2024年12月にリリースされたソフトウェア版 IBM Cloud Pak for Data (CP4D) 5.1 では、IBM Software Hub
という基盤が導入されました。
IBM Software Hub
は、ドキュメントでは次のように説明されていますが、イメージとしては CP4D や watsonx をインストールして使うための共通基盤というところでしょうか。5.1 以前は、例えば watsonx をインストールしたい時は、基盤としての CP4D 上にインストールするというかたちをとっていましたが、5.1では IBM Software Hub
の上に、watonx、CP4D 他をインストールするという"たてつけ"にアップデートしたということのようです。
IBM® Software Hubは、Red Hat® OpenShift® Container Platform 上でIBMソリューションのインストール、管理、モニターを可能にするクラウド・ネイティブ・ソリューションです。
IBM Software Hub バージョン5.1は、
IBM Cloud Pak® for Data
、IBM Data Product Hub
、IBM watsonx™
、IBM watsonx Code Assistant™
の新しい基盤です。
インストール手順としては、OpenShift上にまず IBM Software Hub
をインストールすることになります。 IBM Software Hub
だけをインストールした時点で、Web クライアントにログインすると次のような画面になります。IBM Software Hub
の画面です。ツールバーの 「ロケーションの切り替え」 アイコンをクリックすると、IBM Software Hub
だけが表示されます。
ここに実際に使用したいサービスを追加でインストールすると、インストール済みのサービスにアクセス可能なエクスペリエンス
と呼ばれる画面が追加される仕組みになりました。例えば、IBM Software Hub のインストール後に、watsonx.ai サービスをインストールすると IBM watsonx
エクスペリエンスが追加され、次のように IBM watsonx
エクスペリエンスを選択できるようになります。このように、ログイン後、使用したいサービスにアクセスできるエクスペリエンスに切り替えて、サービスを使用するという流れになります。
エクスペリエンスについての説明 - 公式docからの抜粋
IBM Software Hubバージョン5.1では、次が導入されています。
-
管理者専用の新しいエクスペリエンス
- IBM Cloud Pak for Data
- IBM Data Product Hub
- IBM watsonx
- IBM watsonx Code Assistant
-
IBM Software Hub Control Center: IBM Software Hub の複数のインスタンスにまたがるリソースの管理を支援する新しいコンポーネント
エクスペリエンス は、特定のタスクを実行するために必要なツールへの集中的なアクセスを提供します。 例えば、以下のようにします。
- IBM Data Product Hub のエクスペリエンスでは、チームはデータ製品の公開と共有に集中できます。
- IBM watsonx™ の経験では、チームは生成 AI ソリューションのトレーニング、検証、調整、およびデプロイに集中できます。
各エクスペリエンスには専用のホーム・ページがあります。 ホーム・ページで使用可能なカードを使用すると、ソリューションの使用を開始し、必要なツールに素早くアクセスすることができます。
各エクスペリエンスで利用可能なサービスの対照表 もあります。
参考:インストール済みサービスによる使用可能なエクスペリエンスの例
例1
下にリストしたサービスがインストールされた環境(CP4D 5.1.0 - AI Governance Configuration)では、次のように、IBM Software Hub
の他に、IBM Cloud Pak for Data
と IBM watsonx
のエクスペリエンスが使えるようになっていました。
インストール済みのサービス:
- IBM watsonx.gov 2.1.0
- IBM AI Factsheets 5.1.0
- IBM watsonx.ai Inference for Foundation Models 10.0.0
- Watson Machine Learning 5.1.0
- OpenPages 9.4.0
- Data Refinery 10.0.0
- Common Core Services 10.0.0
- Control Plane 6.1.0
- Watson OpenScale 5.1.0
例2
下にリストしたサービスがインストールされた環境(CP4D 5.1.0 - Data Governance Configuration)では、次のように、IBM Software Hub
の他に、IBM Cloud Pak for Data
と IBM Data Ptoduct Hub
のエクスペリエンスが使えるようになっていました。
インストール済みのサービス:
- Common Core Services 10.0.0
- Data Refinery 10.0.0
- Data Management Console 5.1.0
- Control Plane 6.1.0
- Data Product Hub 5.1.0
- IBM Knowledge Catalog 5.1.0
- Data Privacy 5.1.0
- Cognos Dashboard 5.1.0