勉強前イメージ
SysVinitの後継の後継
systemdのことを知りたくてSysVinit→Upstartまで調べてたどり着いた
調査
systemdとは
systemdの概略
OS起動の仕組みで、Upstartと同様に各プロセスを並列起動する
Upstartより高速になっており、システム管理の共通化なども行っている
主なOSでいくと、CentOS7はsystemdを採用している
systemdの特徴
- 高速なシステム起動
Upstartよりも高い並列度で処理するため、起動がより早くなっている
- システム管理の共通化
今まで使用していたシェルスクリプトが廃止され、ユニットファイルになった
SysVinit
[root@localhost ~]# head /etc/init.d/sshd
# !/bin/bash
#
# Init file for OpenSSH server daemon
#
# chkconfig: 2345 55 25
# description: OpenSSH server daemon
#
# processname: sshd
# config: /etc/ssh/ssh_host_key
# config: /etc/ssh/ssh_host_key.pub
systemd
[root@localhost ~]# head /usr/lib/systemd/system/sshd.service
[Unit]
Description=OpenSSH server daemon
Documentation=man:sshd(8) man:sshd_config(5)
After=network.target sshd-keygen.service
Wants=sshd-keygen.service
[Service]
Type=notify
EnvironmentFile=/etc/sysconfig/sshd
ExecStart=/usr/sbin/sshd -D $OPTIONS
- プロセスの起動が柔軟
Unit単位での管理。
タイマー(cronの代替)や、socketへの通信検出によるプロセス起動などが出来る
- pidではなくcgroupがプロセスを管理する
SysVinitはpidでサービスを管理していましたが、systemdでは cgroup で管理しています。
- SysVinitからの互換性がある
Upstartは互換性がなく、移行するのが大変でしたが、
SysVinitは互換性があり、楽にsystemdに移行することが出来ます。
systemdの起動順序
-
- systemdプロセス開始
Upstartまでは initプロセスでしたが、 systemdからはsystemdプロセスが起動してサービスの管理を行います。
[root@localhost ~]# pstree
init─┬─acpid
├─anacron
├─atd
├─auditd─┬─audispd───{audispd}
│ └─{auditd}
├─automount───4*[{automount}]
├─crond
├─dbus-daemon───{dbus-daemon}
├─...
├─...
[root@localhost ~]# pstree
systemd─┬─NetworkManager───2*[{NetworkManager}]
├─VBoxService───8*[{VBoxService}]
├─agetty
├─auditd───{auditd}
├─chronyd
├─crond
├─...
├─...
-
- default.targetを処理
systemd は default.target に記述されているものを各ユニットとしてを立ちあげます。
以下のように実際には /lib/systemd/system/multi-user.target へのシンボリックリンクになっています。
[root@localhost system]# ll /etc/systemd/system/default.target
lrwxrwxrwx. 1 root root 37 8月 28 16:48 /etc/systemd/system/default.target -> /lib/systemd/system/multi-user.target
-
- リンク先のtargetを確認
上記のようにdefault.targetは実際にはこのサーバでは /lib/systemd/system/multi-user.target へのシンボリックリンクになっているので、
このファイルを解析する
[root@localhost system]# cat /lib/systemd/system/multi-user.target
# This file is part of systemd.
#
# systemd is free software; you can redistribute it and/or modify it
# under the terms of the GNU Lesser General Public License as published by
# the Free Software Foundation; either version 2.1 of the License, or
# (at your option) any later version.
[Unit]
Description=Multi-User System
Documentation=man:systemd.special(7)
Requires=basic.target
Conflicts=rescue.service rescue.target
After=basic.target rescue.service rescue.target
AllowIsolate=yes
-
- 解析結果により、必要なサービスを起動する（依存関係順に従いながら並列に）
サービス管理について
SysVinitではプロセスで管理していたが、systemdではUnit単位での管理になっている
systemctl コマンドを使用し、以下の様に使う
systemctl コマンド ユニット
以下、主なコマンドやユニットの拡張子を記載
| コマンド | 詳細 |
|---|---|
| list-units | 全てのユニットとその状態を表示 |
| start | 指定のユニットを起動する |
| restart | 指定のユニットを再起動する |
| stop | 指定のユニットを停止する |
| reload | 指定のユニットを再読み込みする |
| status | 指定のユニットの実行状況を確認する |
| ユニットの拡張子 | 詳細 |
|---|---|
| .service | サービスの起動,停止などの設定に関するもの |
| .mount | ファイルシステムのマウント,アンマウントの設定に関するもの |
| .target | 複数のUnitをとりまとめるUnit |
- (例)httpd.serviceユニットの実行状況の確認
systemctl status httpd.service
- (例)sshd.serviceを再起動
systemctl restart sshd.service
勉強後イメージ
長かったsystemd。
最初systemdってsystemctlのイメージしかなかったけど、
それは上辺だけだった....いろいろ進化されてるんだな
頑張ってserviceコマンド卒業する...いつもどっちがどっちかわからなくなっちゃう
まだまだ理解できてないけど、頑張る