WordPress on App ServiceなるAzureで見慣れない機能が追加されていたのを発見。
1年前よりAzureでWordPressをサーバーレスで立ち上げられるようになっていたようだが気づかずつい最近からFreeプランという検証用プランでWordPressを気軽に作成、検証が容易になったとのことなので作成してみた。Freeとか無料と書かれているプランがあるが制限がありそうなのでどこまで無料なのかは最新の情報を調べたほうがよさそうだ。すでにAzureを課金で利用中の場合、自動で作成されるAzure Database for MySQL B1msについては課金対象と書かれているしAzureから外に行くデータ転送量はかかるはずので注意が必要だ。
WordPress用のログインID、パスワードは作成時に指定するが、MySQLのデータベースログインID、パスワードは自動生成された。変えたい場合は自動作成後に個別に設定変更することになる。
作成が完了すると以下のような画面になる。App Service(出入口), MySQLとApp Service Plan(裏で動いている共有Linuxサーバー情報)が表示されるが事実上サーバーレス状態で裏で連携が取れているのでほとんど意識することはないだろう。
App Serviceで表示されているURLを開くとサンプルページが表示され、/wp-admin で管理者画面に入れる。
Azure利用者にとってはWordPress環境構築がずいぶんと楽になっている。
本番で運用する場合は相応の有償プランへ変更、
ゾーン冗長性の設定(Freeプランでは作成時に無効になっている)、
CDNやSSL証明書作成(AzureのCDN場合、カスタムドメインのSSL証明書が無料で作成できる方法もある)、ドメインDNS Aレコード宛先変更など追加作業が必要となるであろう。