勉強前イメージ
プロビジョンドIOPS と スループット最適化 がややこしい
調査
元々EBSについては こちら で軽く触れていたのですが、
プロビジョンド IOPS SSD
と スループット最適化 HDD
の違いがごっちゃになるので、
再度調べてまとめました。
そもそも種類のおさらい
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HDDボリューム
- スループット最適化 HDD(st1)
- Cold HDD(sc1)
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SSDボリューム
- 汎用 SSD(gp3)
- 汎用 SSD(gp2)
- プロビジョンド IOPS SSD(io2)
- プロビジョンド IOPS SSD(io1)
今回は プロビジョンド IOPS SSD(io1)
と スループット最適化 HDD(st1)
で比べてみます
スループット最適化 HDD(st1)
そもそもスループットとは機器が単位時間あたりに処理できるデータ量のことです。
どれだけ転送できるか?みたいなことを表しています。
サイズの大きな連続したデータを処理するのに適しています。
ただし起動ボリュームにすることは出来ません。
- ボリュームサイズ : 125GiB ~ 16TiB
- ボリュームあたりの最大 IOPS (1 MiB I/O) : 500
- ボリュームあたりの最大スループット : 500 MiB/秒
プロビジョンド IOPS SSD(io1)
パフォーマンスの高いIOPS性能を必要とするのがこちらになります。
IOPSとはInput/Output Per Secondの略で、1秒間に読み込み・書き込みできる回数のことを指しており
IOPSの値が高いほど高速にデータの読み書きができます。
provisionは供給・準備の意味なのでIOPSの準備をしているってそのままでは読めます。
- ボリュームサイズ : 4GiB ~ 16TiB
- ボリュームあたりの最大 IOPS (16 KiB I/O) : 64,000
- ボリュームあたりの最大スループット : 1,000 MiB/秒
スループットとIOPSの違い
- IOPS : ストレージが1秒あたりに処理できるI/O(書き込み・読み込み)アクセスの数
- スループット : 単位時間あたりでどれくらいデータを転送できたか
もっとわかりやすくすると
iopsはストレージに書き込むのが早いかどうか。
スループットは処理能力が高いかどうか。をみてる。
ユースケース
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スループット最適化 HDD(st1)
- ビッグデータ処理
- データウェアハウス
- ログ処理
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プロビジョンド IOPS SSD(io1)
- RDBMS
- I/O負荷の高いNoSQLデータベースとリレーショナルデータベース
iopsが高いと、何回も何回もDBに書き込むのが有利 → リレーショナルデータベースとかで使われる
スループットの性能が高いと、大量のデータをさばける → ログ処理とかで使われる
勉強後イメージ
イメージわかった気がする
HDDで大量のデータをさばく→スループット最適化 HDD(st1)
SSDで書き込み読み込みを早くする→プロビジョンド IOPS SSD(io1)
って感じかな?
あまりきれいにまとめられてないけど自分的には今は納得できた。