こんにちは!今回は、電話業務で課題になりがちな「迷惑電話(スパムコール)」対策として、Vonage Fraud Defender API を活用した着信ブロックアプリケーションを作成したのでご紹介します。
背景と目的
コールセンターやカスタマーサポートにおいて、営業電話やスパムコールの対応はオペレーターの時間を奪う大きな課題です。Vonageではネットワークレベルで通信を制御する「Fraud Defender」という機能が提供されており、API経由で簡単にトラフィックルール(許可・拒否の設定)を管理できます。
今回はこのAPIを利用して、より直感的にブロックリストを管理できるGUIアプリケーションを作成しました。
作成したアプリの特長
このアプリケーションでは、以下のような機能を提供しています。
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個別ルールの手動入力・編集
画面上から直感的にブロックしたい電話番号(プレフィックス)や条件を追加・編集・削除できます。 -
CSVファイルによる一括設定
大量の番号リストがある場合でも、CSV形式でインポートすることで一括設定が可能です。 -
ダッシュボードによる可視化
現在アクティブなルール数やブロック件数などをひと目で確認できます。 -
多言語対応
日本語と英語のUI切り替えに対応しています。
UIイメージ
実際に作成したアプリケーションの画面です。
日本語UI
英語UI
アプリケーションのアーキテクチャ
本アプリケーションは、拡張性や他システムとの連携を考慮し、以下のようなシンプルなアーキテクチャで構成されています。
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フロントエンド (UI層)
ユーザーが直感的に操作できるダッシュボード画面です。ルールの追加・編集・削除、CSVインポートなどの操作リクエストをバックエンドに送信します。 -
バックエンド (サーバー層)
フロントエンドからのリクエストを受け取り、リクエスト内容の検証や整形を行った上で、Vonage APIと通信します。APIキーなどの認証情報を安全に管理(隠蔽)する役割も担います。 -
Vonage Fraud Defender API (インフラ・通信制御層)
バックエンドから設定されたトラフィックルールに基づき、Vonageのネットワークレベルで実際の着信トラフィックを制御(ブロックまたは許可)します。
この疎結合な設計により、UIからの操作だけでなく、バックエンド側でCRMや社内データベースと直接連携する処理を容易に追加することが可能です。
応用アイデア(CRM・データベース連携)
本アプリケーションはシンプルな構成になっているため、様々なシステムとの連携が容易です。
例えば、以下のような応用が考えられます。
- CRM連携: SalesforceやZendeskなどのCRMで「迷惑電話」としてマークされた電話番号を自動的にFraud Defenderのブロックリストに登録する。
- データベース同期: 社内の既存のブラックリストDBと定期的に同期させ、常に最新のブロックリストを維持する。
APIベースだからこそ、自社の業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
ソースコードとコントリビューション
本アプリケーションのソースコードはGitHubで公開しています。
詳しいセットアップ手順や使い方については、以下のリポジトリをご覧ください。
🔗 GitHub Repository:
fraud-defender-traffic-rule-demo
みなさんがお使いのCRMやデータベースとの連携など、簡単に応用できるかと思います。
「こんな機能を追加した」「ここを改善した」などのご意見やフィードバックがあれば、ぜひお気軽に PR(プルリクエスト) や Issue をお待ちしております!
最後までお読みいただきありがとうございました。迷惑電話対策を検討されている方の参考になれば幸いです。

