中堅企業(それぞれ異なる企業)でBIを構築、リプレースした事例。圧倒的なコスト削減事例。SIerやベンダーは儲からずとても提案できない。
シンプルすぎてベンダーが儲からず積極的に教えてくれる内容ではないので、事業会社社内で理解でき手足を少し動かして構築する人がいないとやや厳しいかもしれない。
お金をかけなくてもBIができる。しかも社内でサーバーを持つ必要もない。
下図の画像が全体のイメージで少しコメントを書き加えると次のようなことをしてみました。
(情報更新)Qlik Sense Desktopが2020年6月をもって有償になります。Power BIへの移行が加速の可能性が高まりました。
●(2020年1月現在現在は推奨しません)Qlik Sense Desktop ・・・ 店舗POS, 配架データの分析や基幹システムのデータ確認(総勘定元帳の集計、他)に利用
・データベースのローデータと共有フォルダにあるExcelなどのマッピングデータをロードスクリプトで定義して一括ダウンロード、更新
・無料のQlik Sense Desktop版でも数千万件のデータを高速に差分更新できるのがメリット(データロードエディタで差分ロードの定義できます)・・・この処理は無料のPower BI Desktop や Tableau では私の知る限りできません(最近リリースされたPremium版を契約しないといけない)
・更新者は更新後のQVFファイルを共有フォルダにコピーして保存
・閲覧者はバッチファイルで個々のPCに最新版のレポートQVFファイルをコピーしてPCで閲覧(レポート利用者は全員Qlik Sense Desktopを自分でインストールしてもらう・・・管理者権限なくインストールできるのもメリット)
●Power BI Desktop / Power BI Service 基幹システムのデータチェック、お客様対応・CRMに利用
・Power BI Desktop / Power BI Service 側でデータの閲覧権限やデータベースのマージを可視化しながらコントロールするのは大変なことが予見できたので、一旦SQL Server Expressでデータベースリンクを必要となるデータベースに全て貼った(このExpress中継サーバー上でバラバラのSQL Server, MySQLといった異なるデータベースのインスタンスのリンクを集約させ、同じマシンにPower BI On-Premise Gatewayで連携させた)
・Power BIからのDB接続先はSQL Server Express一箇所(データベースのローデータに対しては)
・管理者用アカウント、閲覧者用アカウント合わせて月額2,000円程度
・閲覧者はChromeでアクセス(Power BI Desktopをインストールする必要がない)
・レポートのリアルタイム更新ができる (この機能はこの価格でできるのは私の知る限りPower BIのみ)