はじめに
※私の環境ではこの方法でAviraの誤検出を回避することが出来ましたが、もしかすると他の環境ではうまくいかないかもしれません。参考程度にご覧下さい。
環境
VisualStudio2017
C++
DXライブラリ
Aviraによる誤検出
私の環境では、作成した実行ファイルがセキュリティソフトのAviraによって「トロイの木馬(TR/Crypt.XPACK.Gen2)」であると判断される問題が発生していました。
もちろんウイルスなどではなく、シンプルなウィンドウをただ表示させるだけのプログラムです。
また、この問題が発生するのはReleaseビルドで作成した場合のみとなります。
対策
プロジェクトのプロパティを開き、構成をReleaseにする。
構成プロパティ > リンカー > 最適化 を選択する。
【参照】を【いいえ(/OPT:NOREF)】にする。
【COMDATの圧縮】を【いいえ(/OPT:NOICF)】にする。
さらに、このままだとビルド時に「/OPT:NOREFは/LTCG:incrementalの指定と互換性がない」と言われるので、
【リンク時のコード生成】を【リンク時のコード生成を使用(/LTCG)】にする。
完了です。
少なくとも私の環境ではこの設定にすることでAviraに誤検出されることがなくなりました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。