はじめに
Linux Mint (LMDE6)で 「L2TP/IPsec」プロトコルを使った VPN の設定に挑戦します。
標準では「PPTP」と「OpenVPN」を使った VPN 接続が可能ですが、パッケージを追加することで「L2TP/IPsec」を含む別の方式にも対応できます。
環境
- OS: Linux Mint Debian Edition 6 (Faye)
- 言語: English (United States)
結論
-
network-manager-l2tpとnetwork-manager-l2tp-gnomeをインストール
Terminal
sudo apt install network-manager-l2tp network-manager-l2tp-gnome
-
nm-connection-editorを使って設定
Terminal
nm-connection-editor
NetworkManager
- ネットワークの設定や接続をできるだけ簡単に自動的に行うことを目的とするプログラム
- 一般的なVPN 接続のサポートはプラグインにより提供
- NetworkManager公式ホームページ
- ArchWiki - NetworkManager
nm-connection-editor
- ネットワーク接続の設定ができるグラフィカルインターフェイス (GUI)
- 二通りの開き方
- ターミナルから起動
- ターミナルで
nm-connection-editor
コマンドを実行
- ターミナルで
- Linux Mint メニューから起動
- Linux Mint メニューから「Advanced Network Configuration」(「Network」でない)を開く
- ターミナルから起動
network-manager-l2tp
- IPsec サポートを備えた L2TP 用の VPN プラグインを提供
network-manager-l2tp-gnome
- グラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を使用した L2TP および L2TP/IPsec 接続のサポートを提供
論よりRun
必要なパッケージをインストール
Terminal
sudo apt install network-manager-l2tp
sudo apt install network-manager-l2tp-gnome
VPN 接続情報を入力
- Linux Mint メニューから「Advanced Network Configuration」を開く
- 「Advanced Network Configuration」ダイアログボックスの左下にある「+」ボタンを押し、「Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP)」を選択
-
L2TP/IPsec で VPN 接続するための設定を入力する(内容はいつでも変更可能)
VPN に接続
後は簡単にVPN接続の入り切りができます。
はまったところ
- 通常の「Network」ダイアログボックス上でも VPN 接続情報を入力できるはずなのだが、エラーがでて入力フォームがでてこない
Error: unable to load VPN connection editor
バグ
ArchWikiによるとVPN サポートに関連するバグは少なくないようです。
Ubuntu 22.04 LTS
今回はDebian 12ベース のOSなので関係ありませんが、Ubuntu 22.04.4 LTS のリポジトリにあるパッケージはバージョンが古く、接続が不安定という不具合が含まれているそうです。この不具合は Ubuntu 23.04 以降で修正されたそうです。
以上です。