デール・カーネギー(Dale Carnegie、D・カーネギー、1888年 - 1955年)は、アメリカのビジネス書の著者であり、人間関係やコミュニケーションの分野で広く知られています。その影響力は、ビジネスに関する自己啓発書の中でも特に大きいものとされています。この記事では 30 歳前後の中堅社員向けに「人を動かす」原則を紹介します。
「人を動かす」について
デール・カーネギーの最も有名な著作が『人を動かす』です。この本は1936年に出版され、多くの言語に翻訳され、全世界で1500万部以上が販売されています。本書には、よい人間関係を築くための基本的な原則や、他者を動かす方法についての実践的なアドバイスが掲載されています。本に書かれているコミュニケーションやリーダーシップの原則は、今日でも広く受け入れられています。
”まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」、宝島社” より
ここでは 1936 年の英語版で挙げられている25 の原則を紹介します。
「人を動かす」25 の原則
基本的な 3 つの原則
- 批判、非難、不平を言わない
- 誠実に感謝する
- 相手に「欲しい」という気持ちを起こさせる
人に好かれる 6 つの原則
- 他人に誠実な関心を寄せる
- 笑顔で接する
- 人の名前は、その人にとって、どんな言語の中でも最も甘美で重要な音であることを忘れない
- 聞き上手になる。相手が自分のことを話すように促す
- 相手の興味を引くように話す
- 相手に重要であると思わせる
自分の考え方に人を引き込む 9 つの原則
- 議論を有利に進める唯一の方法は、議論を避けることである
- 相手の意見を尊重する。決して "あなたは間違っている "と言わない
- 自分が間違っていたら、すばやく、はっきりと認める
- 友好的に始める
- 相手にすぐに「はい、はい」と言わせる
- 相手に多くを語らせる
- 自分のアイデアだと相手に思わせる
- 相手の立場に立って物事を見ることを誠実に心がける
- 相手の考えや欲求に共感する
リーダーになるための 7 つの原則
- 褒め、素直に感謝することから始める
- 部下のミスを間接的に指摘する
- 相手を批判する前に、自分の失敗について話す
- 直接命令するのではなく、質問する
- 相手の顔を立てる
- 些細な改善を褒め、改善するたびに褒める
- わずかな改善でも褒める。"心からの称賛と惜しみない賛辞を"
参考文献
- 人を動かす 改訂文庫版
https://www.amazon.co.jp/dp/442210134X/ - デール・カーネギー・トレーニング
https://www.dale-carnegie.co.jp/about/dale-carnegie-principles/