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共有PCからGitHubを利用する際に気を付けたいGitの設定

Last updated at Posted at 2016-05-22

学校や会社など、自分以外の人も使用するPCでGitHubを利用する場合、
PC内に名前メールアドレスGitHubの認証情報などの個人情報を残したくないので
そのための設定方法をまとめてみました。

名前・メールアドレス

基本的な名前とメールアドレスの設定コマンド
$ git config --global user.name "John Smith"
$ git config --global user.email "john.smith@example.com"

--globalというオプションが付いている。
このコマンドで名前とメールアドレスを設定してしまうと
C:\Users\ユーザー名\.gitconfig
というファイルに設定が保存され、そのユーザー以下の全てのリポジトリに適用されてしまう。

ローカル設定

ユーザー名フォルダ直下に情報が残るのは嫌なので
--localというオプションに変更する。

$ git config --local user.name "John Smith"
$ git config --local user.email "john.smith@example.com"

こうすることで設定は各リポジトリの
.git\config
ファイルに保存され、そのリポジトリ内にしか適用されない。

そして作業終了時にリポジトリごと削除してしまえば情報は残らない。

GitHubの認証情報

GitHubにPushしようとするときに入力を求められるGitHubのユーザー名とパスワードのこと。
この情報をPCに残さないようにするにはcredential.helperという設定項目をcacheにする。
こうすると認証情報は一定の時間だけメモリに記憶されるが、ハードディスクに保存されることはない。

参考:Git公式ドキュメント 認証情報の保存

ちなみに私の環境では初期状態で
credential.helper = manager
になっており、一度入力した認証情報がずっと残るようになっていました。

オプション

--system

システム全体に適用される設定。全てのユーザー、全てのリポジトリが対象。
設定はC:\Program Files\Git\mingw64\etc\gitconfigファイルに保存される。
(※Windows 64bit 環境)
(※Git 64bit 版)

--global

そのユーザーにのみ適用される設定。ユーザー以下、全てのリポジトリが対象。
設定はC:\Users\ユーザー名\.gitconfigファイルに保存される。

--local

そのリポジトリにのみ適用される設定。
設定は.git\configファイルに保存される。
オプションを何も指定しなかった場合、デフォルトでこの設定になる。

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