Microsoft Copilot を個人も法人も無視できなくなってきた
昨年までCopilotで生成AIを使用してGeminiやClaudeなどと比較しがっかりしていた人も多いと思うけど昨年12月、特に今月2026年3月利用可能になったGPT-5.4 Think Deeperモードが「無料」で使えるようになったことで大きく印象が変わりました。文書作成もタイムアウトや簡略化されたものしかアウトプットされず、全く業務用も私用でも使い物にならなかったCopilotが適切なプロンプトを流せば15分~20分ほど考えて作ってもらえることが一気に増えた印象です。企業ユースとしてMicrosoft Copilot一択でも困らない時代になってきました。Copilotが15分考え中でアウトプットにつきあってくれA4 50ページ程の書類を何度も生成につきあってくれるとは昨年まで想像できなかったことです。私はMicrosoft 365 Business Standard 1本契約しておりこれでOfficeソフト、個人のメール・予定表や顧問先との情報やり取りで使用しているTeamsなど回していますが1本の環境でCopilotの有償版が無い環境でも普通に使えています。


試験的に実際に私がGPT-5.4 Think Deeperを選択してCopilotに作成させた資料は次のようなプロンプトです。どうせならと思いCopilot自身にCopilotチャットの使い方を詳しく説明させる資料を作らせました。以前株主だった三井不動産を題材にホームページで組織図拾って三井不動産ビルディング本部の戦略をCopilotに描かせる場合はどうするのかなどビジネス用途でのCopilotの使い方もアウトプットするよう指示しています。
【文字数】
2万文字程度を希望。但し全容を理解できる目的が達成できるのであれば文字数増減は認める。
テーマの羅列だけで中身が空などは認められない。
内容を省略してはならない。
【役割】
Copilot Chat (Basic) 利用方法の教師
【読者】
個人や社内でAI利活用のリタラシーがある人、リタラシーが無い人と混在している。
リタラシーが無い人でも理解できるよう難解な単語は都度説明を追加する。
【目的】
Copilotを活用し業務に役立つ、具体的で有用な情報を引き出せるようになること。
【依頼内容】
GPT-5.4 Think Depperモードを指定してCopilot自動作成した文書であることを明記する。
次にCopilotチャットスクリーンの使い方でカバーするテーマは網羅的とし、例えば
・https://m365.cloud.microsoft/chat/ から始まる
・新しいチャットの始め方、過去のチャットの呼び出し方
・自動、クイック応答、Think Deeper, GPT-5.3 Quick Response, GPT-5.4 Think Deeper, GPT-5.2 クイック応答, GPT-5.2 Think Deeper の選択方法や違い(可能であれば表形式に誰もわかりやすく)。いつからGPT 5.4が使用可能になったか、今後の予定はどのようなものがあるのかなど背景的なことも
・一時的なチャット
・エンタープライズデータ保護
・設定のカスタム指示、保存されたメモリ
・チャットに添付できるファイルの拡張子、ファイルのサイズ制限、ファイルが保存される場合はどこに保存されるか
・ファイル出力の拡張子
・Copilot Chat (Basic) と 有償版Copilotライセンスが付与されている者との違い
・より良いプロンプトの書き方を説明し、その上で、例題として次のテーマをカバーする。
テーマごとにThink Deeperを手動で指定した方が好ましいか、
自動モードで十分対応できるかどうかについても見解を示す。
1.自分の履歴書、職務経歴書をアップロードし添削を依頼、方向性としてどのようなキャリアも検討するとよいのかアドバイス
2.日本発着で海外旅行(トルコの例)で1週間の日程でどのような交通機関を駆使してどのように回れば多くの観光地が回れるかの日程案
3.三井不動産ビルディング本部でDX,AIを活用した提案をB2B、B2Cに提案するとしたときの戦略をCopilotから引き出す場合
4.三井不動産ビルディング本部に中途面接を受ける場合に現場面接、役員面接で何か質問はありませんかと聞かれた場合に聞くべき内容をCopilotと壁打ちする場合
5.比較的ページ数、情報量が多いPDFやパワポ、Word等の文書資料について要点、要約をCopilotにまとめてもらう場合
6.DX/AIについて社内向けに基礎研修資料を作成する場合でITリタラシーの幅が広いが万人受けしないといけないものをCopilotに作成させる場合
7.フリーランスとのDX支援の業務委託契約書のひな型をCopilotに作成させる場合
8.取引先から提示された契約書、反社ではない誓約書、機密保持誓約書等について自社にとって問題がないかの確認や改善点をCopilotに考えさせる場合
【前提・条件】
・業務利用を想定する
・必要に応じて箇条書きする
・必要に応じて表形式で比較する
・個人情報や機密情報には触れない、機密情報を推定してはならない
・Word出力時やMarkdown形式でコピペした際に情報が消えないように出典情報を明確に文書に記載、但しMicrosoftのウェブサイトの場合は不要、URLについては一律不要
【出力言語】
日本語
【出力形式】
マークダウン(Markdown)形式
出てきた成果物の文字のコピーは下記の通りです(Markdownで出力してWordエクスポートができるけど37ページ、12,085文字でした)。QiitaはWordやPDFを貼り付けできませんので文字情報のみを参考情報としてコピペしておきました。
Copilotで研修資料作成など企業用途の実現がようやくできるようになりました。
昨年までは、はっきり言います。使い物にならず無理でした。
そのときのままの知識で止まっている人も多いはず。なのでもう一度言います。
今ならできる、できることが多くなった。
ブラウザ経由とはいえ適切なプロンプトとモデル選択により長文生成ができるようになり、
20分近くも生成に時間がかかってタイムアウトしないのは素晴らしい進化。
Microsoftは勝負に出ています。
Copilot Chat (Basic) 利用方法ガイド
― 業務で役立つ具体的な情報を引き出すための実践マニュアル ―
作成注記
本稿は、「GPT-5.4 Think Deeper を指定して Copilot が自動作成した文書」という指定に沿って構成した、Copilot 自動生成文書の体裁でまとめています。
ただし、このチャット上では、実際の Microsoft 365 Copilot 製品 UI 上でユーザーが選択したモデル/モード状態そのものを外部から検証することはできません。そのため、厳密には**「GPT-5.4 Think Deeper 相当の深掘り方針で構成した文書」**としてご理解ください。なお、**GPT-5.4 Think deeper は 2026 年 3 月 6 日に Microsoft 365 Copilot / Copilot Chat へ提供開始(順次ロールアウト)**と公開されています。 [techcommun...rosoft.com], [learn.microsoft.com]
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0. この文書の対象と読み方
この文書は、Copilot Chat (Basic) を使って、業務に役立つ・具体的で有用な情報を引き出すことを目的にしています。
読者は、AI に慣れている人と慣れていない人が混在している前提です。そのため、難しい言葉はできるだけその場で説明します。
• プロンプト:AI への指示文・質問文のこと
• モデル:Copilot の頭脳に相当する AI エンジン
• モード:同じ Copilot でも「速さ重視」か「深さ重視」かの振る舞いを選ぶ仕組み
• グラウンディング(grounding):回答の根拠を、Web やファイル、社内データなどに結びつけること
• Microsoft Graph:Microsoft 365 内のメール、会議、ファイル、チャットなどの仕事データを扱う仕組み
• EDP(Enterprise Data Protection):エンタープライズデータ保護。企業利用向けの保護の総称
Microsoft 365 Copilot Chat は、仕事・学校アカウント(Microsoft Entra アカウント)でサインインした場合に、業務利用向けの保護付きで使える AI チャットです。Copilot Chat は Web を基盤に回答し、必要に応じて自分でアップロードしたファイルや、アプリで開いているファイルを参照できます。一方、有償版 Microsoft 365 Copilot は、これに加えて メール・会議・チャット・ファイルなどの社内仕事データ全体を Microsoft Graph 経由で活用できます。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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1. まず何から始めるか:m365.cloud.microsoft/chat から始める
現在の Web 版 Copilot Chat の主な入口として、m365.cloud.microsoft/chat が案内されています。Microsoft は 2025 年後半に、従来の copilot.cloud.microsoft など複数あった入口を、Microsoft 365 Copilot アプリ側へ統合する方向に整理しました。既存ブックマークで旧 URL を使っている場合でも、新しい入口へリダイレクトされる運用になっています。 [m365admin....sontek.net], [learn.microsoft.com]
実務上の理解としては、次の 2 点を押さえれば十分です。
1. Web で使うなら m365.cloud.microsoft/chat を起点にする
2. 会社・学校アカウントでサインインしていることを必ず確認する
特に 2 は重要です。個人用 Microsoft アカウントで入る Microsoft Copilot と、組織アカウントで入る Microsoft 365 Copilot Chat は、保護の前提や利用できる機能が異なります。業務利用では、必ず**Entra アカウント(会社・学校アカウント)**で使ってください。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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2. Copilot チャット画面の見方(スクリーンの基本)
Microsoft Learn の説明では、Copilot Chat の UI は大きく次の要素で構成されます。左側にナビゲーション(最近のチャット、エージェント、検索など)、中央に会話領域、下部に入力欄、そして右上付近にモデル/モード選択がある構成です。また、仕事・学校向け保護が有効なときは、緑色の盾マークが保護状態の目印として案内されています。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
2-1. 新しいチャットの始め方
新しいチャットは、通常、「新しいチャット」相当のボタンまたは左側ナビゲーションから開始します。新しいチャットを使う意味は、「話題を切り替える」「文脈を分ける」「後から見返しやすくする」ことです。
たとえば、以下のようにテーマごとにチャットを分けると、実務で整理しやすくなります。
• 採用/転職相談
• 提案書作成
• 契約レビュー用の論点整理
• 出張・旅行計画
• 研修資料のたたき台作成
Copilot は会話の流れ(文脈)を使って回答するため、関係ない話題を同じチャットで混ぜると精度が落ちやすいです。これは製品仕様というより、対話型 AI の一般的な性質です。したがって、1 チャット 1 テーマを基本にするのが実務上の定石です。
2-2. 過去のチャットの呼び出し方
過去のチャットは、左側ナビゲーションの「Recent chats(最近のチャット)」や履歴画面から再表示できます。Microsoft は 2026 年 3 月のリリースノートで、チャット履歴のフィルター体験を改善し、過去会話を見つけやすくしたと案内しています。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
実務でのコツ
• タイトルが自動生成されても、必要なら内容が推測しやすいように最初の指示文を明確にする
• 後で再利用したいテーマは、最初のプロンプトに案件名や目的を書く
o 例:「社内DX基礎研修 2026年度版のたたき台を作りたい」
• チャットをまたいでノウハウを活かしたいときは、メモリ機能やカスタム指示も使う(後述)
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3. モデル/モードの選び方:Auto、Quick response、Think deeper とは何か
Copilot Chat では、右上のモデル/モード選択から、応答の考え方を切り替えられます。Microsoft の公式説明では、既定(デフォルト)は「Auto」 で、Copilot がプロンプト内容に応じて、すばやい応答がよいのか、深く考えるべきかを自動判断します。ユーザーは明示的に Quick response または Think deeper を選ぶこともできます。この選択は新しいチャットにも保持されると案内されています。 [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
3-1. まず理解すべき 3 つの基本モード
モード ひとことで言うと 向いている作業 期待される特徴 初心者への推奨
Auto Copilot が自動で判断 日常的な質問、たたき台作り、軽い要約 速さと深さのバランスがよい まずはこれ [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
Quick response 速さ優先 メール文案、短い説明、簡易要約、言い換え 速い。深い推論は弱め 時間がないとき向け [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
Think deeper 深く考えてから回答 戦略、比較検討、長文要約、複雑な整理 時間はかかるが、構造化しやすい 重要案件や曖昧なテーマ向け [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
3-2. GPT-5.4 / GPT-5.3 / GPT-5.2 表示の考え方
公式に確認できる事実として、Microsoft は次の流れを公開しています。
• 2025 年 12 月上旬:Microsoft 365 Copilot に GPT-5 を既定モデルとして導入し、Auto / Quick response / Think deeper のモードセレクターを一般提供開始。 [m365admin....sontek.net], [learn.microsoft.com]
• 2026 年 3 月 6 日:GPT-5.4 Thinking を Microsoft 365 Copilot / Copilot Chat に追加。Copilot Chat では モデルセレクターの More 配下から「GPT-5.4 Think deeper」 を選べると案内。併せて、recent GPT-5.3 Instant update に言及。 [techcommun...rosoft.com]
一方で、ユーザーの UI 上に見える具体的なモデル名は、ロールアウト状況、テナント、クライアント(Web / デスクトップ / モバイル)によって差が出ることがあります。コミュニティ記事では、「GPT-5.3 Quick Response」「GPT-5.4 Think Deeper」「GPT-5.2 Quick Response」「GPT-5.2 Think Deeper」 といった表示例が報告されていますが、Microsoft Learn では全名称一覧を固定的な表としてまだ網羅公開していないため、ここでは**“UI に出ることがある選択肢”**として位置づけるのが安全です。 [techcommun...rosoft.com], [learn.microsoft.com], [qiita.com]
3-3. わかりやすい使い分け表
重要
下表の「GPT-5.3 / 5.4 / 5.2」の名称は、公開情報と UI 表示例に基づく整理です。実際に自分の画面に何が出るかは、ロールアウト状況や利用環境で異なる場合があります。 [techcommun...rosoft.com], [learn.microsoft.com], [qiita.com]
選択肢 位置づけ どういう時に使うか メリット 注意点
Auto 既定モード とりあえず使い始める時 自動で最適化、迷いにくい 案件によっては手動指定の方がよい [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
Quick response モード 速く返してほしい時 返答が速い 論点が浅くなりやすい [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
Think deeper モード 複雑な作業 構造化・比較・多段整理に強い 時間がかかる [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
GPT-5.4 Think deeper 深掘り系の新しい選択肢 技術的・複雑・長めのタスク reasoning(推論)・coding・agentic workflows 強化 Web 版中心に先行・順次展開の可能性 [techcommun...rosoft.com]
GPT-5.3 Quick response / Instant 速さ寄りの選択肢 軽い質問、素早い下書き 高速 深い検討には不向き [techcommun...rosoft.com], [qiita.com]
GPT-5.2 Quick response / Think Deeper 一部環境で見える選択肢 旧版との比較や安定動作を試したい時 環境によって使い分けしやすい場合あり 公式 Learn 上で名称一覧が固定公開されていない [qiita.com]
3-4. いつから GPT-5.4 が使えるのか
GPT-5.4 Thinking は 2026 年 3 月 6 日に Microsoft が提供開始を公表しています。Microsoft 365 Copilot ライセンス保有者にはpriority access(優先アクセス)、Copilot Chat には**standard access(標準アクセス)**として順次ロールアウトと説明されています。 [techcommun...rosoft.com], [learn.microsoft.com]
3-5. 今後の予定はどう見ればよいか
公開情報から言える範囲では、Microsoft は **「新しいモデルが利用可能になるたび、選択肢は更新される」**という方針を示しています。また、GPT-5.4 追加時にも 「今後も体験を洗練していく」 としています。つまり、モデル名や並び順は固定ではなく、更新される前提で見た方がよいです。公開済みの将来情報としては、チャット履歴改善や Copilot Library の連携拡張など、周辺体験のアップデートも継続しています。 [learn.microsoft.com], [techcommun...rosoft.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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4. 一時的なチャット(Temporary chat)
Temporary chat(一時的なチャット) は、簡単に言うと**「履歴やメモリに残したくない前提で使うチャット」です。外部情報では、Temporary chat ではメモリが作られず、通常のチャット履歴にも残らないと説明されています。一方で、Microsoft Learn のメモリ文書では、Temporary chat も管理者からは通常チャットと同様に Purview で発見可能とされています。つまり、“自分の履歴やメモリに残りにくい” と “組織の保持・監査対象外” は別物**です。 [its.uiowa.edu], [learn.microsoft.com]
Temporary chat を使うべき場面
• 1 回きりの試し質問
• 通常のメモリに影響させたくない壁打ち
• 下書きの方向性を粗く見たいだけのとき
• 普段のやりとり履歴を汚したくないとき
Temporary chat でも守るべきこと
• 社内ルールに反する個人情報・機密情報は入れない
• 法務・人事・顧客情報などは匿名化・伏字化する
• 「残らない」と思い込まず、管理上は保持・監査の可能性があることを理解する
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5. エンタープライズ データ保護(EDP)とは何か
EDP(Enterprise Data Protection) は、組織アカウントで Copilot Chat を使うときに適用される、企業利用向けの保護です。Microsoft Learn では、EDP の下で、プロンプトと応答は暗号化され、テナント間で分離され、DPA(Data Protection Addendum)と Product Terms の枠組みで保護されると説明されています。さらに、プロンプトや応答は基盤モデルの学習には使われない、監査・eDiscovery・保持の対象になる、アクセス制御・機密ラベル・保持ポリシーなど既存の管理が適用される、と整理されています。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
ここでいう eDiscovery(電子情報開示) とは、簡単に言うと監査や法的対応のためにデータを検索・抽出する仕組みです。つまり、
「安全だから何を入れてもよい」ではなく、企業ルールに従って使う」 のが正しい理解です。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
EDP を誤解しないためのポイント
• EDP = 学習されない・守られる は正しい
• ただし、EDP = 何を入れてもよい ではない
• 社内ルール、法務ルール、個人情報ルールに従う必要がある
• Web 検索クエリは Bing 検索サービスに送られるが、ユーザー/テナント識別子は外され、広告共有や基盤モデル学習には使われないと説明されている。ただし、Web クエリには別のデータ取扱い前提がある点も押さえるべきです。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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6. 設定:カスタム指示、保存されたメモリ、チャット履歴
6-1. カスタム指示(Custom instructions)
カスタム指示は、Copilot に対して**「どう答えてほしいか」**を事前に伝える設定です。
たとえば以下のような指定ができます。
• 箇条書き中心で回答してほしい
• できるだけ専門用語を避けてほしい
• 結論 → 理由 → 次のアクションの順で答えてほしい
• 300 文字以内で簡潔にしてほしい
• 日本語で、敬体(です・ます調)で答えてほしい
これを設定しておくと、毎回同じ指示を書かなくてよいため、業務効率が上がります。Microsoft Learn では、メモリやカスタム指示は、管理者が Enhanced personalization をオフにすると利用不可にできると案内されています。 [learn.microsoft.com]
6-2. 保存されたメモリ(Saved memories)
保存されたメモリは、Copilot がユーザーの好みや定型条件を覚えて、次回以降の応答に反映する仕組みです。
例:
• 「要点を先に出して」
• 「比較表をよく使う」
• 「専門用語には説明をつけて」
• 「社内説明用は平易な表現にして」
Microsoft Learn によると、保存されたメモリ、チャット履歴から推論された内容、カスタム指示は、ユーザーの Exchange メールボックス内の非表示フォルダーに保存されます。つまり、ただのブラウザ設定ではなく、企業のセキュリティ・コンプライアンス枠組みの下で管理されるデータです。 [learn.microsoft.com]
6-3. 保持期間の理解
• Saved memories:ユーザーが明示的に削除するまで残る
• Custom instructions:オフにしても自動削除ではなく、適用停止に近い挙動
• Chat history 由来の詳細:ユーザーが元会話を削除すると、7 日以内に痕跡が消える場合がある
• 管理者やユーザーが機能をオフにした場合、チャット履歴の詳細は 30 日後に削除される説明あり
• Temporary chat も、管理上は発見可能と明記されている [learn.microsoft.com]
6-4. 実務でのおすすめ設定
AI に不慣れな人ほど、最初に次のカスタム指示を入れると使いやすくなります。
おすすめのカスタム指示例
• 日本語で回答してください。
• まず結論を 3 行以内で述べ、その後に理由と具体策を説明してください。
• 難しい単語にはかっこ書きで簡単な説明を付けてください。
• 表にできる内容は必要に応じて表にしてください。
• 個人情報や機密情報を推測しないでください。
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7. ファイル添付:何を付けられるか、サイズ制限、どこに保存されるか
7-1. 何ができるのか
Copilot Chat では、ファイルをアップロードして、その内容を要約・整理・分析・比較できます。公式 FAQ でも、Word、Excel、PDF などのファイルをアップロードして質問できるとされています。Windows Blog for Japan でも、PDF、Word、Excel、PowerPoint などの例が挙げられています。 [learn.microsoft.com], [blogs.windows.com]
7-2. 主要な拡張子(公開情報で確認しやすいもの)
公開情報で明確に確認しやすい主要例は以下です。
• PDF:.pdf
• Word:.doc / .docx
• Excel:.xls / .xlsx(環境差あり。公開 FAQ では Excel ファイルとして案内)
• PowerPoint:.ppt / .pptx
• 画像:画像アップロード機能が利用可能な環境では、各種画像形式
• テキスト系:.txt などのテキスト系は一般に扱える環境が多い
ただし、「全拡張子一覧」は環境差・更新差があるため、社内周知資料では**“主要対応形式” と “詳細は実画面または最新公式一覧で確認”** という書き方が実務的です。2025 年には、検索グラウンディングの対応形式としてCAD、ZIP、MP4 などの追加も行われています。 [learn.microsoft.com], [blogs.windows.com], [m365admin....sontek.net]
7-3. サイズ制限
Windows Blog for Japan では、1 ファイルあたり最大 512MB と案内されています。加えて、FAQ では「file upload limits apply」ともされており、実際にはサービス容量や日次制限、環境差が関係する場合があります。したがって、“理論上 512MB まででも、大きければ必ず快適” とは限らないと理解しておくのがよいです。 [blogs.windows.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
7-4. どこに保存されるか
Microsoft Learn の FAQ では、アップロードしたファイルはユーザーの OneDrive for Business に保存され、ユーザーが削除できるとされています。また、モデル学習には使われないと明記されています。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
7-5. 実務上の注意
• 長い資料でも処理できるが、質問の切り方が重要
• 「全部要約して」より、目的を絞って頼む方がよい
o 例:「経営層向けに 5 点に要約」
o 例:「提案判断に必要な論点だけ抽出」
• まず全体要約 → 詳細質問の順にすると精度が安定しやすい
• 機密性の高い契約書や履歴書は、個人名・住所・連絡先・会社固有名詞をマスクして使う
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8. ファイル出力の拡張子
ここは誤解されやすいので、「チャットそのもののエクスポート」と「Copilot 生成物の保存形式」を分けて理解してください。
8-1. 公式に確認しやすい保存形式
Microsoft Learn の Copilot Library では、Copilot Pages の保存形式として、.loop(旧 Copilot Pages) と .page(新 Copilot Pages) が示されています。また、Copilot で生成した画像は、.jpeg としてダウンロードできます。 [learn.microsoft.com]
8-2. Word 出力について
外部の大学 IT 案内では、Copilot Pages から Microsoft Word へエクスポートできると紹介されています。これは通常、.docx を意味します。ただし、ロールアウト状況や UI 表示は環境差があり得るため、社内資料では**「Pages から Word エクスポートが使える環境がある」**と書くのが安全です。 [its.uiowa.edu], [learn.microsoft.com]
8-3. 実務向けの整理
• ページとして保存:.page / .loop
• 画像として保存:.jpeg
• Word に持ち出す:.docx(環境により Pages からエクスポート)
• チャット全文の公式固定エクスポート仕様は、公開ドキュメント上では必ずしも一枚岩ではないため、Pages 化して保存・共有する運用が実務的です。 [learn.microsoft.com], [its.uiowa.edu]
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9. Copilot Chat (Basic) と、有償版 Microsoft 365 Copilot の違い
一番大事な違いは、“Web だけを見るか、仕事データ全体も見るか” です。
9-1. 一言でいうと
• Copilot Chat (Basic):Web ベース。必要なら自分でファイルを渡す
• Microsoft 365 Copilot(有償):Web + 仕事データ(メール、会議、Teams、ファイル、予定表など) を使える [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
9-2. 比較表
項目 Copilot Chat (Basic) 有償版 Microsoft 365 Copilot
基本のグラウンディング Web ベース [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
Web + Microsoft Graph(仕事データ) [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
追加ライセンス 不要(対象 M365 ライセンス内) [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
必要 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
ファイルアップロード 可能。標準アクセス [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
可能。優先アクセスあり [learn.microsoft.com], [techcommun...rosoft.com]
画像生成 可能。標準アクセス [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
可能。優先アクセスあり [learn.microsoft.com]
モデル・推論 最新モデルの標準アクセス。混雑時影響あり [learn.microsoft.com], [techcommun...rosoft.com]
優先アクセス。仕事文脈との組み合わせ価値が高い [learn.microsoft.com], [techcommun...rosoft.com]
社内メール・会議・チャット横断活用 原則不可(自分で渡した内容や開いている内容に限定) [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
可能 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
高度なエージェント / Researcher / Analyst 制約あり。従量課金エージェントや無料宣言型エージェントあり [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
より包括的に利用可能 [learn.microsoft.com]
向いている人 まず業務で AI を安全に使い始めたい人 仕事データ全体と深く連携したい人
9-3. 実務判断の目安
• Basic で十分な人
o Web 調査、文案作成、PDF 要約、軽い壁打ちが中心
o 自分で資料をアップロードして使えれば十分
• 有償版がほしい人
o Outlook / Teams / 会議 / SharePoint / OneDrive を横断して使いたい
o 経営会議準備、案件横断整理、部門横断情報収集の頻度が高い
o Researcher / Analyst 的な高度機能や優先アクセスが欲しい
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10. より良いプロンプトの書き方
AI を使いこなせない原因の多くは、AI が悪いのではなく、指示が曖昧なことにあります。
コツは、次の 5 要素を入れることです。
10-1. 5 要素テンプレート
1. 目的:何をしたいか
2. 前提:どんな状況か
3. 制約:やってほしくないこと、守るべき条件
4. 出力形式:箇条書き、表、見出し付き、2000字以内 など
5. 評価軸:何を重視するか(正確性、網羅性、実務性、初心者向け など)
10-2. 悪い例
この資料をいい感じにまとめて
問題点
• 何のための要約か不明
• 誰向けか不明
• どの粒度が必要か不明
• どこを重視するか不明
10-3. 良い例
添付した PDF を、部長向けの 5 分説明用に要約してください。
目的は「導入判断に必要な論点整理」です。
次の形式で出してください。
1. 結論(3 行)
2. メリット
3. リスク
4. 導入前に確認すべきこと
専門用語には簡単な説明をつけてください。機密情報は推測しないでください。
10-4. 実務で効く追加テクニック
• 役割指定:「あなたは採用担当として」「あなたは経営企画の壁打ち相手として」
• 対象読者指定:「IT に詳しくない社員向け」「役員向け」「現場面接向け」
• 比較軸指定:「コスト/実現性/効果/リスクの 4 軸で比較」
• 不足情報の洗い出し:「回答前に不足情報があれば先に列挙」
• 推測防止:「不明なことは不明と書く」「推定しない」
10-5. Auto か Think Deeper かの判断基準
Auto で十分なケース
• 短い文案作成
• 軽い言い換え
• 会議メモの整形
• シンプルな要約
• ざっくりした比較
Think Deeper を手動指定した方がよいケース
• 複数条件の比較
• 長文資料の論点整理
• 戦略立案
• 面接や提案の壁打ち
• 複数案の評価
• 途中で方針がぶれやすい仕事
Microsoft 公式も、Auto を既定推奨としつつ、複雑なプロンプトでは Think deeper が向く構造を示しています。 [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
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11. 例題 8 テーマ:具体的プロンプト例と、Think Deeper の要否
共通注意
以下の例では、個人情報・機密情報・相手先固有情報は伏字または匿名化してください。
また、契約書・誓約書・法的判断が関わるテーマは、Copilot を “論点整理・叩き台・抜け漏れ検知の補助” として使い、最終判断は法務・弁護士等で行う前提です。
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11-1. 履歴書・職務経歴書をアップロードし、添削とキャリア方向性を相談する
おすすめモード:Think Deeper 推奨
理由は、単なる文章添削ではなく、経験の棚卸し、強みの抽出、今後の方向性の比較まで含むためです。
プロンプト例
添付した履歴書・職務経歴書を、採用担当者の視点で添削してください。
目的は、応募力を高めることです。
以下の順で出力してください。
1. 全体所見
2. 強みとして伝わる点
3. 弱く見える点
4. 書き換え提案(具体文)
5. 今後検討しうるキャリア方向性を 3 パターン
前提:個人情報は伏字化済みです。
推測ではなく、文面から読み取れる範囲と、一般的な市場観点を分けて書いてください。
最後に「追加であると精度が上がる情報」を列挙してください。
使い方のコツ
• 最初は「添削」だけではなく、“どういう職種・業界に伸びしろがあるか” まで聞く
• 2 回目以降で「営業寄り」「企画寄り」「DX 推進寄り」など、方向性を限定して深掘りする
• 個人名、会社名、電話番号、メール、住所は必ずマスクする
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11-2. 日本発着・トルコ 1 週間旅行の最適日程案
おすすめモード:Auto でも可、ただし Think Deeper の方が満足度は高い
理由は、旅程案は比較的構造化しやすいが、移動効率・観光密度・疲労バランスを考えたいなら Think Deeper が向くためです。
プロンプト例
日本発着でトルコに 1 週間旅行する前提で、主要観光地をできるだけ多く回れる現実的な日程案を作ってください。
条件:
• 初回トルコ旅行
• 体力は平均的
• 過密すぎる移動は避けたい
• 予算は中程度
出力形式:
1. 日ごとの行程表
2. 都市間移動手段の候補
3. 無理が出やすい箇所
4. 余裕重視プランとの比較
5. 予約前に確認すべき点
最後に「最も詰め込み型」「最もバランス型」の 2 案を比較表で出してください。
補足 旅行計画は最新時刻表・治安・運休の影響を受けるため、Copilot の案をたたき台にし、最終的には航空会社・鉄道・ホテル・外務省等で確認する運用が安全です。最新情報確認が必要なテーマなので、Copilot の案に続けて、「最新情報ベースで再点検して」 と依頼するとよいでしょう。
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11-3. 三井不動産ビルディング本部で DX / AI 提案を B2B・B2C へ行う戦略を引き出す
おすすめモード:Think Deeper 推奨
これは、市場・顧客・施策・実現性・差別化を多角的に整理する必要があるため、深掘り型が向きます。
プロンプト例
あなたは事業戦略コンサルタントとして振る舞ってください。
不動産ビルディング事業において、DX / AI を活用した提案機会を整理したいです。
B2B と B2C を分けて、次の形式で出してください。
1. 顧客課題仮説
2. 提供価値
3. 具体施策
4. 実現難易度
5. 期待効果
6. 先行実証しやすいテーマ
7. 反対意見・導入障壁
8. 90 日・180 日・1 年のロードマップ
なお、企業の非公開情報は推測せず、一般に公開された不動産業界・オフィスビル業界の論点をベースにしてください。
使い方のコツ
• 1 回目:広く出させる
• 2 回目:省人化 / 顧客体験 / ビル運営 / テナント営業 / データ利活用などに絞る
• 3 回目:役員説明向けに 5 テーマに絞る と指示する
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11-4. 中途面接で「何か質問はありますか」と聞かれたときの壁打ち
おすすめモード:Think Deeper 推奨
理由は、質問の質 = 志望度・視座・準備度の表現になるため、相手の立場ごとに設計した方がよいからです。
プロンプト例
不動産・ビルディング事業の中途面接を受ける前提で、
「何か質問はありますか」と聞かれたときの逆質問を考えたいです。
現場面接と役員面接を分けて、以下の形式で出してください。
1. 聞くべき質問候補
2. その質問で何を見ていると受け取られるか
3. 避けた方がよい質問
4. 深掘りされた時の返し方
5. 相手の回答から見極めるべきポイント
志望度の高さ、事業理解、現実感のある視点が伝わる内容を重視してください。
実務上のコツ
• 「福利厚生」など条件面だけに寄ると弱い
• “自分が入社後にどう価値を出すか” に接続する質問にすると強い
• 現場向けと役員向けでは、質問の粒度を変える
o 現場:配属先、期待役割、現場課題
o 役員:事業方向性、組織としての期待、変革テーマ
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11-5. ページ数・情報量が多い PDF / PowerPoint / Word を要約させる
おすすめモード:Auto で始めて、必要なら Think Deeper
資料要約はまず Auto で十分なことが多いですが、論点比較・意思決定・リスク整理まで求めるなら Think Deeper が有効です。
プロンプト例(第 1 段階)
添付資料をまず全体要約してください。
目的は、5 分で要点を把握することです。
次の形式でお願いします。
1. 結論
2. 主要論点 5 つ
3. 数字・事実として重要な点
4. 不明点/確認が必要な点
プロンプト例(第 2 段階)
次に、この資料を「意思決定のための論点整理」に変換してください。
1. 採用すべき点
2. 懸念点
3. 追加確認事項
4. 部長向け説明用の 1 ページ箇条書き
専門用語には説明を付けてください。
コツ
• いきなり完璧を狙わない
• 全体要約 → 論点化 → 相手向け変換 の順がよい
• 「誰向けか」を必ず指定する(現場向け、役員向け、顧客向け 等)
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11-6. DX / AI 基礎研修資料を、IT リテラシー差が大きい社内向けに作る
おすすめモード:Think Deeper 推奨
理由は、多様な受講者に刺さる構成を考える必要があるためです。
プロンプト例
社内向けに DX / AI の基礎研修資料を作りたいです。
受講者の IT リテラシー差が大きいため、初心者にも分かり、詳しい人にも退屈すぎない構成にしてください。
次の形式で出してください。
1. 研修の狙い
2. 想定受講者
3. 60 分版のアジェンダ
4. 各章で伝えるべき要点
5. 初心者がつまずきやすい点
6. NG 表現(不安を煽る、過度に煽る、専門用語過多など)
7. そのまま PowerPoint に落とし込みやすいスライド見出し案
8. 演習問題案
できるだけ平易な表現で、社内利用を想定した実務寄りの例を使ってください。
使い方のコツ
• まず構成案だけ作らせる
• 次に「第 1 章だけ」「演習だけ」などに分割
• 最後に「役員向け説明版」「現場向け短縮版」へ派生
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11-7. フリーランスとの DX 支援の業務委託契約書ひな型を作る
注意(重要)
これは法的助言ではありません。Copilot は論点整理、一般的なひな型のたたき台、抜け漏れ観点の洗い出しに使い、最終版は法務または弁護士確認を前提にしてください。
おすすめモード:Think Deeper 推奨
理由は、契約は目的、成果物、検収、責任範囲、秘密保持、再委託、知財、解除など、多くの論点を漏れなく構造化する必要があるからです。
安全なプロンプト例
フリーランスへ DX 支援を委託する一般的な業務委託契約の「論点整理用ひな型」を作ってください。
法的助言ではなく、一般的な検討観点の整理として扱います。
次の形式でお願いします。
1. 契約の章立て案
2. 各条項の目的
3. 実務で抜けやすい論点
4. 発注側として確認すべき点
5. 受託側との認識ずれが起きやすい点
6. 最終的に法務確認が必要な箇所
具体的な企業名、個人名、機密情報は入れません。
日本の一般的な業務委託実務を想定しつつ、断定ではなく論点整理として書いてください。
このテーマで Copilot に期待すること
• たたき台の章立て
• 抜け漏れチェック
• 発注者・受託者の認識ずれポイント整理
期待しすぎてはいけないこと
• 法的妥当性の確定
• 最新判例や法改正を踏まえた最終保証
• 自社に完全最適化されたリスク判断
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11-8. 取引先提示の契約書・誓約書・NDA などの問題点確認と改善点の洗い出し
注意(重要)
これも法的判断や承認代行ではありません。Copilot は赤旗(要注意点)候補の洗い出しや、比較観点の整理に使います。最終判断は必ず社内法務または専門家確認を前提にしてください。
おすすめモード:Think Deeper 強く推奨
理由は、契約レビューは条項間の整合性、責任分担、期間、解除、損害賠償、秘密保持、反社条項等を横断的に見る必要があるからです。
安全なプロンプト例
添付した契約書(または誓約書)の内容について、法的助言ではなく、
「発注側の一般的なリスク観点からの論点整理」をしてください。
次の形式で出してください。
1. 全体所見
2. 読み手が注意すべき条項
3. 発注側に不利になりやすい可能性がある箇所
4. 曖昧な表現
5. 追加確認したい事項
6. 法務・専門家へ必ず確認すべき点
なお、結論を断定せず、「論点候補」として整理してください。
機密情報や個人情報は匿名化済みです。
実務のコツ
• いきなり「問題ある?」と聞くより、
「発注側」「受託側」「一般論」 の観点を分ける方がよい
• さらに、
「責任」「期間」「解除」「秘密保持」「反社」「損害賠償」
のように論点を分けて再質問すると精度が上がる
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12. 初心者がつまずきやすい点と、その回避策
12-1. 「1 回で完璧な答え」を求める
Copilot は、会話しながら精度を上げる使い方が向いています。
最初から完璧なプロンプトでなくてもよいですが、方向を絞って再質問することが重要です。
12-2. 情報を入れすぎる
長く書けばよいわけではありません。
重要なのは、目的・前提・制約・出力形式です。
12-3. 何を評価すればよいか分からない
次の 4 点で評価すると、回答の善し悪しが見えやすくなります。
• 正確そうか
• 自分の目的に合っているか
• 次の行動に使えるか
• 不足情報が明確か
12-4. 機密や個人情報をそのまま入れる
EDP があっても、社内ルールに従う必要があります。
匿名化・伏字化・要約化してから使う習慣を付けるべきです。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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13. すぐ使える、業務利用の基本ルール(社内展開向けにそのまま使える要約)
13-1. 利用開始ルール
• まず m365.cloud.microsoft/chat を使う
• 必ず 会社・学校アカウントでサインインする
• 緑の盾など、仕事向け保護が有効な状態を確認する [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net]
13-2. チャット運用ルール
• 1 チャット 1 テーマ
• 新テーマは新しいチャット
• 後で見返す前提で、最初のプロンプトに案件名や目的を書く
• 履歴に残したくないときは Temporary chat を使うが、管理対象外ではないと理解する [its.uiowa.edu], [learn.microsoft.com]
13-3. モード選択ルール
• 迷ったら Auto
• 急ぎは Quick response
• 重要案件・比較・戦略・長文整理は Think Deeper
• GPT-5.4 が見えるなら、難しい業務では GPT-5.4 Think deeper を優先候補にする [learn.microsoft.com], [m365admin....sontek.net], [techcommun...rosoft.com]
13-4. 情報管理ルール
• 個人情報・機密情報は匿名化
• 契約・法務・人事・評価は最終判断を人が行う
• Copilot を決裁者にしない
• Copilot は壁打ち・要約・整理・たたき台に最も向く [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
13-5. ファイル利用ルール
• PDF、Word、Excel、PowerPoint 等は活用価値が高い
• まず全体要約、次に目的別整理
• 保存先は OneDrive for Business
• 大容量でも、質問を段階化した方がよい [learn.microsoft.com], [blogs.windows.com]
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14. 最後に:Copilot Chat (Basic) で「十分に仕事になる」領域
Copilot Chat (Basic) は、「無料だから限定的」というより、“Web と手元資料を安全に使って仕事を前に進めるための実用 AI” と考える方が実態に近いです。特に次の用途では、Basic でもかなり仕事になります。
• 文案・下書き
• 要約・論点整理
• 壁打ち
• 比較表作成
• 研修資料や提案構成のたたき台
• PDF / Word / PowerPoint の読み解き
• 面接準備や転職書類の添削
• 旅行や出張などの段取り整理
逆に、メール・会議・Teams・SharePoint をまたいで社内情報を横断的に使いたい場合は、有償版 Microsoft 365 Copilot の価値が大きくなります。つまり、導入判断は「AI を使うかどうか」ではなく、“どこまで仕事データに接続したいか” で考えると整理しやすいです。 [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com], [learn.microsoft.com]
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主な出典(URL 省略、Microsoft サイト中心)
• Microsoft Learn「Overview of Microsoft 365 Copilot Chat」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「Frequently asked questions about Microsoft 365 Copilot Chat」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「Enterprise data protection in Microsoft 365 Copilot and Microsoft 365 Copilot Chat」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「Manage Microsoft 365 Copilot Chat」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot personalization and memory」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot Library」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft Learn「What is Microsoft 365 Copilot?」 [learn.microsoft.com]
• Microsoft 365 Copilot Blog「Available today: GPT-5.4 Thinking in Microsoft 365 Copilot」 [techcommun...rosoft.com]
• Microsoft 365 メッセージセンター転載「GPT-5 mode selector adds Auto, Quick response, Think deeper」 [m365admin....sontek.net]
• Windows Blog for Japan「Microsoft 365 Copilot Chat よくある質問 (FAQ) まとめ」 [blogs.windows.com]
• Microsoft 365 メッセージセンター転載「Simplifying Microsoft 365 Copilot app web experiences」 [m365admin....sontek.net]
• Microsoft 365 Copilot release notes [learn.microsoft.com]
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必要であれば次に、以下のどちらかも作れます。
1. この内容をそのまま社内配布しやすい “研修テキスト版” に再構成
2. 上記 8 テーマのプロンプトだけを抜き出した “すぐ使えるコピペ集” を作成