はじめに
今年のプロジェクトマネジメントのセミナーに参加してきたのでレポーティングしたいと思います。
前回分:https://qiita.com/mnoguchi/items/f86cc67ac752faa6bd4e
新時代を生き抜くPM ~攻めのPMに求められる思考・行動様式~
本日お伝えしたいこと
現代の技術基盤が急速に変化する中、プロジェクトマネジメント(PM)の仕事内容も大きく変わろうとしています。本セミナーでは、今後のPMに求められる役割、スキル、意識改革について考察します。
目次
- 社会を構成している基盤技術の急激変化
- 1.1 イノベーションの最前線
- 1.2 日本の現在地は?
- 1.3 日本のDXの進展状況
- 1.4 業界なき時代の競争戦略
- 1.5 最高峰の頭脳が安価に手に入る
- 1.6 ソフト開発のあらゆるフェーズを生成AIが支援
- 1.7 Sierの役割変化
- 1.8 「正解を出す力」に、もはや価値はない
- 守りのPM vs 攻めのPM
- 「守りのPM」の定義
- 「攻めのPM」の定義
- 攻めのPMに求められるマインドセット
- Key Success Factor
- 攻めのPMに求められる能力
- 「自分らしさ」を定義する
レポート
1. 社会を構成している基盤技術の急激変化
1.1 イノベーションの最前線
イノベーションの最前線では、技術の進化が加速しています。新しい技術が次々と登場し、それに伴いビジネスモデルや業務プロセスも変化しています。
1.2 日本の現在地は?
日本は技術革新の波に乗り遅れないよう取り組んでいますが、他国と比較してまだ改善の余地があります。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展状況を見ても、さらなる努力が必要です。
1.3 日本のDXの進展状況
日本のDXは進展していますが、まだ遅れを取っている部分もあります。特に企業文化や組織の壁が障害となることが多いです。
1.4 業界なき時代の競争戦略
業界の垣根が崩れつつある現代では、競争戦略も変化しています。異業種間での競争が激化し、従来のビジネスモデルが通用しなくなっています。
1.5 最高峰の頭脳が安価に手に入る
クラウドソーシングやAIの発展により、高度な知識やスキルを持つ人材が安価に利用できるようになっています。
1.6 ソフト開発のあらゆるフェーズを生成AIが支援
生成AIは、ソフトウェア開発の各フェーズを支援する役割を果たし、生産性を大幅に向上させます。
1.7 Sierの役割変化
システムインテグレーター(Sier)の役割も変化しています。従来のシステム開発から、DX推進やビジネス変革の支援へとシフトしています。
1.8 「正解を出す力」に、もはや価値はない
従来の「正解を出す力」だけではなく、変化する環境に適応し、新たな価値を創出する力が求められています。
2. 守りのPM vs 攻めのPM
「守りのPM」の定義
顧客から提示された要求事項に基づき、特定の成果の達成に向けて、コスト、納期、品質を確実に達成するPM。階層型、統制型の組織で有効なマネジメント。
「攻めのPM」の定義
顧客の潜在ニーズを理解し、問題を探し出し、顧客が事業目的を達成するための活動を推進するPM。ビジネスパートナーと深く連携し、ビジョンを提示しリーダーシップを発揮できること。「デジタルのもたらす新しいビジネス価値創出」をマネジメントできること。
3. 攻めのPMに求められるマインドセット
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お客様の最前線に立ち、デジタルビジネスを前へ進める
- 顧客の課題を解決するために積極的に関与し、ビジネスの最前線で行動します。
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顧客の要望通りにシステムを作るから、顧客の課題を解決するへ
- 顧客の要求を単に満たすのではなく、その背後にある課題を解決することに焦点を当てます。
4. Key Success Factor
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見て見ぬふりはしない。圧倒的当事者意識を持って動く
- 問題を見過ごさず、当事者意識を持って積極的に行動します。
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軽快なフットワークで企業・部署を横断する
- 迅速かつ柔軟に対応し、企業や部署を横断して活動します。
5. 攻めのPMに求められる能力
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問の設定力
- AIを「同僚」として活用し、人間としての視点を持ち続けること。
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決める力
- 意思決定は理性と感性の融合が重要です。
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リーダーシップ
- 変革を推進し、組織のビジョンを実現する能力。チームを鼓舞し、方向性を示す役割を担います。
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自分らしさに生きる力
- 自己認識を高め、自分に合ったリーダーシップスタイルを見つけることが重要です。
6. 「自分らしさ」を定義する
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自信を持って、自分らしいPMを見つける旅へ
- 具体的な目標を設定し、コーチや信頼できる同僚と共に自己成長を図ります。
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試して学ぶ
- 新しいリーダーシップの実践を試し、小さなプロジェクトを通じて能力を試します。
結論
新時代を生き抜くためのPMには、顧客の課題を解決し、新たなビジネス価値を創出する「攻めのPM」が求められます。
これには、柔軟な思考と行動様式、リーダーシップ、自分らしさの発揮が不可欠です。
今回のセミナーで学んだことを実践に活かし、変化に対応できるPMとして成長していけたら良いと感じました。