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Backboneでデータバインディングを使ってMVVMをするフロントエンドアーキテクチャ

Last updated at Posted at 2013-10-31

前提

会社(Quipper)で今からこういう風にしたい、と宣言した社内ドキュメントを公開する。
枯れてるわけではない。

  • coffeescript
  • Backbone
  • Backbone.stickit (データバインディング)
  • Chapling.js(は、オマケなのでどうでもいいがサンプルコードはこう)

backbone.stickitは安心と信頼のNYT製。(実質Backbone作ってるDocumentCloudと一緒のところ?)
backbone.stickit

目的

データバインディングを全面的に使って再描画を最小限にし、コードの見通しをよくしたい。
モデルの役割を明示的にし、MVVMを導入する。

理想的なAPI

擬似コード


# ビューモデルの定義
class TopicViewModel extends Model
  defaults:
    title: '' # たぶんここでパラメータ名(と仮でもいいので初期値)を書いておくと見通しがよい

# topic.hbs
"""
<span class="title"></span>
"""

# !!! テンプレートはビューモデルにのみ依存してテンプレートを展開する
# getTemplateDataは可能な限り使わない

# controller
  ...
  show: ({topic_id})->
    # Collectionから紐付いたものをとってくる。Collectionの中身は事前に初期化されている。
    # Railsのコントローラに近いイメージでモデルを取得できるようにしておく
    # Modelの役割を本来の意味でのモデルに近づける

    topic = Topics.find {topic_id} #=> Backbone.Collectionはlodashのメソッドをmixinしているのでこういう風に書ける
    # fetchが必要かどうかはモデル次第。Topicに関しては最初に初期化しておきたい


    # 各種モデルを用いてビューモデルを組み立てる
    # ViewModelクラスはBockbone.Modelを継承しているがRESTを叩いたりはせず、ビューの振る舞いだけに興味がある
    topicViewModel = new TopicViewModel
      title: topic.title

    @compose 'topic', new TopicView model: topicViewModel

    # controllerが各種イベントに対するハンドラをもつ

    @subscribeEvent 'updateTopicTitle', (title) ->
      topicViewModel.set 'title', title #=> バインディングがあるのでビューも更新される

    # 仮にビューバインディングで対応できない系(大域に渡る処理)のものは、ある程度受け入れる
    @subscribeEvent 'changeContainerView', ($div) ->
      @$('.content').html $div

# 基本的にイベントは受け取るものは、コントローラで処理する
# コントローラが膨らむ場合は適宜モデルロジック、ビューロジックに移す


# view
# getTemplateDataは可能な限り使わず、ビューモデルにだけ依存する

class TopicView extends View
  # model -> TopicViewModel
  bindings:
    '.title': 'title'
    # ビューに特有な値はonSetなどを用いて生成する

  # ビューイベントをイベント名を翻訳して、コントローラへ向けて発火する
  render: =>
    super
    @stickit()

    # イベントハンドラはrender後に書く
    @delegate 'click', '.i-want-to-change-topic-title-to-hoge', => #雑…
      # コントローラが知るべきものはコントローラに向けてイベントを発火する
      @publishEvent 'updateTopicTitle', 'hoge'

これによって可能になるもの

  • サーバーサイドのモデルのコピーと、ビューに紐づくモデルを一貫させ、コードの見通しをよくする。
  • パラメータの書き換えを最小限に抑え、再描画を抑えパフォーマンスがよくなる
  • ビューの変更はビューモデルを通じて行う
  • テストはビューモデルの変更に対して行う(ビューモデルによって生成されるビューには感知しない) #=> DOMに触れずに済む
  • テンプレートはビューモデルに一意に依存するので、使えるパラメータが明示的になる

ビューモデルはフロントに近い存在なので、多少汚くてもいい。新しく作る概念なので、ある程度闇を引き受けてもらう。
いままでふわっとした扱いだったModelを明示的に取り回したい。

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