はじめに
今年のプロジェクトマネジメントのセミナーに参加してきたのでレポーティングしたいと思います。
テーマ
DX? AI? まず押さえておきたい原則とは何かを考える
目次
- 上手くいかないDX vs 上手くいっているDX
- 大きな変化を導入する時に不可欠なこと
- PMIの提唱しているもの--変革に有効な枠組み
- 展開に必要な人材とは?
- で、どうする?
- どうすれば、『良いチーム』が作れるか?
1. 上手くいかないDX vs 上手くいっているDX
DX(デジタルトランスフォーメーション)の成功と失敗の要因について議論が行われました。
上手くいかないDXの原因としては、以下の点が挙げられました:
- ポートフォリオマネジメントができる人材の不足
- プロセス改善のみでは売上が伸びないこと
- コストカットや合理化だけでは限界があること
一方、成功するDXには次の要素が重要です:
- 生産性を上げること
- 顧客中心のアプローチ
- 市場動向と競合分析
- 設備投資への積極的な投資
2. 大きな変化を導入する時に不可欠なこと
大きな変化を導入する際には、以下の要素が不可欠です:
- 適切な実績のあるマネジメントフレームワークの適用
- フレームワークを実践できる人材の育成
- 個人が小規模で実践することで経験を積み、その経験を基にビジネスへの適用を目指す
3. PMIの提唱しているもの--変革に有効な枠組み
PMI(プロジェクトマネジメント協会)の提唱するフレームワークは、変革を効果的に進めるためのツールとして有用です。
しかし、フレームワークを適用するだけでは成功は保証されません。
実践と経験の積み重ねが重要であり、失敗から学びつつ進めることが求められます。
4. 展開に必要な人材とは?
AI時代における優秀な人材の定義が変化しています。これまでのように知識量や高学歴だけで優秀さを証明することはできません。以下の要素が重要です:
- 知識を実際の成果に結びつける能力
- 実践を通じて結果を出せる能力
- 新しいことに挑戦できる積極性
5. で、どうする?
自らの役割と責任を認識し、実行に移すことが重要です。PMCDフレームワークに基づき、自己覚醒(自己認識と役割行動)が必要です。上流工程の重要性が増しており、小規模チームでの実践が求められます。戦略は状況に応じて変化しなければならず、その変化に対応することが鍵です。
6. どうすれば、『良いチーム』が作れるか?
良いチームを作るためには、以下の要素が重要です:
- 少人数でも多様なスキルを持つメンバーを集める
- 異なる価値観や経験を持ちつつ、同じ目標に向かって情熱を持つ人々を集める
- 互いへの敬意、公平性、責任感、誠実さを持つこと
- リーダーは自己認識を高め、自分なりのスタイルでチームを導くこと
リーダーシップは模倣ではなく、自分に合ったやり方で発揮することが求められます。自分の強みを理解し、それを無理なく発揮できることが成功の鍵です。
結論
このセミナーでは、DXやAIの導入における原則と具体的な手法について詳しく学ぶことができました。成功するためには適切なフレームワークの適用と実践、経験の積み重ねが不可欠であり、チーム全体の力を引き出すリーダーシップが重要です。
これらの教訓を活かし、プロジェクトマネジメントをより効果的に行うことが求められます。