はじめに
Bashを使っていると、ターミナル操作をより効率的にするための設定が欲しくなることがありますよね。この記事では、私が日々使っている便利な.bashrc
設定を紹介します。これをコピーして使うだけで、作業効率がグッと上がるはずです!
.bashrc
とは?
.bashrc
は、Bashシェルが起動する際に読み込まれる設定ファイルです。このファイルにコマンドやエイリアス、環境変数を記述することで、ターミナルの動作をカスタマイズできます。
おすすめの.bashrc
設定例
以下は、私が愛用している.bashrc
の設定例です。適宜、自分の環境に合わせて調整してください。
# 色付きのプロンプト
PS1='\[\e[1;32m\]\u@\h:\w\$\[\e[0m\] '
# コマンド補完を強化する
if [ -f /etc/bash_completion ]; then
. /etc/bash_completion
fi
# コマンド履歴を拡張する
export HISTSIZE=10000 # 保存する履歴の数
export HISTFILESIZE=20000 # 履歴ファイルのサイズ
shopt -s histappend # 履歴を追記する
PROMPT_COMMAND='history -a'
# alias(短縮コマンド)を設定する
alias ll='ls -lh --color=auto'
alias la='ls -A'
alias l='ls -CF'
alias gs='git status'
alias ga='git add'
alias gc='git commit'
alias gp='git push'
# PATHを追加する
export PATH="$HOME/bin:$PATH"
# シンプルで便利な関数
mkcd() {
mkdir -p "$1" && cd "$1"
}
# Gitブランチをプロンプトに表示する
parse_git_branch() {
git branch 2>/dev/null | grep '*' | sed 's/* //'
}
PS1='\[\e[1;32m\]\u@\h:\w\[\e[1;33m\]$(parse_git_branch)\[\e[0m\]\$ '
# vimをデフォルトエディタに設定する
export EDITOR=vim
# ターミナルの動作を高速化する
bind 'set completion-ignore-case on'
bind 'set show-all-if-ambiguous on'
bind 'set bell-style none'
設定の解説
1. プロンプトのカスタマイズ
プロンプトに現在のユーザー、ホスト名、カレントディレクトリ、Gitブランチ名を表示する設定です。視覚的にわかりやすくなるのでおすすめです。
2. コマンド補完の強化
bash_completion
を有効にすると、より多くのコマンドの補完が使えるようになります。
3. 履歴の拡張
履歴の保存数を増やし、ターミナルを閉じても履歴が失われないようにしています。
4. エイリアス
よく使うコマンドを短縮形で登録することで、タイピングの手間を減らします。
5. PATHの設定
カスタムスクリプトやツールのディレクトリをPATH
に追加します。
6. 便利な関数
mkcd
は、ディレクトリを作成してその場で移動する便利な関数です。
7. ターミナル動作の高速化
補完時の大文字小文字の区別を無効化したり、ベル音をオフにしたりしています。
設定を反映させる方法
.bashrc
を編集した後は、以下のコマンドで変更を反映させましょう。
source ~/.bashrc
まとめ
この記事で紹介した設定を使えば、Bashの操作がより快適になるはずです。自分好みにカスタマイズしながら、さらに便利な環境を作ってみてください!
あなたのお気に入りの.bashrc
設定があれば、ぜひコメントで教えてください!