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過去利用した振り返りフレームワーク

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過去に仕事上で利用したフレームワークに関する特徴と、利用してみた所感のまとめです。(随時更新予定)

KPT

Keep(よかったこと、今後も続けたいこと)、Problem(問題点)、Try(試すこと)
振り返り対象の期間で会ったことをこれらの観点から付箋に書いて挙げていく。
現状の評価 → 改善点の洗い出し → 次のステップへの具体的なアクションプランを明確にすることができる。
10人以下が実施しやすい。(意見の整理のため)

よかった点

  • 思ったことをとりあえず上げやすい
  • あったことや成果ベースで振り替えられるのでやりやすい

よくなかった・うまくいかなかった点

  • 付箋を読み上げて発表するだけのようになってしまうと発展性がない
  • Tryが「今後やりたいこと」の側面が強くなっていた(それも挙げていいと思うが)
  • Keepを「できたこと」として流してしまいがちでKeepできているかの検証ができていない

フレームワークを活かすため注意したほうがいいと思った点

  • 少人数での実施を念頭に、挙がったことに対して意見や感想を言ってProblemやTryに発展させる
  • Tryは「今後やりたいこと」のほか、Problemに基づいたTryを挙げることを意識
  • 前回のKeepに挙がったことも継続して取り上げる

Fun Done Learn

Fun(楽しかったこと)、Done(やったこと・できたこと)、Learn(学んだこと)
3つの観点でベン図を書いて、そこに付箋を貼るなどして分類していく。

よかった点

  • 時期やスプリントによってチーム全体で偏りが出がちだったため、テーマの状況が直感的に把握しやすかった
  • Funがあることで自分の気持ちを尺度の一つにできるので話しやすい(ポジティブな意見が出る)
  • Learnを共有することで知識のアウトプットの一端になった

よくなかった・うまくいかなかった点

  • アクションプランを交えた活用ができなかった

フレームワークを活かすため注意したほうがいいと思った点

  • 最後に「次はどの領域を狙うか」「ベン図が重なっているところに持っていくには」などの観点からアクションプランを策定する
  • やったことを洗い出してから各軸に振り分けるとより掘り下げができるかも

タイムライン

プロジェクトの進行を時系列で振り返る。
二次元グラフのように、x軸を日時、y軸を感情(Good/Bad)として出来事を付箋で記入していく。
仕事上での振り返りだが、プロジェクトに関連しないプライベートなことでも記入可としてやっていた。

よかった点

  • 各出来事に対して心境の変化も取り上げていくため、メンバーの心境や状況を個別に理解しやすい(メンバーやチームの様子がよくわかる)
  • 時系列順に振り返りができるため進行が滞らない
  • 軸が日時と自分の感情なので、様々な視点から書きやすい

よくなかった・うまくいかなかった点

  • タイムラインで出た振り返り内容とアクションプランが乖離しがち
    タイムラインだけでは今後目指すところを決めにくい

フレームワークを活かすため注意したほうがいいと思った点

  • 他の人のGoodを展開し活かせるようなファシリテートをする

バラ・とげ・つぼみ

バラ(ポジティブな出来事)とげ(ネガティブな出来事)つぼみ(未来に向けて期待していること、ワクワクしていること)
振り返り対象の期間で会ったことをこれらの観点から付箋に書いて挙げていく。
KPTに近い?

よかった点

  • テーマがふんわりしていて幅広いため、漠然としたことでも書きやすい
  • KPTと比較すると、つぼみ(展望)のところで「こうなったらいいな」の共有ができる → よく言えばイノベーションのきっかけになるような…

よくなかった・うまくいかなかった点

  • 事前共有できていないと「どういうこと?」となる人が出る
  • 問題に対する直接的なアクションプランを立てるのには向いていない

フレームワークを活かすため注意したほうがいいと思った点

  • 振り返りを導入したてのプロジェクトや雑談を交えるくらいの軽さのほうが活きそう

ポイント

いくつかフレームワーク使用して振り返りを実施しましたが、振り返りを行う際は通じて

  • アクションプラン(じゃあ次回までにどうする?何をする?)まで話し合うこと
  • 継続して定期的に実施し、前回のアクションプランの結果共有をすること
  • 悪かった、できなかったことと同じくらい良かった、できたことを取り上げること

を主軸にしていくことが大切であると改めて感じました…。
重くなりすぎず、かつみんなが目標を明確化できるような振り返りの場を、フレームワークを活かして継続させていきたいです。

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