はじめに
◆この記事は何?
メモ術と読書術を組み合わせる方法をご紹介する記事です。
◆この記事のねらい
小さな気づきの価値を、負荷をかけずに大きくするのが狙いです。
先に結論
- 自分の体験から得た気づきが「実は本に書いてあった」となると嬉しい
- 気づきの裏付けができ、さらに深掘りもできる
- 実際にやってみたら、メモの体験が抜群に良くなった
きっかけ
ある日、家の中で仕事をしていたところ、解決策が思い浮かばず煮詰まっていました。
気分転換に外に出ると、次々と解決策が思い浮かび、すぐに仕事が終わりました。
そこでノートに「行動してみるのは大事」とメモしました。
メモしながら「なんて当たり前の気づきなんだ。いろんな本に書いてありそうだ。」と感じました。
そして同時に思いついたのが、「気づきと読書ノートを紐づけられると良いのでは・・・?」と。
設計
やりたいことはシンプルです。
- 「自分が書いたメモ」と「類似性の高い読書ノート」を検索する
→その結果、「あなたのメモに近いのはこの本」と推薦される - スマホからもメモできる
実際に環境を用意する
私はNotionに読書ノートを記録しています。
データベースで管理されています。およそ300-400冊分あります。
できるだけ開発コストをかけたくなかったので、生成AIの活用でよくある検索拡張生成RAG(Retrieval-Augmented Generation)の構築ではなく、NotebookLMに「pdf化した読書ノート」をソースとして格納しました。
また「スマホでメモする」ことを考えても、NotebookLMが使いやすいと判断しました。
日々のメモと読書ノートを紐づけられれば、ツールはなんでも良いと考えています。
日々の読書ノートを作成環境や日々のメモアプリによってアレンジしてください。
様々なアプリと個人開発を検討しましたが、私の場合はNotebookLMがよかったです。
また、最初は数冊の読書ノートでも効果はあると思います。ぜひ試してみてください。
使ってみた感想
使ってみた感想ですが、「体験が全然違う!!」と生活が激変しました。
↓これが例です。1行のメモから過去の読書ノートを検索できています。ソースにもアクセスしやすいです。
その結果、何が起きたか?
- 自分の気づきがさまざまな本で裏付けらるようになりました
- ありきたりなメモから深い学びへと進化しました
- 深掘りしたいときはその本を読むようになりました
そして想定外の副産物ですが、
私の1行のメモを通じて本と本が予想外につながることがありました。
例えば「ユーザーのストーリー」という単語を入れると、マーケティングとコミュニティ運営が予想外につながりました。
並行読書に気づき、過去の学びが豊かに耕されるようになりました。
さらに、アドバイスがほしいときや困っているときの良い相談相手になりました。過去の読書体験から助言をもらえるので、内容が刺さりやすいです。
これらは読書を大切にする私の学び方にとても合致していました。
おわりに
この記事では、日々のメモと読書ノートを紐付ける方法をご紹介しました。
参考になれば幸いです。