この記事は 「Windows 11 への .NET 8 のインストール」 と 「Windows 11 への VSCode の インストール」 の続きの内容になります。
この記事では 18 歳の新入社員向けに VSCode の C# 開発環境を構築する手順を説明します。
前回のおさらい
「Windows 11 への .NET 8 のインストール」 では Windows に .NET 8 をインストールしました。「Windows 11 への VSCode のインストール」 では Windows に VSCode をインストールしました。
引き続き VSCode に C# 拡張機能をインストールし、C# 開発を行う方法を説明します。
C# 開発環境の構築
Visual Studio Code の起動
スタートメニューから「Visual Studio Code」を起動します。
拡張機能の追加
左端にある「拡張機能」アイコンをクリックします。
拡張機能の検索
拡張機能の検索ボックスに「C#」と入力します。
拡張機能のインストール
検索結果に C# Dev Kit (C# Dev Kit for Visual Studio Code) が表示されたら、「インストール」をクリックします。
以上で基本的な環境構築は完了です。
C# アプリケーションの作成例
ここでは例としてコンソールアプリケーションを作成する手順を紹介します。
ターミナルを開く
Windows のスタートメニューから 「ターミナル」を起動します。
作業フォルダを作成
ターミナルが開いたら、キーボードから以下のコマンドを入力し、デスクトップに 「hello」という名前のフォルダを作成します。
cd .\Desktop
mkdir hello
C# プロジェクトの作成
続いてキーボードから以下のコマンドを入力し、hello フォルダの中に C# プロジェクトを作成します。
cd hello
dotnet new console
作業フォルダを開く
VSCode のメニューから「ファイル」 > 「フォルダーを開く」の順にクリックします。
フォルダの選択
フォルダを開く画面が表示されたら、hello を選択し「フォルダーの選択」をクリックします。
ワークスペースの信頼
フォルダの信頼画面が表示されたら、「はい、作成者を信頼します」をクリックします。
ファイル一覧の表示
フォルダを開いたら、左側にファイル一覧が表示されます。
C# ファイルの表示
ファイル一覧にある「Program.cs」 をクリックします。
デバッグの開始
VSCode のメニューから「実行」 > 「デバッグの開始」の順にクリックします。
デバッガの選択
デバッガの選択が表示されたら、「C#」をクリックします。
起動構成の選択
起動構成の選択が表示されたら、「C#: hello」をクリックします。
プログラムの動作完了
デバッグコンソールに、「Hello, World!」 と表示されると動作完了です。
参考文献
-
Getting Started with C# in VS Code
https://code.visualstudio.com/docs/csharp/get-started -
dotnet コマンドリファレンス
https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/tools/dotnet-new#arguments -
C#
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-dotnettools.csharp -
C# Dev Kit
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-dotnettools.csdevkit -
.NET Install Tool
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-dotnettools.vscode-dotnet-runtime