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Gitでいろいろ取り消したい

Last updated at Posted at 2019-04-03

Gitでいろいろミスすることってありますよね。
そのミスを解決するネタ的な記事です。

Gitの全体図

Gitの構成として、「リポジトリ」でファイルを管理していきます。そのリポジトリにファイルをもってくるためには「登録(add)」と「コミット(commit)」が必要になってきます。この処理ができた段階で、最後にリモート上にあるリポジトリにプッシュ(push)していきます。プッシュするとリモートに反映されてforkやpullをして、ローカルリポジトリに追記した内容等が反映されます。

参考:https://backlog.com/ja/git-tutorial/intro/intro1_4.html

ローカルの取り消し

そもそも、ローカル上の変更の取り消しをしたい場合は、checkoutで十分です。

$ git checkout .

ただし、新規ファイルの作成で作成したファイル等は削除されませんので、そこは注意(下記コマンドで可能)。

$ git clean -df .

addの取り消し

$ git reset HEAD .

このコマンドによりgit のステージングから取り除かれ、add前の状態になります。
add する前の状態に戻すということなので、コミットした場合の状態は戻していません。

commitの取り消し

$ git reset --hard HEAD~

上記は直前のコミット履歴を消し去る方法です。
他にも、コミットを変更するうえで「revert」と「--amend」があります。

revert

git revert コミットのハッシュ値

指定したコミット時点の状態にまで戻し、コミットを行います。(履歴は消えません。)

--amend

git commit --amend

--amendは直前のコミットに上書きするときに使用します。

使用方法は様々ですが、下記の場合でよく用いられます。

  • コミットメッセージを変更したい時
  • git rebase失敗した時、コンフリクトを避けるためにコミットを上書きしたい時

pushの取り消し

$ git revert [<commit>]
$ git push

pushに関しては特に変わった操作はなく、コミット履歴で変わったもの(git revert [<commit>])をpushしましょう。

mergeの取り消し

$ git reset --hard HEAD^

addやcommit同様にresetで取り消し可能です。
HEAD^でひとつ前に指定し、--hardで強制的に戻すという意味です。

ハッシュ指定でもOKです(下記コマンド)。

$ git reset --hard aaaa(ハッシュ)

pull requestの取り消し

git push --delete origin [ブランチ名]

pull requestを送ったブランチ名を指定して--deleteオプションつきでpush

$ git push --delete origin [ブランチ名]

git tag取り消し

  • git tag -d タグ
    • ローカルのタグを取り消し
$ git tag -d タグ
  • git push origin :refs/tags/タグ
    • リモートのタグを取り消し
$ git push origin :refs/tags/v1.0.6

まとめ

Gitの扱いは慎重に。

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