最近AWSとAzureの案件が比率として半々くらいになってきており、社内のメンバーに「両方覚えてね!」と無茶振りする機会が増えてきました。そこで何か良い学習コンテンツがないかな〜と探していたところ、MicrosoftからAzure Skillsという無料のeラーニングコンテンツの案内がきましたので試してみました。
結論
とても良かったです。教育コンテンツとして使えると思いました。AWSをある程度触っているエンジニアがAzureをキャッチアップするには現時点で知る限り一番良いコンテツではないでしょうか。
そもそもAWSとAzureを両方知る必要性はあるのか?
AWSもAzureもカバーしているサービス領域が広いため、単純な比較や良し悪しを語るのは難しいと思います。しかし、お客様と対面するエンジニアは両者の特徴を理解して、使い分け、ユーザからの質問に一次回答できるくらいの基本知識が必要になってきている気がします。
Azure Skillsとは
マイクロソフトが提供している無料で受講可能なeラーニングです。もともとのコンテンツは英語のようで、2017.6.26時点では11コンテンツが日本語化されています(英語コンテンツは34コンテンツ)。
日本語コンテンツの中に「AWS の専門家のための Microsoft Azure」というドンピシャなコンテンツがありましたので、今回はこちらを選択しました。
そこそこコンテンツにボリュームがあり、予想学習時間は16〜24時間となっています。効率的に学習をすすめるには全体をざっと流し、知りたいところを深ぼっていくのがよさそうです。関連リンクがたくさん貼られていますので、ググらなくても詳細情報にたどり着けるます。Azureの前提知識があったため、私が実際にかかった学習時間は8時間程度でした。
Let's Start!
まず最初に、
の2つが必要となります。それぞれのサイトでユーザ登録が完了するとコースが受講できるようになります。
学習中の画面は左に目次、真ん中にコンテンツが表示されます。
学習コンテンツはテキスト、ビデオ、ハンズオンで構成されています。文字ばかり読んでいると眠りの彼方にいってしまいますが、適度なタイミングでビデオ、ハンズオンが刺激を与えてくれます。実際、操作してみるのが一番理解が早いのでハンズオンが随所にあるのはとても嬉しいですね。
AWSとの比較
タイトル通り、特に前半はAWSと比較してAzureのサービスや特徴が説明されています。用語、料金体系、サブスクリプションなど、最初は理解しづらい内容がAWSとの比較で説明されているのが良いですね!
Azureのネットワーク速度は azurespeed.com で確認できるんですね。Test network latency from your IP location to Azure datacenters around the world. とあるので、アクセスしている端末の近いロケーションから各リージョンへのレーテンシーが計測できるようです。元ネットワークエンジニアとしてはついついこのあたりに興味がわいてしまいます。
理解度チェック
最後に最終評価があり、理解度を確認することができます。
私のスコアは80%でした。サービスのURLを問われる問題などもあり、なかなか難しかったですがなんとか合格点はクリアできました(ほっ)
まとめ
- AWSと比較してAzureが説明されているので、AWSが知っている人だったら理解が早い(と思う)
- AzureもAWSも進化が激しいので、情報が陳腐化しないように常にアップデートし続けてほしいです(いくつか古い情報がありましたので今後のアップデートに期待!)
- 英語コンテンツにはBig Data系もいくつかありますので、早く日本語化されるとよいですね
- Azureの強みの一つでもあるAI系、ML系のコンテンツにはまだないですので、このあたりもハンズオン付きでリリースされると嬉しいです
- AWSは知ってるけどAzureってどうなんだろ〜って方は是非やってみてはいかがでしょうか!?