Java(読み方:ジャバ)は無料で使えるプログラミング言語です。Javaは企業アプリケーション、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーション、組み込みシステム、大規模なデータ処理などさまざまな分野で利用されています。この記事では 18 歳の新入社員向けに Java のインストール方法を紹介します。
Java を使う目的
Java は以下のような用途で使われます。
デスクトップアプリケーション開発
Java は Windows、macOS、Linuxなどさまざまなプラットフォームで利用できます。1つのソースコードで複数のプラットフォームに対応するアプリケーションを構築できます。
モバイルアプリケーション開発
Android アプリケーションの開発に Java が広く使用されています。
ウェブアプリケーション開発
Java はサーバーサイドプログラミング言語として広く使用され、大規模なウェブアプリケーションやサービスを構築するために利用されます。
主な Java の開発環境
Java の仕様は OpenJDK というオープンソースコミュニティで開発されています。複数の会社が Java 開発環境を提供しています。主要な Java 開発環境について紹介します。
Oracle JDK
オラクル社は Java の商標を保有しており、 Oracle JDK(Java Development Kit)と呼ばれる公式の Java の実装を提供しています。Oracle JDK は有償サポートも用意されており、企業向けのアプリケーション開発に使用されます。この記事では Oracle JDK のインストール方法を紹介します。
Open JDK
OpenJDK はオープンソース版のJava 実行環境やJavaコンパイラ、プロファイラやデバッガなどの開発環境が含まれます。以下のサイトからダウンロードできます。
AdoptOpenJDK
Eclipse Adoptium は OpenJDK のコンパイル済みファイルを提供しています。Google Cloud で採用されています。
Amazon Corretto
Amazon 社は Amazon Corretto というオープンソースのOpenJDKディストリビューションを提供しています。Amazon Web Service でのJavaアプリケーション開発に適しています。
IBM SDK for Java
IBM 社は独自のJava実装であるIBM SDK for Javaを提供しています。これはIBMのハードウェアおよびソフトウェア製品と統合されたJava実装で、企業向けのJavaアプリケーションに適しています。
Oracle JDK のシステム要件
Oracle JDK は以下のWindows 環境で動作します。
- プロセッサ: Pentium 2 266MHz 以上
- メモリ: 128MB 以上
- ハードディスクの空き容量: 420MB 以上
- オペレーティングシステム: 64 ビット版の Windows 8, 10, 11
この記事では Oracle JDK 21 を例にして Windows 11 にインストールする手順を説明します。
Oracle Java のインストール方法
ダウンロード
Oracle JDK 21 のウェブサイトにアクセスし、「x64 Installer」をクリックします。
https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#jdk21-windows
インストーラの起動
ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックし、インストーラを実行します。
ユーザーアカウント制御の確認
ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。
セットアップ画面の確認
ようこそ画面が表示されたら、「次へ」をクリックします
インストール先の選択
インストール先の選択画面が表示されたら、「次へ」をクリックします
インストール終了
インストール完了画面が表示されたら、「閉じる」をクリックします。
参考文献
- Java 17 > Installation of the JDK on Microsoft Windows Platforms
https://docs.oracle.com/en/java/javase/17/install/installation-jdk-microsoft-windows-platforms.html#GUID-A7E27B90-A28D-4237-9383-A58B416071CA