はじめに
最近、Cursorを使って作業ブランチの変更点をもとに、プルリクエストのメッセージを生成しようとしたとき、ちょっとしたハマりポイントに遭遇しました。
今回は、Cursorの@Git
がうまく動作しない場合の対処法と、それに代わる簡単な回避策をご紹介します。
Cursorで@Git
が読み込めない?
Cursorには@Git
という便利な機能があります。これをチャットで呼び出すと、現在の変更差分やコミット履歴などをAIが読み取ってくれるはず…なのですが、
申し訳ありませんが、コミット内容を確認するためのツールや情報が提供されていないため、
現在のコミット内容を確認することができません。
どうやら、うまく動作しないことがあるようです。
やったこと:git diffで差分ファイルを渡す
そこで、代わりに以下のコマンドを使って、mainブランチとの差分をファイルに書き出すことにしました。
git diff main..{作業ブランチ名} > branch_changes.diff
このコマンドで、現在の作業ブランチとmainブランチとの差分を branch_changes.diff というファイルに保存できます。
その後、このbranch_changes.diffファイルをCursorにファイルとして読み込ませたところ、差分をしっかりと認識してくれました。
プルリクエストのメッセージ生成もOK!
差分ファイルを読み込ませた後に、
この変更内容に基づいて、プルリクエストの説明文を作ってください
といった形でAIに依頼すると、的確な要約と説明文を自動で生成してくれました。とても便利です!
おまけ:alias登録でさらに簡単に
毎回 git diff main..{作業ブランチ}
を書くのが面倒な場合は、以下のようにGitエイリアスを設定しておくと時短になります。
git config --global alias.diff-main '!f() { git diff main..$1 > branch_changes.diff; }; f'
使い方:
git diff-main {作業ブランチ}
これで、branch_changes.diffが自動生成されます。
まとめ
Cursorで@Git
がうまく使えない場合でも、git diff
とファイル読み込みを組み合わせることで、ほぼ同じことが実現できます。手間は少しかかりますが、確実に動作する方法として覚えておくと便利です。
以上、CursorでGit差分を読み込ませたいけど@Gitが動かないときの対処法でした。似たような状況に遭遇した方の参考になれば幸いです!
参考
👇本当に助かりました!ありがとうございました!