勉強前イメージ
suicaとかicocaで使われてるものって感じ
電力がなくても使える
FeliCaとは何が違うのかな?
調査
NFC とは
Near Field Communicationの略。
近距離無線通信規格の一つ。
かざすだけで様々な機器と無線通信ができる。
suicaやicocaなどの決済だけじゃなくて認証にも使われている
NFCの規格
NFCの種類は大きく以下の4つあります。
- 密着型(ISO/IEC 10536) : 通信距離2mm程度
- 近接型(ISO/IEC 14443) : 通信距離10cm程度
- 近傍型(ISO/IEC 15693) : 通信距離70cm程度
- 遠隔型(ISO/IEC 18000) : 通信距離70cm以上
今回は近接型について確認していきます。
NFCの種類(近接型)
-
Type-F(ISO/IEC 18092)
- 開発 : sony
- 用途 : suicaやicoca
- 特徴 : Type-A,Bに比べて通信速度が2倍近くはやい
- その他 : 国内ではType-Fが普及している
-
Type-A(ISO/IEC 14443/18092)
- 開発 : NXP Semiconductors(旧フィリップス)
- 用途 : taspo にて使用されている
- 特徴 : 世界中で普及しており、安価に使用できる
- その他 : Visa等クレジットカードのタッチ決済
-
Type-B(ISO/IEC 14443)
- 開発 : Motorola
- 用途 : 免許証やマイナンバーカードに使用されている
- 特徴 : セキュリティレベルが高いが、処理が遅く製造コストが高い
- その他 : Visa等クレジットカードのタッチ決済
まとめた図
プロトコル | ISO/IEC 18092 | ISO/IEC 14443/18092 | ISO/IEC 14443 | ISO/IEC 15693 |
---|---|---|---|---|
名称 | Type-F | Type-A | Type-B | - |
通信規格 | FeliCa | Mifare Topaz | - | - |
主な用途 | suica/icoca/QUICPay | taspo | 運転免許証/マイナンバーカード | 物流RFIDタグ |
特徴 | Type-A,Bに比べて通信速度が2倍近くはやい | 世界中で普及しており、安価に使用できる | セキュリティレベルが高いが、処理が遅く製造コストが高い | - |
※ISO/IEC 15693は特殊なので他3つを重点的に見ます
FeliCa と NFC の違い
NFCのType-Fの規格で、独自のセキュリティ機構を盛り込んだのが FeliCa
になります。
スマホにはどの規格が使われている?
- よくおサイフケータイって言うけど....
おサイフケータイとはFeliCaチップを搭載し非接触決済が可能な携帯電話のこと
要するに、おサイフケータイ
= NFC Type-Fを搭載している
ということ
- iphone7 でのモバイルsuica対応
これは、Appleが国際的なType-A/Bだけでなくて、日本の規格のType-Fを搭載したと言うことになります。
- 要するに....
今のスマホには、おサイフケータイが使えたらType-Fが使える、と言うことになります。
スマホでのNFCの機能
- リーダー/ライターモード
NFCタグの読み取り・書き取りをできるモード
suicaやicocaなどの残高を読み取るアプリはこのリーダー/ライターモードを利用しています。
NFCデバイスはリーダー/ライターモードを使用する際はすべてのNFCタグのタイプを読み書きできるように義務付けられています。
- P2Pモード
NFCデバイス同士で情報を交換するモード
Android Beamが昔あった。
- カードエミュレーションモード
従来の非接触ICカードの機能の代替モード
スマホをsuicaのように振舞わせて、決済できる機能。
よく使われている。
リーダー/ライターモードはある(残高は見れる)けど、モバイルSuicaが使えない時はこのカードエミュレーションモードが搭載されていないということです。
勉強後イメージ
思ったよりいろいろ規格があった....
昔のスマホは、モバイルSuica使えなかったけど残高は見れたから、リーダー/ライターモード
は使えたんだなぁとやっと腑に落ちました。
あとFeliCaとNFCの違いがわかった。
クレカの非接触とモバイルSuicaは規格が違うだなんて知らなかった...面白かった。