通常のインストール画面からダウンロードすると最新バージョンになる
OpenShiftをベアメタルにUPIインストールする場合、インストールプログラムをこちらからダウンロードしますが、この場合、ダウンロード時点での最新バージョンのファイルがダウンロードされます。
Install OpenShift 4 | Red Hat OpenShift Cluster Manager | Bare Metal User-Provisioned Infrastructure
例えば、当画面先頭のOpenShift installer
のDownload installer
をクリックすると、次のURLのファイルがダウンロードされます。
https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/x86_64/clients/ocp/stable/openshift-install-linux.tar.gz
同様にこちらのページのダウンロードリンクからダウンロードして得られるファイルは以下の3種類です。
ファイル名 | |
---|---|
OpenShift installer | openshift-install-linux.tar.gz |
Command line interface | openshift-client-linux.tar.gz |
Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) | rhcos-live.x86_64.iso |
これらファイル名にバージョンが添えられていないため、わかりにくいのですが、URLに含まれるstable
ディレクトリには、最新のstableバージョンが保存されており(2023年5月22日現在の場合、4.13.0)、ダウンロードしたバージョン表記のないopenshift-install-linux.tar.gz
はopenshift-install-linux-4.13.0.tar.gz
と同一であることがわかります。
https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/x86_64/clients/ocp/stable/ の様子:
このopenshift-install-linux.tar.gz
を使用してインストールすると、4.13.0 がインストールされます。
最新バージョン以外のOpenShiftをインストールしたい場合
最新バージョン以外のバージョンをインストールしたい場合もあります。
その場合は、希望のバージョンの次のインストール用ファイルをダウンロードして使用する必要があります。
- OpenShift installer
- Command line interface
- Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS)
OpenShift installerとCommand line interface
OpenShift installer
とCommand line interface
については、こちらのURLから希望のバージョンのファイルをダウンロードできます。
https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/x86_64/clients/ocp/
例えば、4.12をインストールしたい場合は、4.12.xのディレクトリーを探します。この時点では以下の画面イメージのとおり、4.12の最新版は、4.12.20です。
この4.12.20
ディレクトリー下から、openshift-install-linux.tar.gz
とopenshift-client-linux.tar.gz
をダウンロードします。
*各ディレクトリーにバージョン名の入っていないファイルもありますが、後でわかりやすいようにバージョン名入りのファイルをダウンロードしています。
-rw-r--r--. 1 root root 55170704 6月 5 14:02 openshift-client-linux-4.12.20.tar.gz
-rw-r--r--. 1 root root 350304440 6月 5 14:02 openshift-install-linux-4.12.20.tar.gz
Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS)
同様に、RHCOSも希望のバージョンのisoファイルをダウンロードします。
こちらのURLで利用可能なRHCOSのバージョンが表示されます。
https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/x86_64/dependencies/rhcos/
OpenShift installer
と同じメジャー・バージョンである必要があるため、今回の場合は 4.12
を選択します。
RHCOS 4.12で利用可能なバージョンがリストされますが、ご覧のとおり、OCPのマイナー・バージョンに対応したすべてのリリースがあるわけではありません。使用するOpenshift Installerのバージョンと等しいか、それ以下のバージョンの内で最も新しいバージョンを選びます。この場合は、Openshift Installerのバージョンが 4.12.20 なので、4.12.17
を選択します。
参考:ISO イメージを使用した RHCOS のインストール
rhcos-4.12.17-x86_64-live.x86_64.iso
をダウンロードします。
-rw-r--r--. 1 root root 1200619520 5月 18 19:20 rhcos-4.12.17-x86_64-live.x86_64.iso