Tera Term は Windows 用の無料のターミナルエミュレータソフトウェアです。遠隔にあるサーバへのTelnet、SSHなどを介したリモート接続、周辺機器やセンサとのシリアル通信に使用されます。
Tera Term を使う目的
Tera Term は以下のような用途で使われます。
リモートサーバーへのアクセス
Tera Term v5 は SSHのrsa-sha2(RSA/SHA2)をサポートし、セキュアなアクセスが可能です。ssh-rsa が無効化されている Amazon Linux 2023 に接続できます。
シリアル通信
Tera Term はシリアルポートを介してデバイスとの通信を可能にし、組み込みシステムのデバッグやプログラムのアップロード/ダウンロードなどに使用されます。
作業の自動化
Tera Term マクロを使って、VT 端末へのオートログインなどの機能を実現することができます。
Tera Term v5のシステム要件
Tera Term v5 は 以下の環境で動作します。
オペレーティングシステム: Windows 7, 8, 10, 11
ここでは Tera Term ポータブル版 v5.1 を例にして Windows 11 へのインストール方法を紹介します。
Tera Term のインストール方法
ダウンロード
窓の杜の Tera Term の紹介ページにアクセスし、Tera Term ポータブル版(v5系統)を「窓の杜からダウンロード」します。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/
展開先フォルダの作成
ポータブル版をインストールするフォルダを作成します。ここでは例として C:\ProgramFiles というフォルダを新規作成します。
ファイルの展開
ダウンロードした ZIP ファイルの中にある teraterm-5.1 のフォルダを C:\ProgramFiles にコピーします。
以上でインストール作業は終了です。
初回起動時の設定
TeraTerm を使う時は C:\ProgramFiles\teraterm-5.1\ttermpro.exe を実行します。
接続先選択画面が表示されたら、「Cancel」をクリックします。
メニューから、「Setup」>「General」をクリックします。
全般設定画面が表示されたら、「LanguageUI」>「Japanese.lng」を選択します。
「OK」をクリックします。
メニューから、「設定」>「設定の保存」をクリックします。
設定の保存画面が表示されたら、「保存」をクリックします。
確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。
これで日本語化作業の完了です。