いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
今回、社内イベントでコミュニティ活動に関するテーマでLT発表を行いました。
そのうえで、社内にコミュニティ文化をいい感じに伝えるために何を行えばいいのか整理したほうがいいと思ったため、言語化の一環として記事を執筆しました。
技術的な要素は一切ございませんのであしからず
目次
- 対象読者
- ゴール
- 私が考えるポイント
- 自分の視点"以外"で伝えていく
- なぜ"コミュニティ活動が必要なのか"を言語化する
- 参加予備軍⇒参加者へアップデートしていく
- コミュニティ文化を伝えることの弊害
- まとめ
対象読者
次のような課題を抱えている方に本記事をお役立ていただければ幸いです。
- 社内にコミュニティ文化を醸成・発展させていきたいと思っている方
- 社内勉強会などを企画・実行しているが興味がある人を集められない
- コミュニティ文化醸成に関するリスクを考えたい方
ゴール
次のような視点を読者の方に持ってもらうことをゴールとしています。
- 社内へ"コミュニティ文化を持ち込んでいく"ための大枠を理解する
- コミュニティ文化を持ち込むうえで考慮しなくてはいけないリスクを理解する
- 1人でもコミュニティ運営を行っていきたい・参加していきたいと思う人を増やす
私が考えるポイント
ポイントとして様々あるかと思いますが、社内向けであれば以下3点に集約されるかと思います。
自分の視点"以外"で伝えていく
コミュニティイベントに参加して自身が熱狂したことをそのまま相手に伝えてもなかなか伝わらないと思います。(個人的に熱狂を共感しあうのが理想なのですが)
そのうえで、対象者(=聞き手)が抱えている課題(友達作り、技術キャッチアップ、ナレッジ収集など)を要素分解したうえで、コミュニティ参加を通じて課題をどのように解決していけるかを伝えていったほうが良いと思います。
個人的に以下手段が良いのではないかなぁと思っています。
所属企業によってできること・できないことがあるかと思いますので、そのあたりは取捨選択する必要があると思います。
- 社内掲示板での社外イベントの情報発信
- イベントの存在を知ってもらうが一番大切なので社内掲示板を利用するのが一つの手かと思います
- 企業内でのイベントで紹介・LTを行ってみる
- 相手へ自身の考えを伝える手段としてLTは最良の手段だと思います
- 可能であればLTをあざとく利用するのが良いかと思います
- ハンズオン会などのイベントを開催してみる
- 知ってもらうよりハードルが高いですが、ハンズオンの元ネタとしてコミュニティの存在を伝えることで強く関心を引けるかと思います
なぜ"コミュニティ活動が必要なのか"を言語化する
意外と抜けがちなのが、社内でコミュニティ活動が本当に必要なのかといった観点を言語化することだと思います。
極端な例を言えば、所属社員が全員技術のプロ+社内でも団結は不要(=一匹狼でやっていけばいい)といった方針の企業であれば、コミュニティ活動を実装する必要はないと言えます。
また、個人的に他施策(採用、社員定着、業績評価など)と紐づけてコミュニティ活動を行っていくと、コミュニティ活動の目的が他施策の目的を達成するになってしまいます。もちろん、他施策の目的達成としてコミュニティ活動を利用することは否定しませんが、私個人の経験からうまく行った試しは少ないと思います。
補足すると、コミュニティ活動の副産物として採用者数増加、社員定着率改善といった例はあると思います。(実際に事例として取り上げている企業さんもあるので)
そのうえで、採用・社員定着などを行う目的でコミュニティ活動を行っても求めている効果は得られないと個人的は思っています。
参加予備軍⇒参加者へアップデートしていく
参加したいけど、外部イベントに参加するのが怖いといった社員は多くいると思います。
そういった考えを持っている人はきっかけさえ与えてしまえば強いパートナーになっていくと思います。
そのうえで、参加予備軍を参加者へアップデートさせる方法としてイベントへ一緒に参加する⇒強烈な感動体験・熱狂を体感するがあると思います。
私自身も、外部イベントでの熱狂を通じて、イベント登壇・アウトプット活動を主体的に行うようになったと認識しています。
コミュニティ文化を伝えることの弊害
コミュニティ文化を伝えることに弊害はないと思われがちかもしれませんが、人事視点で考えると、離職リスクが高くなるといったことがあると考えられます。
社内に閉じたコミュニティであれば、離職リスクは関係ないのではと思われるかもしれませんが、正直社内の人間だけだと伝えられる情報量が少なくなります。
その結果として、コミュニティ立ち上げたけど、うまくアクトしていないといった状態に陥ってしまいます。
そのため、外部コミュニティを有効活用するのは必須条件かと思いますが、外部コミュニティ参加⇒自社とのギャップ⇒離職のサイクルが発生する可能性があります。
正直、いち社員だけでどうにかなる問題ではないですが、協力的な人事担当がいるのであれば一緒にイベントに連れて行ってみるのも一つの手だと思います。
社外コミュニティ(特に技術系)の多くはNo Sale No Job、リクルーティング禁止のポリシーがあります。そのため、営業活動・採用活動をしそうな方には釘を刺しておく or そもそもお声がけしないといった対策が必要かと思います。
まとめ
言語化の一環としていろいろ書いてみましたが、正直、私の中でも最適解はないと思っています。ただ、最適解を出せる話かと言われたらそうではないと思いますので、常にPDCAサイクルを回していくことが大切だと思います。
そのうえで、一人でも多くコミュニティ活動の楽しさを知ってもらえればよいのかなぁと思っております。
参考サイト
最後までお読みいただきありがとうございました!