、一部請求書払い(後払い請求)もできるからです。ただし、後払い請求をするためには、合意書の締結や与信審査が必要となるので、カード決済がどうしてもできない場合は、別途営業にご相談ください。

ではまず、どのようなときに課金が必要になるかを説明していきます。

Twilioのサインアップで作成したトライアルアカウントには一定額のポイントが付与されているので、そのポイントがなくなるまでは課金はしなくてもご利用いただけます。

しかし、ポイントが0以下になるとアカウントはサスペンドされるので、ここで初めて課金が必要になります。課金をするためには、支払い情報(カード情報)を登録していただくのですが、この作業をTwilioではアップグレードと呼んでいます(もちろん、トライアルで残高が残っていてもアップグレードは可能です)。

アップグレードには、課金をするという目的だけでなく、トライアルアカウントの制限事項を解除するという目的もあります(制限事項について詳しく知りたい方は、こちらの記事も御覧ください)。


アップグレード

トライアルアカウントをアップグレードするには、以下の手順を行う必要があります。アップグレードするためには、カード情報もしくはPayPalのアカウントが必要となります。


  • 管理コンソールにログインします。

  • Dashboardメニューのアップグレードを選択します。

    スクリーンショット 2019-03-08 15.21.29.png


  • 支払い情報を登録します。説明書きにもある通り、現在クレジットカードとして登録が可能なものは、VISAMASTERのみです。JCBやAMEXなどをご利用頂く場合は、PayPal経由でお願いいたします。また、クレジット機能の付与されていないデビットカードや、プリペイド型のカードはご利用いただけません。

    AccountUpgrade.png



  • 入力が必須なのは、以下の項目となります。


    • クレジットカード番号(ハイフンなし)

    • 期限

    • CVV(カードの裏に書かれている3桁の数字)

    • 所有者名(ローマ字)

    • 住所(英語表記にしないとエラーになりますので注意してください

    • 郵便番号

    • COUNTRY(通常はJapan)



  • 追加するポイントを、2,000円分(2,000ポイント)〜200,000円分(200,000ポイント)まで、1,000ポイント刻みで指定します。


  • 最後にアカウントをアップグレードするボタンを押します。



領収書の発行

ポイント購入に関する領収書は、以下の手順で発行することができます。


  • 管理コンソールにログインします。


  • Dashboardメニューの請求から、支払履歴を選択します。

  • 支払記録の右側に、印刷可能な領収書をダウンロードというリンクがあるので、そちらを選択します。

    支払履歴.png


  • A4サイズのPDF形式の領収書が表示されるので、ダウンロードもしくは印刷してください。



ポイントはいつ消費されるのか

ポイントの消費タイミングはサービス品目によって異なります。ここでは代表的なものをご紹介します。


電話番号

電話番号を購入したタイミングで、その番号の費用が引かれます。たとえば日本の050番号を購入した場合、108ポイントが購入完了時に引かれます。電話番号はリリースしない限り課金の対象となるので、翌月同日に同じ金額分がポイントから減算されます。

ポイントが0になっても毎月の課金は継続しますので、必然的にポイントはどんどんマイナスになっていきます。0以下になった時点でアカウント自体はサスペンドしますから電話の受発信はできませんが、番号を保有している間は課金は継続するので注意してください。


音声通話料(発信、着信)

Twilioで電話発信をしたり、Twilioの番号に着信した場合のポイントは、通話終了時に減算されます。たとえば、携帯電話宛にTwilioから10分間発信をした場合、16.2円×10分=162円分のポイント(162ポイント)が通話終了時に減算されます。通話終了時に通話分のポイントが残っていなかった場合は、ポイントはマイナスになり、その時点でアカウントがサスペンドします。


音声認識、音声合成利用料

Twilioでは、IVR機能に音声認識エンジンが利用できます。音声認識エンジンは15秒単位で3円ですので、たとえば20秒間の音声を認識すると、6円分が通話終了時に減算されます。

同じく、音声合成エンジンとしてPollyを利用した場合、音声を生成した文字数によって課金が発生します(0.12円/100文字)。こちらも通話終了時に減算されます。なお、音声合成時に句読点も一文字としてカウントされます。


SMS送受信料

TwilioのSMSは国際SMSという仕組みで送信されるため、実際に国内の事業者経由でユーザーに届くまでには、さまざまな事業者を経由します。稀に途中の事業者でメッセージがブロックされたりすることで、発信はされているのにもかかわらず届かないという事象が発生します(SMS未達)。

SMS送信時におけるポイントの減算タイミングは、Twilioの設備からメッセージが送信された時となります。すなわち、SMS未達となった場合も、ポイントは減算されるので注意してください。

逆に、SMS受信時については、Twilioの設備にメッセージが届いた時がポイント減算タイミングとなります。


通話録音

Twilioで通話を録音した場合、0.375円/分が録音費用として発生します。これは通話終了時にポイントから減算されます。

録音データはTwilio上に保存されます。このデータは、ユーザーが明示的に削除しない限り、Twilioのストレージ内に保存されるため、録音費用とは別に、ストレージ利用料がかかります。具体的には、月に10,000分までは無料、それを超えると1分あたり0.1円分のストレージ利用料がかかります。これは、一ヶ月間の平均データをもとに算出され、月末にまとめてポイントから引かれます。


サスペンドされないようにするには

このように、ポイントは都度減算されるものや、月に1回減算されるものなどいろいろあります。商用サービスを行っている場合、予期せぬタイミングでポイントが0を下回ってしまい、サービスが止まってしまわないようにしないといけません。

アカウントがサスペンドしてしまった時や、ポイントが少なくなった場合にはアラートメールが発行されます。誰にメールが届くかは、こちらの記事を御覧ください。

ただ、メールが届いてから対応したのでは、タイミング的に間に合わなかったりするので、Twilioには以下のような便利な機能が用意されています。


オートチャージ

ポイントが指定したしきい値を下回った場合、予め設定した額まで自動的にポイントをチャージする機能をオートチャージといいます。

たとえば、「ポイントが2,000を下回ったら、5,000までチャージする」というような設定をすることで、ポイントが1,950になったら、3,050ポイント分を自動で購入します。オートチャージを利用するためには、支払い情報として決済用のカード情報を登録しておく必要があります(通常は最初にアップグレードしたカード情報が登録されています)。

あまり細かい単位でオートチャージが発生するように設定してしまうと、カード会社側の不正アクセス検知システムに引っかかってしまい、限度額以内でもカード決済に失敗することがあります。カード決済については、成功しても失敗してもメールが届きます。

もしカード限度額以内にもかかわらずカード決済に失敗するようであれば、お手数ですがサポートまでご連絡ください。こちらで分かる範囲で原因をお調べいたします。


バックアップカード

オートチャージを設定していても、たとえばカードの有効期限がきれてしまっていたり、カードの決済限度額を超えてしまっている場合、オートチャージが失敗します。そのようなときのために、支払い情報(カード情報)を複数設定しておくことができます。複数設定したカードには、プライマリとバックアップを設定することができ、オートチャージはプライマリから実行されます。


まとめ


  • トライアルアカウントでは一定額のポイントが予め付与されています(アップグレード時に残高が残っていた場合は、そのポイントは引き継がれます)。

  • ポイントが0を下回るとアカウントはサスペンドされ、ポイントをプラスに復活しなくては継続して利用することはできません。

  • ポイントの消費タイミングはサービスによって異なります。

  • サスペンドされないようにするために、オートチャージやバックアップカードをうまく利用してください。



Twilio(トゥイリオ)とは

https://twilio.kddi-web.com

Twilioは音声通話、メッセージング(SMS/チャット)、ビデオなどの 様々なコミュニケーション手段をアプリケーションやビジネスへ容易に組み込むことのできるクラウドAPIサービスです。初期費用不要な従量課金制で、各種開発言語に対応しているため、多くのハッカソンイベントやスタートアップなどにも、ご利用いただいております。