概要
APNパートナーから提供されるHosted Connectionを受け入れ、Private VIF(プライベート仮想インターフェイス)を作成してオンプレミス環境とAWS VPCを接続する手順を解説します。VGWとDirect Connect Gatewayの選択基準、BGP設定、ルーティング調整まで実践的な内容を網羅しています。
目次
- Hosted Connectionの基礎知識
- Private VIFの接続先の選び方
- 事前準備チェックリスト
- Private VIF作成の実践手順
- オンプレ側ルータとルーティング設定
- 料金情報
- 注意点とベストプラクティス
- 終わりに
Hosted Connectionの基礎知識
Hosted Connectionとは
Hosted ConnectionはAWS Direct Connect デリバリーパートナー(APNパートナー)が提供する物理接続方式です。パートナーが所有する物理ポートを複数の顧客で共有し、論理的に分割して各顧客に割り当てます。これにより、1Gbps未満の小容量から利用できる柔軟性が生まれます。
パートナーから提供されたHosted Connectionは、AWSマネジメントコンソールで「受け入れ」操作を行うことで初めて利用可能になります。受け入れ後、そのConnection上でPrivate VIFを作成し、オンプレミス環境とVPCを接続します。
Dedicated ConnectionとHosted Connectionの違い
Direct Connectの接続方式には、Dedicated Connection(専用接続)とHosted Connection(ホスト型接続)の2種類があります。それぞれの特徴を理解することで、要件に合った方式を選択できます。
| 項目 | Dedicated Connection | Hosted Connection |
|---|---|---|
| 提供元 | AWS(直接申請) | APNパートナー |
| ポート専有性 | 物理ポートを単一顧客が専有 | 物理ポートを複数顧客で共有 |
| 利用可能帯域 | 1Gbps、10Gbps、100Gbps、400Gbps | 50Mbps~25Gbps(パートナーにより異なる) |
| 作成可能なVIF数 | 最大51個(Private/Public VIF 50個 + Transit VIF 4個) | 1個のみ |
| LAG対応 | 対応(複数ポートを束ねて帯域拡張可能) | 非対応 |
| MACsec暗号化 | 対応(一部ロケーション) | 非対応 |
| 料金モデル | ポート専有のため高額 | 帯域に応じた従量課金で低コスト |
| 用途 | 大規模トラフィック、複数VIF必要 | 小~中規模トラフィック、単一VIF |
1つのHosted Connectionに1つのVIFという制約
Hosted Connectionの最も重要な制約は、1つのHosted Connectionに対して作成できるVIFが1つだけという点です。この制約により、以下のような影響があります。
制約の具体例:
- Private VIFを1つ作成したら、同じHosted Connection上にPublic VIFやTransit VIFは追加できない
- 複数のVPCに接続したい場合でも、1つのPrivate VIFで対応する必要がある(Direct Connect Gatewayを使用)
- オンプレ側でPublic VIFとPrivate VIFの両方が必要な場合、2つの別々のHosted Connectionを契約する必要がある
なぜこの制約があるのか:
Hosted Connectionでは、パートナーが接続作成時にVLAN IDを1つ割り当てます。各VIFは固有のVLAN IDを必要とするため、VLAN ID変更ができないHosted Connectionでは1つのVIFしか作成できません。追加のVLAN IDが必要な場合は、パートナーに新しいHosted Connectionの発行を依頼する必要があります。
この制約は、Dedicated Connectionでは存在しません。Dedicated Connectionでは最大51個のVIFを作成でき、それぞれに異なるVLAN IDを設定できます。
Private VIFの接続先の選び方
Private VIFを作成する際、接続先として「Virtual Private Gateway(VGW)」または「Direct Connect Gateway(DXGW)」のいずれかを選択します。それぞれの特徴と選択基準を理解することが重要です。
VGWとDirect Connect Gatewayの比較
| 項目 | Virtual Private Gateway(VGW) | Direct Connect Gateway(DXGW) |
|---|---|---|
| 接続可能なVPC数 | 1つのVPCのみ | 最大10個のVPC(複数リージョン対応) |
| リージョン | 単一リージョンのみ | 複数リージョンに対応 |
| Transit Gateway連携 | 不可 | 可能(最大6個のTransit Gateway) |
| 設定の複雑さ | シンプル | やや複雑(VGW関連付けが必要) |
| 用途 | 単一VPCへのシンプルな接続 | 複数VPCやマルチリージョン構成 |
| 料金 | VGW自体は無料 | DXGW自体は無料(ただしデータ転送料金は発生) |
選択基準とユースケース
VGWを選ぶべきケース:
- 東京リージョンの単一VPCにのみ接続したい
- シンプルな構成で運用管理コストを抑えたい
- 将来的にも接続先VPCが増えない見込み
Direct Connect Gatewayを選ぶべきケース:
- 複数のVPCに接続する必要がある(例:本番環境VPCと開発環境VPC)
- マルチリージョン構成を採用している(例:東京リージョンと大阪リージョン)
- 将来的にVPCが増える可能性がある
- Transit Gatewayと連携した大規模なネットワーク構成を予定している
1つのHosted Connectionには1つのVIFしか作成できないため、後から接続先を追加する場合は新しいHosted Connectionの契約が必要になります。将来的な拡張性を考慮してDirect Connect Gatewayを選択することを推奨します。
事前準備チェックリスト
Private VIFの作成をスムーズに進めるため、以下の情報を事前に準備しておきましょう。
AWS側の準備
- AWSアカウントID:パートナーに提示するため、12桁のアカウントIDを確認
- VGWの作成とアタッチ(VGW接続の場合):対象VPCにVGWを作成してアタッチ完了
- Direct Connect Gatewayの作成(DXGW接続の場合):DXGWを作成し、接続先VPCのVGWを関連付け
- 接続先リージョン:ap-northeast-1(東京リージョン)を推奨
オンプレ側の準備
- BGP ASN:オンプレ側のプライベートASN(例:65000~65535の範囲)
-
BGPピア用IPアドレス:/30または/31のプライベートアドレス(例:169.254.1.0/30)
- Amazon側IP(例:169.254.1.1)
- Customer側IP(例:169.254.1.2)
- 広告するプレフィックス:オンプレミスから広告するCIDR(例:10.0.0.0/16)
- BGP認証キー(任意):BGPセッションの認証に使用する共通鍵
パートナーとの調整事項
- 帯域:50Mbps、100Mbps、500Mbps、1Gbps等から選択
- VLAN ID:パートナーが割り当てるVLAN番号(例:100~4094の範囲)
- 接続ロケーション:Equinix TY2(東京)、Equinix OS1(大阪)等
- 納期と作業スケジュール:パートナーとの作業調整
Private VIF作成の実践手順
ステップ1:Hosted Connectionの受け入れ
パートナーがあなたのAWSアカウントID宛にHosted Connectionを発行すると、AWS Direct Connectコンソールに「保留中」のConnectionが表示されます。
コンソールでの受け入れ手順:
- AWSマネジメントコンソールにログイン
- 「Direct Connect」サービスを開く
- 左メニューから「接続」を選択
- 状態が「confirming」のHosted Connectionを確認
- Connectionを選択し、「接続を受け入れる」ボタンをクリック
- 確認ダイアログで「受け入れる」をクリック
CLIでの受け入れ例:
aws directconnect confirm-connection \
--connection-id dxcon-aaaaaaaa \
--region ap-northeast-1
受け入れが完了すると、Connectionのステータスが「available」に変わります。この状態になって初めて、Private VIFを作成できます。
ステップ2:Private VIFの作成(コンソール)
- Direct Connectコンソールで「仮想インターフェイス」を選択
- 「仮想インターフェイスを作成」ボタンをクリック
- 以下の項目を入力:
基本設定:
- 仮想インターフェイスの種別:プライベート
- 接続:受け入れたHosted Connectionを選択
- 仮想インターフェイス名:識別しやすい名前(例:prod-private-vif)
- VLAN:パートナーと合意したVLAN ID(例:123)
BGP設定:
- BGP ASN:オンプレ側のプライベートASN(例:65010)
- BGP認証キー:任意。設定する場合は両端で一致させる
- アドレスファミリー:IPv4またはIPv6を選択
-
ピアIP:
- Amazon側アドレス:169.254.1.1/30
- Customer側アドレス:169.254.1.2/30
接続設定:
- MTU:1500または9001(機器がJumboフレーム対応なら9001推奨)
- 仮想プライベートゲートウェイ:VGWを選択
- またはDirect Connectゲートウェイ:DXGWを選択
- 「仮想インターフェイスを作成」をクリック
ステップ3:Private VIFの作成(CLI)
VGWを宛先にする場合:
aws directconnect create-private-virtual-interface \
--connection-id dxcon-aaaaaaaa \
--new-private-virtual-interface '{
"virtualInterfaceName": "prod-private-vif",
"vlan": 123,
"asn": 65010,
"mtu": 9001,
"addressFamily": "ipv4",
"amazonAddress": "169.254.1.1/30",
"customerAddress": "169.254.1.2/30",
"virtualGatewayId": "vgw-xxxxxxxx"
}' \
--region ap-northeast-1
Direct Connect Gatewayを宛先にする場合:
aws directconnect create-private-virtual-interface \
--connection-id dxcon-aaaaaaaa \
--new-private-virtual-interface '{
"virtualInterfaceName": "prod-private-vif",
"vlan": 123,
"asn": 65010,
"mtu": 9001,
"addressFamily": "ipv4",
"amazonAddress": "169.254.1.1/30",
"customerAddress": "169.254.1.2/30",
"directConnectGatewayId": "dxgwy-xxxxxxxx"
}' \
--region ap-northeast-1
VIF作成後、ステータスが「available」になるまで数分待ちます。ステータスが「available」になっても、BGPセッションが確立するまでは「down」と表示されます。
ステップ4:Direct Connect Gateway利用時の追加手順
Direct Connect Gatewayを選択した場合、VPCのVGWをDXGWに関連付ける必要があります。
コンソールでの関連付け手順:
- Direct Connectコンソールで「Direct Connectゲートウェイ」を選択
- 対象のDXGWを選択
- 「関連付け」タブを選択
- 「ゲートウェイの関連付け」をクリック
- 「仮想プライベートゲートウェイ」を選択し、対象VPCのVGWを選択
- 許可するプレフィックス(VPC CIDR)を入力
- 「ゲートウェイの関連付け」をクリック
CLIでの関連付け例:
aws directconnect create-direct-connect-gateway-association \
--direct-connect-gateway-id dxgwy-xxxxxxxx \
--gateway-id vgw-yyyyyyyy \
--add-allowed-prefixes cidr=10.0.0.0/16 \
--region ap-northeast-1
関連付けが完了すると、ステータスが「associated」になります。複数VPCに接続する場合は、この手順を各VPCのVGWに対して繰り返します。
オンプレ側ルータとルーティング設定
オンプレ側ルータの設定
Private VIFが作成できたら、オンプレミス側のルータでBGPセッションを確立します。以下はCisco IOSルータの設定例です。
802.1Q VLANサブインターフェイスの設定:
interface GigabitEthernet0/0.123
description Direct Connect to AWS - Private VIF
encapsulation dot1Q 123
ip address 169.254.1.2 255.255.255.252
BGPピアリングの設定:
router bgp 65010
bgp log-neighbor-changes
neighbor 169.254.1.1 remote-as 64512
neighbor 169.254.1.1 password MySecretKey123
!
address-family ipv4
network 10.0.0.0 mask 255.255.0.0
neighbor 169.254.1.1 activate
neighbor 169.254.1.1 soft-reconfiguration inbound
exit-address-family
ポイント:
- VLAN IDはPrivate VIF作成時に指定したものと一致させる
- BGP ASNはAWS側が64512、オンプレ側は設定したプライベートASN
- BGP認証キーを設定した場合は必ず両端で一致させる
- networkコマンドでAWS側に広告するオンプレプレフィックスを指定
VPC側のルーティング設定
VPC側でもオンプレ向けのルートを設定する必要があります。
ルート伝播を有効化する方法(推奨):
- VPCコンソールで「ルートテーブル」を選択
- 対象のルートテーブルを選択
- 「ルート伝播」タブを選択
- 「ルート伝播の編集」をクリック
- VGWを選択して「伝播を有効化」
- 変更を保存
この設定により、BGPで受信したオンプレのプレフィックスが自動的にルートテーブルに反映されます。
静的ルートを追加する方法:
ルート伝播を使わない場合は、静的ルートを手動で追加します。
- VPCコンソールで「ルートテーブル」を選択
- 対象のルートテーブルを選択
- 「ルート」タブを選択
- 「ルートを編集」をクリック
- 「ルートを追加」をクリック
- 送信先:10.0.0.0/16(オンプレのCIDR)
- ターゲット:Virtual Private Gateway(VGW)を選択
- 変更を保存
疎通確認
すべての設定が完了したら、疎通確認を行います。
BGPセッションの確認(オンプレ側):
show ip bgp summary
show ip bgp neighbors 169.254.1.1
show ip route bgp
BGPステータスが「Established」になっていることを確認します。
AWS側でのBGP確認:
Direct Connectコンソールで対象のPrivate VIFを選択し、「BGPピア」セクションでステータスが「up」になっていることを確認します。
疎通テスト:
# オンプレからVPC内のEC2インスタンスへping
ping 10.100.1.10
# VPC内のEC2インスタンスからオンプレへping
ping 10.0.0.10
# トレースルート確認
traceroute 10.100.1.10
疎通が取れない場合は、セキュリティグループ、ネットワークACL、オンプレ側ファイアウォールの設定を確認してください。
料金情報
AWS Direct Connectの料金は、主に「ポート時間料金」と「データ転送料金」の2つから構成されます。
ポート時間料金(Hosted Connection)
Hosted Connectionのポート時間料金は帯域によって異なります。以下は2025年1月時点の料金です(日本のロケーション)。
| 帯域 | 時間あたり料金(日本) | 月額料金目安(730時間/月) |
|---|---|---|
| 50 Mbps | $0.029/時間 | $21.17/月 |
| 100 Mbps | $0.057/時間 | $41.61/月 |
| 200 Mbps | $0.076/時間 | $55.48/月 |
| 300 Mbps | $0.114/時間 | $83.22/月 |
| 400 Mbps | $0.152/時間 | $110.96/月 |
| 500 Mbps | $0.190/時間 | $138.70/月 |
| 1 Gbps | $0.314/時間 | $229.22/月 |
| 2 Gbps | $0.627/時間 | $457.71/月 |
| 5 Gbps | $1.568/時間 | $1,144.64/月 |
| 10 Gbps | $2.361/時間 | $1,723.53/月 |
ポート時間料金は、接続が確立されている時間に対して課金されます。データが流れていない時間も課金対象となります。
データ転送料金
AWS Direct Connectでは、AWS側へのデータ転送(インバウンド)は無料ですが、AWS側からオンプレへのデータ転送(アウトバウンド)には料金が発生します。
東京リージョン(ap-northeast-1)から日本のDirect Connectロケーション(Equinix TY2等)へのデータ転送料金(2025年1月時点):
- データ転送アウト料金:$0.0410/GB
例えば、月間1TBのデータをAWSからオンプレに転送する場合:
- 1TB = 1,024GB
- データ転送料金:1,024GB × $0.0410 = $41.98/月
料金例
500MbpsのHosted Connectionで月間500GBのデータをAWSから転送する場合の月額料金:
- ポート時間料金:$138.70/月
- データ転送料金:500GB × $0.0410 = $20.50/月
- 合計:$159.20/月
この他にパートナーの回線費用やサービス料金が別途発生します。
注意事項:
- 上記料金は2025年1月時点のものであり、変動する可能性があります
- 最新の料金は AWS Direct Connect 料金ページ でご確認ください
- 日本円換算額は為替レートにより変動します
- パートナーの提供する回線費用やサービス料金は別途必要です
注意点とベストプラクティス
MTU設定
MTU(Maximum Transmission Unit)は、ネットワークで転送できる最大パケットサイズです。Direct Connectでは1500バイトまたは9001バイト(Jumboフレーム)を選択できます。
MTU 1500を選ぶべきケース:
- オンプレ側機器がJumboフレームに非対応
- 既存ネットワークとの互換性を重視
- 確実に動作させたい
MTU 9001を選ぶべきケース:
- 大容量データ転送が頻繁に発生
- オンプレ側機器とAWS Direct Connect区間の全機器がJumboフレーム対応
- スループット向上を優先
MTUを9001に設定する場合、オンプレ側のスイッチ、ルータ、ファイアウォール等すべての機器でJumboフレームを有効化する必要があります。一箇所でも対応していないとパケットフラグメンテーションが発生し、パフォーマンスが低下する可能性があります。
BGP認証キーの推奨
BGPセッションに認証キーを設定することで、不正なBGPピアからの接続を防止できます。セキュリティ要件が高い環境では、必ずBGP認証キーを設定してください。
認証キーは以下の要件を満たす必要があります:
- 大文字小文字を含む英数字
- 特殊文字も使用可能
- AWS側とオンプレ側で完全に一致する文字列
暗号化が必要な場合の対応
Hosted ConnectionではMACsec暗号化が使用できません。データ暗号化が必要な場合は、以下のいずれかの方法を検討してください。
方法1:Site-to-Site VPNをDirect Connectと併用
最も一般的な方法は、Direct Connect上でSite-to-Site VPNを構築する方法です。
- Direct Connectで安定した帯域と低遅延を確保
- VPNで暗号化を実現
- Direct Connectがメイン経路、インターネットVPNをバックアップとする冗長構成も可能
方法2:アプリケーションレイヤーでの暗号化
- TLS/SSL等を使用してアプリケーション層で暗号化
- Direct Connectは暗号化なしで透過的に転送
冗長構成の考慮点
本番環境では、単一障害点を避けるため冗長構成を検討してください。
推奨される冗長構成:
- 2つの異なるDirect Connectロケーション(例:Equinix TY2とEquinix OS1)
- 各ロケーションに1つ以上のHosted Connection
- 各Hosted ConnectionにPrivate VIFを作成
- BGPのLocal Preferenceやas-path prependで優先経路を制御
AWSの推奨構成では、異なるロケーションに最低2つの接続を設けることが推奨されています。これにより、ロケーション障害やパートナー障害に対応できます。
1つのHosted Connectionに1つのVIF制約への対処
前述の通り、Hosted Connectionでは1つのVIFしか作成できません。この制約を踏まえて設計する必要があります。
対処方法1:Direct Connect Gatewayを使う
複数VPCに接続する必要がある場合、Private VIFの接続先としてDirect Connect Gatewayを選択すれば、1つのVIFで最大10個のVPCに接続できます。
対処方法2:複数のHosted Connectionを契約
Private VIFとPublic VIFの両方が必要な場合や、異なるBGP設定が必要な場合は、パートナーから複数のHosted Connectionを発行してもらう必要があります。
対処方法3:Dedicated Connectionへの移行を検討
将来的に多数のVIFが必要になる見込みがある場合、最初からDedicated Connection(1Gbps、10Gbps)を検討することも選択肢です。Dedicated Connectionでは最大51個のVIFを作成でき、LAGによる帯域拡張も可能です。
終わりに
本記事では、APNパートナーからのHosted Connectionを受け入れ、Private VIFを作成してオンプレミス環境とAWS VPCを接続する手順を解説しました。
重要なポイントをまとめます:
- Hosted ConnectionとDedicated Connectionは、VIF作成数やポート専有性で大きく異なる
- 1つのHosted Connectionには1つのVIFしか作成できないという制約を理解する
- 複数VPCへの接続にはDirect Connect Gatewayが有効
- BGP設定とルーティング設定を正しく行うことで、安定した接続が実現できる
- 本番環境では冗長構成と暗号化を検討する
次のステップ
基本的な接続が確立できたら、以下のステップに進むことを推奨します:
- 監視とアラート設定:CloudWatchでBGPステータス、データ転送量、接続状態を監視
- 冗長構成の実装:異なるロケーションへの2つ目のHosted Connectionを追加
- 暗号化の検討:Site-to-Site VPNとの併用で暗号化を実現
- 災害対策計画:Direct Connect障害時のフェイルオーバー手順を整備
AWS Direct Connectを活用して、安定した低遅延のハイブリッドクラウド環境を構築してください。
参考文献・参考サイト
AWS公式ドキュメント
- 「AWS Direct Connect とは?」AWS Documentation ( https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/Welcome.html )
- 「仮想インターフェイスの作成」AWS Documentation ( https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/create-vif.html )
- 「AWS Direct Connect ゲートウェイの使用」AWS Documentation ( https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/direct-connect-gateways-intro.html )
- 「ホスト型接続」AWS Documentation ( https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/hosted_connection.html )
- 「AWS Direct Connect の料金」AWS ( https://aws.amazon.com/directconnect/pricing/ )
- 「AWS Direct Connect の復元性に関する推奨事項」AWS Documentation ( https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/resilency_toolkit.html )

