口で言うより行うことがErlang習得への近道と信じています。
マッチ演算子
=演算子は代数学でいうところの等号に相当するものです。左辺と右辺の値をマッチさせ、マッチに成功すると、式の値が返されます。失敗する場合はエラーを投げます。
まずは単純なマッチングを試してみます。
> X = 1.
1
> 1 = X.
1
> 2 = X.
** exception error: no match of right hand side value 1
リストでマッチングを試してみます。
> L1 = [1, 2, 3].
[1,2,3]
> [1, 2, 3] = L1.
[1,2,3]
> [] = L1.
** exception error: no match of right hand side value [1,2,3]
> [1 | Tail] = L1.
[1, 2, 3]
> Tail.
[2, 3]
> [2|_] = L1.
** exception error: no match of right hand side value [1,2,3]
タプルでマッチングを試してみます。
> {ok, Value} = {ok, "Successful!"}.
{ok,"Successful!"}
> Value.
"Successful!"
> {ok, Value} = {error}.
** exception error: no match of right hand side value {error}
マップでマッチングを試してみます。
> #{y := Y} = #{x => 1, y => 2}.
#{x => 1,y => 2}
> Y
2
束縛
Erlangでは一度変数が束縛されると、値の変更はできません。
> Z = 1.
1
> Z = 2.
** exception error: no match of right hand side value 2
関数
Erlangではパターンマッチは変数だけに限定されているわけではなく、関数へと適用することもできます。
最初にマッチするオプションが実行されます。
> F = fun (ok) -> a; (error) -> b; (_) -> c end.
#Fun<erl_eval.42.3316493>
> F(ok).
a
> F(error).
b
> F(hello).
c
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