勉強前イメージ
論理ボリュームとかそこらへんの話
調査
LVMとは?
logical volume manager の略で論理的にパーティションを管理します。
複数のハードディスクやパーティションにまたがった領域をまとめて
1つの論理論理ボリュームとして扱うことの出来る機能になります。
LVMの機能を使用することで論理ボリュームの拡大・縮小などシステムを停止せずに行うことができます。
単語の解説
PE(フィジカルエクステント)
PEはLVMが扱う記憶領域で最小の単位で、デフォルトが4MB、最大65,536個まで作ることができる。
PV(フィジカルボリューム)
PVは物理的な記憶媒体のこと。
通常であればディスク1つに対して1対1だが、
複数パーティションで区切り、パーティション単位でPVを1対1で作成することも出来る。
VG(ボリュームグループ)
VGはPV(フィジカルボリューム)の管理を行います。
通常VG作成時に、PV(フィジカルボリューム)の中にデフォルト4MBでPE(フィジカルエクステント)が作られ、
複数のPV(フィジカルボリューム)でVG(ボリュームグループ)が作成されます。
LV(ロジカルボリューム)
LVは、実ファイルを格納する領域で
LV(ロジカルボリューム)はPV(フィジカルボリューム)の集合で作成されています。
PE(フィジカルエクステント),PV(フィジカルボリューム),VG(ボリュームグループ),LV(ロジカルボリューム) の関係性
HDD から PV(フィジカルボリューム) が作られ、
PV(フィジカルボリューム) は PE(フィジカルエクステント) の集まりで、 VG(ボリュームグループ) が作られる。
VG(ボリュームグループ) から LV(ロジカルボリューム) が作られ
LV(ロジカルボリューム) から パーティションが作られる
それぞれ確認コマンド
- PV(フィジカルボリューム)
pvdisplay
コマンドを使用する
[root@localhost dev]# pvdisplay
--- Physical volume ---
PV Name /dev/sda2
VG Name centos
PV Size <7.00 GiB / not usable 3.00 MiB
Allocatable yes (but full)
PE Size 4.00 MiB
Total PE 1791
Free PE 0
Allocated PE 1791
PV UUID xaCKaw-qIio-uPla-p6TA-lZNu-fDw7-sGn8PK
ちなみに、PE(フィジカルエクステント)も見れます。
以下に抜粋したのですが
PEのサイズがデフォルト4MB
全部で1791個あり、余ってるPEはないよ、と記載されています。
PE Size 4.00 MiB
Total PE 1791
Free PE 0
- VG(ボリュームグループ)
vgdisplay
コマンドを使用する
[root@localhost dev]# vgdisplay
--- Volume group ---
VG Name centos
System ID
Format lvm2
Metadata Areas 1
Metadata Sequence No 3
VG Access read/write
VG Status resizable
MAX LV 0
Cur LV 2
Open LV 2
Max PV 0
Cur PV 1
Act PV 1
VG Size <7.00 GiB
PE Size 4.00 MiB
Total PE 1791
Alloc PE / Size 1791 / <7.00 GiB
Free PE / Size 0 / 0
VG UUID 9sXEuX-o3T2-z18q-VADH-xpLa-A56U-TjTO8e
- LV(ロジカルボリューム)
lvdisplay
コマンドを使用する
LVは2つあるようです
[root@localhost dev]# lvdisplay
--- Logical volume ---
LV Path /dev/centos/swap
LV Name swap
VG Name centos
LV UUID EUY3W0-00JP-yFNB-Bybo-FAJJ-2GsD-Mg3O2W
LV Write Access read/write
LV Creation host, time localhost, 2021-01-11 03:10:17 +0900
LV Status available
# open 2
LV Size 820.00 MiB
Current LE 205
Segments 1
Allocation inherit
Read ahead sectors auto
- currently set to 8192
Block device 253:1
--- Logical volume ---
LV Path /dev/centos/root
LV Name root
VG Name centos
LV UUID sqg8KV-dlAp-aIG2-YaQB-CnOL-cywz-m6KCxp
LV Write Access read/write
LV Creation host, time localhost, 2021-01-11 03:10:17 +0900
LV Status available
# open 1
LV Size <6.20 GiB
Current LE 1586
Segments 1
Allocation inherit
Read ahead sectors auto
- currently set to 8192
Block device 253:0
コマンドから推測される構成は以下のようです。
PVが1つあり、 PEが1791個ありました。
VGが1つあり、LVがrootとswapで2つありました。
勉強後イメージ
今回はLVMに焦点を当てて勉強したけど、次はLVMはどのようなところとくっついて動いてるのか気になる