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ソフトウェア動向調査2025データの分析

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IPAが公開した"ソフトウェア動向調査2025データ"を分析して国内のソフトウェアの動向がどうなっているのか?データから色々と知ってみよう!ってことで、やってみました!以下、概要だけを見れば大体わかる構成にしております。

調査方法、および、結果概要

IPAが公開した"ソフトウェア動向調査2025データ"において、DXに関連する項目とその他の項目の相関係数を求め、設定した相関係数(絶対値で0.25)以上の項目の組み合わせを抽出して考察等を加える。これらは産業区分ごとに実施する。今回の対象は「製造業」と「建築業」とした。
Pasted image 20260501011006.png

結果の概要

製造業

以下の示唆を得た。

  • DXの取り組みに関連する事項
    • データ利活用、生成AI、データ基盤、社内ポリシーの整備の他、開発ガイドラインの整備や、要求定義ノーコード・ローコード、ビルディングブロックの活用や、最新情報の収集についても関連してることがわかった
  • DXの成果に関連する事項
    • DXの成果とAIの開発(運用・保守)への導入状況は必ずしも強い相関があるわけではないことが示唆された
    • DXの成果とOSSに関する社内ポリシーの整備状況は関連がある
    • モデリングツールの利用有無とDXの成果については関連が低いことが示唆された。
  • DX推進人材に関する事項
    • DX推進人材はレガシーの肥大化や移行影響の見極めに欠かせないことが伺える。
  • レガシーシステム関連の事項
    • 製造業全体として、レガシー課題は存在し、足かせになっている傾向が見られた
    • 特に、レガシーのブラックボックス化がDXの足かせになっていることが伺える
    • OSSに関する技術的なノウハウや人材の充足はレガシーの足かせ回避と関連があることが示唆される
    • レガシーのブラックボックス化の回避とOSSに関する技術的なノウハウの充足は関連する可能性がある
    • ベンダーロックイン防止策としてのオープン標準等の利用とDXの足かせの関係性は低いことが伺えた

建設業

以下の示唆を得た。

  • DXの取り組みに関連する事項
    • DXが全社で進む企業の取り組みの特徴
      • セキュア開発、ノーコード、開発ガイドライン、生成AI+社内ポリシー、データ活用(特にMDM)が全社的に整備される傾向がある。
      • ベンダーロックイン防止や有識者の確保など、組織的なIT統制・内製力も強い
      • 開発手法はウォーターフォールとアジャイルはどちらかに偏らず併存(半々程度)
      • 一方で遅れている領域として、
        • **DevSecOps、モデルベース開発、データカタログ整備、EA(エンタープライズアーキテクチャ)**は導入が進んでいない企業が多い。
  • DXの成果に関する事項
    • DXで成果が出ている企業の特徴
      • **データ活用の社内ポリシー整備(特に個人情報の取り扱い)**を、部署〜全社レベルで進めている。
        → データガバナンスの整備が成果に寄与する可能性が高い。
    • 技術・開発面では、
      • 新技術への対応力が高いこと、
      • モデリングツールの価値を理解していることが、DX成果と関連。
    • 既存システム面では、
      • レガシー刷新において影響範囲を把握できている(見積もれる)ことが、成果に寄与。
  • DXを推進する人材の事項
    • 「DX人材がやや不足」と認識している企業は、
      • レガシー技術を理解する人材や刷新できるリーダーを確保できている
      • ブラックボックス化によりレガシー化したシステムの解析が困難ではない傾向
        → 現場レベルの実務能力はむしろ整っている傾向。
      • また、
        • 経営層がレガシー刷新の必要性・難しさを理解し、予算や納期を確保できている傾向
          → 組織的な意思決定も機能している。
      • さらに、
        • 社内に有識者が存在し、設計情報・技術仕様も整備されている
        • ベンダーロックイン防止策も講じている
          → 内製力・統制も比較的高い。
      • 一方で、
        • レガシーシステムは依然としてDXの足かせ(現在〜将来)と認識している
        • 人材不足感も残っている(これは後述のように質の問題の可能性がある)
  • レガシーシステムの影響に関する事項
    • レガシーがDXの足かせと認識されている企業は、実際に刷新課題を抱えている(これは素直な相関)。
    • 一方で、足かせかどうかとあまり関係がない要素も明確で、
      • ベンダーロックインの有無(少なくとも一部システム)
      • ブラックボックス化の有無
      • 設計情報・技術仕様の不足
        → これらは“あり/なし”だけではDX阻害要因を説明しきれない。
    • 有識者(社内ノウハウ)の扱いが特徴的で、レガシーの影響が、
      • 「やや足かせ」層:有識者の有無に関係なく足かせ化
      • 「将来足かせ」層:有識者を保有(先読みしている)
      • 「影響なし/レガシーなし」層:有識者を保有している傾向(有識者が無いことは無い)
        → 有識者は“あるだけでは不十分”、ただし将来を見据える組織は確保している
    • また、
      • 人手不足・技術者不足・リーダー不足の問題は、実質的に“有識者不足”と同義
        → 人材課題は質(知識・経験)に集約される。

※なお、「製造業」や「建設業」を含めた全区分での分析については、全ての業種を含めた相関のためか特徴的な事項が埋もれてしまい、面白い情報が得られなかったため、概要のパートには掲載しない。以下、詳細の中に「全区分」で得られた示唆を残す。

なお、解析にはpython(marimo)を用いた。コードは以下にある。
https://github.com/miyakz1192/stats/tree/main/software2025

調査の詳細

対象の産業区分の選定

産業区分は複数あるため、調査の効率化を目的として絞り込みを行う。まず、全データについて産業区分のヒストグラムを作成する。

Pasted image 20260413174648.png
.png]]

情報通信業は放置してもDXが進みそうなのと、電気ガス〜以降は件数が10件と少ないため、除外し、今回は、以下について分析を行う。
"製造業",
"建設業"

調査の起点となる対象項目(設問)

ソフト動向調査2025の項目(設問)のうち、DXに関連する以下の項目(設問)を起点として調査を行う。今回の調査は約130の調査項目があり、例えば、Q2-1の項目とそれ以外の他の項目間の相関係数を求め、いかのしきい値以上の項目のペアについて考察を行う。

Q2-1.DXの取組状況
Q2-2.DXの成果
Q2-6.DXを推進する人材の状況
Q5-2.レガシーシステムの影響

抽出する相関係数のしきい値

相関係数の絶対値0.25以上を選択して抽出

以下、各産業区分ごとに分析を行う。最初に産業区分のない全区分について述べ、あとに個別を述べる。

全区分

統括(産業区分=全区分)

全区分を統括すると、組織全体のデータ利活用、データ基盤整備、生成AI、および、それを統率する社内ポリシーを整備することがDXの取り組みや成果に関連することがわかった。

レガシーシステムへの影響としてはデータが全区分を合わせているためか、レガシーシステムと強い相関を持つ特徴的な情報は特になかった。参考までに以下が読み取れた。

  • ベンダーロック防止策の有無とレガシーの影響の関係性は低い
  • レガシーシステムがDX推進に影響しない、あるいは、レガシーシステムを保持していない部類では、要員の割当の課題がないと回答する組織も多い。つまり、逆にいえば、要員割当ができればレガシーのDX影響が回避できる可能性も示唆される(もちろん、どういった要員かに依存する場合もある)
  • レガシー肥大化と移行困難さの想定度合いの想定と、レガシーのDX影響は関連性が低い。

以下、詳細

Q2-1.DXの取組状況

DXの取り組みとして、全社でのDXの取り組みが進むほど、全社でのデータ利活用が進み、同時に、データ基盤や生成AI、社内ポリシー整備も全社的な取り組みが進む傾向にある。また、全社でのDXの取り組みが進む企業ほど、DX人材が足りる傾向であることもわかった。

column_x column_y corr
Q2-1.DXの取組状況 Q2-2.DXの成果 0.4460574789
Q2-1.DXの取組状況 Q2-4.データ利活用の状況 0.359328344
Q2-1.DXの取組状況 Q2-3.生成AIの導入状況 0.2968592194
Q2-1.DXの取組状況 Q2-5.データ基盤の整備状況 0.2849985573
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(1.生成AIの利活用) 0.2821485825
Q2-1.DXの取組状況 Q2-6.DXを推進する人材の状況 0.2721313562
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(2.データ活用) 0.2667695958

Q2-2.DXの成果

組織におけるデータの利活用の利用範囲が広く(個別部署→全社)なるほど、DXの成果が高くなることが相関関係からわかる。DXの成果とOSS採用の社内ポリシーも相関(個別部署→全社)があることがわかった(約0.288)。**OSSの利用とDXの成果には関連があり、OSS利用を統率するポリシーのレベルが個別部署から全社レベルに広がるほど、DXの成果にむすび付くことが示唆される。**データ活用、基盤や生成AIについても同様の傾向であり、全体的に、Q2-1.DXの取組状況と同じような傾向であることがわかった。それは、Q2-1.DXの取組状況 と Q2-2.DXの成果 の相関が約0.44であることからも伺える

column_x column_y corr
Q2-2.DXの成果 Q2-4.データ利活用の状況 0.3140925639
Q2-2.DXの成果 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(3.OSS(オープンソースソフトウェア)の採用) 0.2882810109
Q2-2.DXの成果 Q2-3.生成AIの導入状況 0.2847162967
Q2-2.DXの成果 Q2-6.DXを推進する人材の状況 0.2784362319
Q2-2.DXの成果 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(2.データ活用) 0.2674280927
Q2-2.DXの成果 Q2-5.データ基盤の整備状況 0.262415872

Q2-6.DXを推進する人材の状況

条件に当てはまる項目はなかった。

Q5-2.レガシーシステムの影響

column_x column_y corr
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(10.特になし/保持していない) 0.6029160126
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(7.特になし/ベンダーロックインはない) 0.2606411569
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない) -0.2496262534
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(7.他の案件に手一杯で十分な要員を割けない) -0.3358340225
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない) -0.3445050446
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難) -0.3959716515

Pasted image 20260430140818.png

Q5-3は選択式の設問で「当てはまる」が1、「あてはまらない」が0に値が設定されている。
なお、Q5-2の設問形式は以下である。

  • 1.DX推進に対する大きな足かせとなっている
  • 2.DX推進に対するやや足かせとなっている
  • 3.現在DX推進には影響しないが将来足かせになる可能性がある
  • 4.DX推進には影響しない 5.わからない
  • 6.レガシーシステムを保有していない

Q5-2でレガシーシステムがやや足かせ〜将来足かせになる可能性があると答えた組織は、レガシーシステム刷新の課題がある回答する傾向が見られる。
Q5-2でレガシーシステムを保有していないと回答した組織は、レガシーシステムの課題は無いと答える傾向も見られた。

Pasted image 20260430141340.png

Q5-2でレガシーシステムがやや足かせ〜将来足かせになる可能性があると答えた組織は、ベンダーロックインの防止策(特になし/ベンダーロックなし)について、「当てはまらない」と回答する割合が大きかった。また、「当てはまる」と答えた組織についても、レガシー影響があるとしたことから、ベンダーロック防止策の有無とレガシーの影響の関係性は低いことが示唆される
一方で、レガシーシステムを保有していないと答える組織は、ベンダーロックインの防止策について、特になし/ベンダーロックインは無いと答える傾向もみられたが前述の傾向と比較すると弱い傾向である。
メモ:OSSやMSA系との関係も見る。

Pasted image 20260430141957.png

Q5-3の6が「当てはまらない」とした組織は、レガシーシステムの影響がやや足かせ〜将来足かせになる、あるいは、レガシーシステムの影響がDXに影響がないあるいは、レガシーシステムを保有していないのグループに分かれることが読み取れる。
ただし、両者を比較すると、Q5-3の6を「当てはまらない」と回答した組織はレガシーシステムの影響がやや足かせ〜将来足かせになる割合が比較的高いことがわかった。
**つまり、ベンダーロック防止策の有無とレガシーの影響の関係性は低い。

Pasted image 20260430142645.png

レガシーシステムの影響がややある〜将来的に可能性があると答えた組織では、Q5-3の7の「当てはまる」と「当てはまらない」が同数程度の分布となった。この区分けで限定して考えれば、**ベンダーロック防止策の有無とレガシーの影響の関係性は低いされる。
一方、レガシーシステムがDXに推進しない、レガシーシステムを保持していない部類では、要員の割当の課題が「当てはまらない」と回答する組織も多い。つまり、逆にいえば、要員割当ができればレガシーのDX影響が回避できる可能性も示唆される(もちろん、どういった要員かに依存する場合もある)

Pasted image 20260430143704.png

レガシーシステムの影響がややある〜将来的にある可能性がると回答してた組織は、Q5-3の5を「当てはまる」と答えてもいるし、「当てはまらない」(つまり影響が想定できる)と答えてもいる。ただし、「当てはまらない」と答えた割合のほうが大きかった。
レガシーの肥大化と移行想定度合いが想定できても、できなくてもレガシーの影響(ややある〜将来的にある可能性がある)の関連はある。一方で、レガシー肥大化と移行想定度合いが想定できることと、レガシーのDX影響が無いことは関連もある。
つまり、レガシー肥大化と移行想定度合いの想定と、レガシーのDX影響は関連性が低い。

Pasted image 20260430144104.png

上記についてもQ5-3の5と似たような傾向が見られた。レガシーの肥大化とブラックボックスは似たような意味合いであることから同じような傾向になることは一定の納得感がある。


製造業

統括(産業区分=製造業)

以下の示唆を得た。

  • DXの取り組みに関連する事項
    • データ利活用、生成AI、データ基盤、社内ポリシーの整備の他、開発ガイドラインの整備や、要求定義ノーコード・ローコード、ビルディングブロックの活用や、最新情報の収集についても関連してることがわかった
  • DXの成果に関連する事項
    • DXの成果とAIの開発(運用・保守)への導入状況は必ずしも強い相関があるわけではないことが示唆された
    • DXの成果とOSSに関する社内ポリシーの整備状況は関連がある
    • モデリングツールの利用有無とDXの成果については関連が低いことが示唆された。
  • DX推進人材に関する事項
    • DX推進人材はレガシーの肥大化や移行影響の見極めに欠かせないことが伺える。
  • レガシー関連の事項
    • 製造業全体として、レガシー課題は存在し、足かせになっている傾向が見られた
    • 製造業ではレガシーのブラックボックス化がDXの足かせになっていることが伺える
    • OSSに関する技術的なノウハウや人材の充足はレガシーの足かせ回避と関連があることが示唆される
    • レガシーのブラックボックス化の回避とOSSに関する技術的なノウハウの充足は関連する可能性がある
    • ベンダーロックイン防止策としてのオープン標準等の利用とDXの足かせの関係性は低いことが伺える

Q2-1.DXの取組状況

DXの取り組みに関連する項目として、データ利活用、生成AI、データ基盤、社内ポリシーの整備の他、開発ガイドラインの整備や、要求定義ノーコード・ローコード、ビルディングブロックの活用や、最新情報の収集についても関連してることがわかった。

その他の特徴として、DXの取り組みと要求定義・要件定義に関して、モデリングツール利活用の関連性、エンタープライズアーキテクチャとの相関の他、Q12-1.データマネジメントの状況(6.マスターデータ管理(MDM))の相関も見られた。

比較元設問 比較先設問 数値
Q2-1.DXの取組状況 Q2-2.DXの成果 0.5311915795973046
Q2-1.DXの取組状況 Q2-4.データ利活用の状況 0.47383667576466604
Q2-1.DXの取組状況 Q2-3.生成AIの導入状況 0.45378781547315145
Q2-1.DXの取組状況 Q2-5.データ基盤の整備状況 0.4134634659374206
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(1.生成AIの利活用) 0.38285515800796704
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(4.外部サービスの活用(クラウド、SaaS等の利用)) 0.3635938427407867
Q2-1.DXの取組状況 Q11-2.開発ガイドライン制定状況(2.セキュア開発(脆弱性対策、セキュリティ要件の実装等)) 0.3193007825873943
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(5.ノーコード/ローコード) 0.31793195274045744
Q2-1.DXの取組状況 Q2-6.DXを推進する人材の状況 0.3159484979906798
Q2-1.DXの取組状況 Q10-2.システム開発の可視化状況(1.要求定義) 0.30455194015252
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(1.データガバナンス) 0.30274408350866655
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(5.個人情報の取り扱い) 0.2855798892021041
Q2-1.DXの取組状況 Q8-1.ビルディングブロック型開発の取組状況 0.2813614760041595
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(5.データセキュリティ管理) 0.28022906346263626
Q2-1.DXの取組状況 Q14-1.最新技術情報の収集状況 0.27629746696268287
Q2-1.DXの取組状況 Q13-1.その他テクノロジーの導入状況(1.クラウドネイティブ) 0.2745179917808825
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(8.経営ダッシュボード(BIツール)) 0.27323363633280234
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(2.データ活用) 0.2710802199307916
Q2-1.DXの取組状況 Q11-3.開発におけるAI導入状況(4.実装) 0.26825350343115106
Q2-1.DXの取組状況 Q10-2.システム開発の可視化状況(2.要件定義) 0.26538743288729794
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(6.マスターデータ管理(MDM)) 0.2626861456321393
Q2-1.DXの取組状況 Q11-3.開発におけるAI導入状況(6.運用・保守) 0.2612591392977518
Q2-1.DXの取組状況 Q10-2.システム開発の可視化状況(4.機能設計) 0.260669586810169
Q2-1.DXの取組状況 Q13-1.その他テクノロジーの導入状況(7.エンタープライズアーキテクチャー(EA)) 0.25482776294847576
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(3.データカタログ、メタデータ管理) 0.25393839886323066
Q2-1.DXの取組状況 Q11-4.開発におけるデータ活用(4.開発工数や進捗データの分析によるプロジェクト管理の高度化) 0.25216642249252924

Q2-2.DXの成果

DXの成果は、データの利活用、基盤整備は全社レベルで進むほど、DXの成果が高く出ていることがわかった。なお、DXの成果が出ていても、DX推進人材は不足傾向であった。

開発におけるAIの導入状況(運用・保守)は、DXの成果が出ている状況であっても、一部の部門で進みつつある状況で検討中や予定なしと答えた組織が多かった。このため、DXの成果とAIの開発(運用・保守)への導入状況は必ずしも強い相関があるわけではないことが示唆される

DXで成果が出ている企業において、DXの成果とOSSに関する社内ポリシーの整備状況が2分された。つまり、全社統一でポリシーを定めている組織(今後定めるを含む)と、定める予定がない組織である。この2つで比較すると前者の割合が大きいため、DXの成果とOSSに関する社内ポリシーの整備状況は関連がある。

DXで成果が出ていると答えている組織の多数はMS Office等のドキュメントツールを用いて設計情報を共有しており、専用のモデリングツールを用いている組織は皆無だった。このことから、モデリングツールの利用有無とDXの成果については関連が低いことが示唆される。

column_x column_y corr
Q2-2.DXの成果 Q2-4.データ利活用の状況 0.4925993852
Q2-2.DXの成果 Q2-5.データ基盤の整備状況 0.4712893292
Q2-2.DXの成果 Q2-6.DXを推進する人材の状況 0.3784271737
Q2-2.DXの成果 Q11-3.開発におけるAI導入状況(6.運用・保守) 0.3459567791
Q2-2.DXの成果 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(3.OSS(オープンソースソフトウェア)の採用) 0.3145745457
Q2-2.DXの成果 Q10-2.システム開発の可視化状況(2.要件定義) 0.3100716349
Q2-2.DXの成果 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(9.その他) 0.3031326365
Q2-2.DXの成果 Q11-4.開発におけるデータ活用(3.ユーザー利用状況や問い合わせデータの分析による機能改善) 0.281793666
Q2-2.DXの成果 Q11-3.開発におけるAI導入状況(5.テスト) 0.2798957581
Q2-2.DXの成果 Q10-2.システム開発の可視化状況(3.業務プロセス設計) 0.2751314582
Q2-2.DXの成果 Q10-2.システム開発の可視化状況(1.要求定義) 0.2669106111
Q2-2.DXの成果 Q13-1.その他テクノロジーの導入状況(2.API連携・マイクロサービス(MSA)) 0.259387365
Q2-2.DXの成果 Q14-1.最新技術情報の収集状況 0.2555694369

Pasted image 20260430145051.png

Pasted image 20260430145517.png

Q2-6.DXを推進する人材の状況

Q5-3の5で回答しない(あるいはわからない)と答えた組織は、DX推進人材が不足する状況と回答する傾向が強かった。Q5-3の5で「当てはまる」と答えた組織で、DX推進人材に過不足はないと答えた組織が0だったことから、DX推進人材はレガシーの肥大化や移行影響の見極めに欠かせないことが伺える。

Q2-6とQ5-1の相関からも同じような状況が伺える。

column_x column_y corr
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない) 0.299484718
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-1.レガシーシステムの有無 -0.2600875101

Pasted image 20260430150151.png

Pasted image 20260430150557.png

Q5-2.レガシーシステムの影響

Q5-3の10とQ5-2の相関について、製造業においては、Q5-3の10でレガシーの課題はあると回答している組織の6割以上がレガシーが足かせ〜将来足かせになると回答しているように、製造業全体として、レガシー課題は存在し、足かせになっている傾向が見られた。

Q5-2と"Q6-2の10"、"Q6-3の2"、"Q9-4の12"も前述の状況と似たような状況として現れた。
つまり、レガシーシステムの影響がやや足かせ〜将来的に足かせと認識している組織は、ベンダーロックインの原因(特になし)、防止策(オープン標準等利用)、OSS利用推奨の社内文化について、「当てはまらない」状況であることがわかった。

Q5-2と"Q5-3の4"について、相関係数が約-0.5であった。レガシーがやや足かせ〜将来足かせと回答した組織では、レガシーのブラックボックス化が進んでいることが伺えるし、レガシーがDX推進に影響しないとした組織では、レガシーのブラックボックス化は「当てはまらない」と回答している傾向があった。つまり、**製造業ではレガシーのブラックボックス化がDXの足かせになっていることが伺える。

Q5-2と"Q9-4の5"について、レガシー影響がやや足かせ〜将来足かせと回答した組織は、Q9-4の5の回答結果が影響しない傾向であることがわかった。ただし、"Q9-4の5"が「当てはまらない」とした組織では、レガシーのDX影響がない〜レガシー未保持と回答していることもわかった。このことから、OSSに関する技術的なノウハウや人材の充足はレガシーの足かせ回避と関連があることが示唆される。 上の考察と合わせて、レガシーのブラックボックス化の回避とOSSに関する技術的なノウハウの充足は関連する可能性がある。

Q5-2と"Q5-3の3"では、ベンダーロックイン防止策としてオープン標準等を使っていなくとも、レガシーシステムのDX推進影響は無いと回答し、逆にオープン標準等を使っていても、DX推進の足かせになる傾向もあることから、ベンダーロックイン防止策としてのオープン標準等の利用とDXの足かせの関係性は低いことが伺える。

column_x column_y corr
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(10.特になし/保持していない) 0.5335943786
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-2.ベンダーロックインの原因(10.特になし/ベンダーロックインはない) 0.3269243215
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(2.オープン標準やデファクトスタンダードな技術・製品を採用している) -0.2792679763
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q9-4.OSS活用に関する課題(6.OSS利用を推奨する社内文化が育っていない) -0.30314804
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(8.レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーがいない) -0.3108343308
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない) -0.339354904
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-2.ベンダーロックインの原因(2.システム間が密結合しており、全体構成が複雑・肥大化しているため、新規ベンダーが参入しづらい) -0.3518869867
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(7.他の案件に手一杯で十分な要員を割けない) -0.3558080884
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない) -0.361439833
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q9-4.OSS活用に関する課題(5.OSSに関する技術的なノウハウや人材が社内に不足している) -0.3674769165
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難) -0.5027265911

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建設業

統括(産業区分=建設業)

  • DXの取り組みに関連する事項
    • DXが全社で進む企業の取り組みの特徴
      • セキュア開発、ノーコード、開発ガイドライン、生成AI+社内ポリシー、データ活用(特にMDM)が全社的に整備される傾向がある。
      • ベンダーロックイン防止や有識者の確保など、組織的なIT統制・内製力も強い
      • 開発手法はウォーターフォールとアジャイルはどちらかに偏らず併存(半々程度)
      • 一方で遅れている領域として、
        • **DevSecOps、モデルベース開発、データカタログ整備、EA(エンタープライズアーキテクチャ)**は導入が進んでいない企業が多い。
  • DXの成果に関する事項
    • DXで成果が出ている企業の特徴
      • **データ活用の社内ポリシー整備(特に個人情報の取り扱い)**を、部署〜全社レベルで進めている。
        → データガバナンスの整備が成果に寄与する可能性が高い。
    • 技術・開発面では、
      • 新技術への対応力が高いこと、
      • モデリングツールの価値を理解していることが、DX成果と関連。
    • 既存システム面では、
      • レガシー刷新において影響範囲を把握できている(見積もれる)ことが、成果に寄与。
  • DXを推進する人材の事項
    • 「DX人材がやや不足」と認識している企業は、
      • レガシー技術を理解する人材や刷新できるリーダーを確保できている
      • ブラックボックス化によりレガシー化したシステムの解析が困難ではない傾向
        → 現場レベルの実務能力はむしろ整っている傾向。
      • また、
        • 経営層がレガシー刷新の必要性・難しさを理解し、予算や納期を確保できている傾向
          → 組織的な意思決定も機能している。
      • さらに、
        • 社内に有識者が存在し、設計情報・技術仕様も整備されている
        • ベンダーロックイン防止策も講じている
          → 内製力・統制も比較的高い。
      • 一方で、
        • レガシーシステムは依然としてDXの足かせ(現在〜将来)と認識している
        • 人材不足感も残っている
  • レガシーシステムの影響に関する事項
    • レガシーがDXの足かせと認識されている企業は、実際に刷新課題を抱えている(これは素直な相関)。
    • 一方で、足かせかどうかとあまり関係がない要素も明確で、
      • ベンダーロックインの有無(少なくとも一部システム)
      • ブラックボックス化の有無
      • 設計情報・技術仕様の不足
        → これらは“あり/なし”だけではDX阻害要因を説明しきれない。
    • 有識者(社内ノウハウ)の扱いが特徴的で、
      • 「やや足かせ」層:有識者の有無に関係なく足かせ化
      • 「将来足かせ」層:有識者を保有(先読みしている)
      • 「影響なし/レガシーなし」層:有識者を保有している傾向
        → 有識者は“あるだけでは不十分”、ただし将来を見据える組織は確保している
    • また、
      • 人手不足・技術者不足・リーダー不足の問題は、実質的に“有識者不足”と同義
        → 人材課題は質(知識・経験)に集約される。

Q2-1.DXの取組状況

Q2-1と"Q11-1の1(ウォーターフォール)"については、全社でDXが進む企業はウォーターフォールの予定なし企業が多い(予定なし:16/35、一部〜全社で取り組み済み:11/35)。一方で、"Q11-1の2"アジャイルとの関係については同様の傾向であり、建設業については、DXの取り組みが全社レベルの組織はウォーターフォールとアジャイルがおおよそ半々くらいの割合であった。

Q2-1と"Q11-2の2(セキュア開発)"では、全社レベルでDXが進む組織は、全社レベルでセキュア開発(脆弱性対策、セキュリティ要件の実装等)が進む傾向にある。しかし、"Q11-1の4(DevSecOps)"では、予定なしがほとんどであり、一部〜全社でDevSecOpsが進む組織が少しあるくらいであり、DevSecOpsについては知名度等導入が遅れている可能性がある
Q2-1と"Q11-1 (ノーコード)"ではDXが全社で進む企業ほど、ノーコード開発の導入が進んでいる。”Q11-2の1(開発ガイドライン)”においても今後整備〜全社整備されている傾向である。
”Q11-1の6(モデルベース開発)”は、少数の企業に取り組みがみられ、取り組んでいない〜わからないが大多数であった。

Q2-1と"Q2-3(生成AI)"については、全社レベルでDXに取り組む組織は、全社レベルで生成AIを導入している傾向が強かった。"Q7-1の1(AI社内ポリシー)"についても同じような傾向であり、全社レベルでの統一ポリシーが整備されている。このように建設業では、DXが全社レベルで進む組織は全社レベルで生成AIと社内ポリシーがセットで発展している傾向がある。

Q2-1と"Q6-3の7(ベンダロック防止策がない)"では、全社でDXが進む組織ほど、ベンダーロックの防止策を備えていることがわかる。"Q6-2の4(システム知識もつ有識者がいない)"では、全社でDXの取り組みが進む企業では、システム知識を持つ有識者を備えていることがわかる。建設業では、ベンダーロックの防止策として有識者を組織的に備えている様子が伺える。また、"Q6-2の1(特定ベンダー技術がシステムに組み込まれている)"については、特定ベンダー技術がシステム組みこまれているかどうかに関わらず、全社でDXが進んでいることがわかる。

Q2-1と"Q2-4(データ利活用状況)"では、DXの取り組みが全社で進む組織ほど、全社レベルでデータの利活用が進んでいる。とくに、Q2-1と"Q12-1の6(MDM)"では、DXの取り組みが全社で進む組織ほど、マスターデータ管理(MDM)が進む傾向にある。全社レベルでDXが進む企業(35)の内、取り組んでいない・わからないが17であり、準備中〜全社で整備済みが18である。しかし、"Q12-1の3(データカタログ・メタデータ整備)"では、整備中〜一部の部門で進みがあるものの、多くは予定なしorわからないという状況である。 また、”Q12-1の5(データセキュリティ)”、”Q12-1の1(データガバナンス)”や"Q12-1の8(経営ダッシュボード)"においても、整備中〜全社で活用というふうに進みがある。

Q2-1と"Q13-1の7(エンタープライズアーキテクチャ)"については、導入していない〜わからないが多数であり、準備中〜全社活用中はほんの一部の組織である。

column_x column_y corr
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(1.ウォーターフォール) 0.350852202421568
Q2-1.DXの取組状況 Q10-3.モデリングツールの課題(10.その他) 0.350089522971922
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(2.アジャイル(スクラム等の厳密なルールがある)) 0.33353678913196
Q2-1.DXの取組状況 Q2-3.生成AIの導入状況 0.330707103126008
Q2-1.DXの取組状況 Q11-2.開発ガイドライン制定状況(2.セキュア開発(脆弱性対策、セキュリティ要件の実装等)) 0.327799035119838
Q2-1.DXの取組状況 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(1.生成AIの利活用) 0.327566864602692
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(3.アジャイル(厳密なルールがない)) 0.325988339119887
Q2-1.DXの取組状況 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(7.特になし/ベンダーロックインはない) 0.325171732898067
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(4.DevOps(DevSecOps)) 0.323737823617616
Q2-1.DXの取組状況 Q6-2.ベンダーロックインの原因(4.システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者がいない) 0.314144598062488
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(6.マスターデータ管理(MDM)) 0.304250534875927
Q2-1.DXの取組状況 Q2-4.データ利活用の状況 0.302350042566659
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(5.ノーコード/ローコード) 0.284878563011167
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(3.データカタログ、メタデータ管理) 0.284218128010325
Q2-1.DXの取組状況 Q11-2.開発ガイドライン制定状況(1.ソフトウェア開発(設計・実装・テスト等)) 0.278336251429326
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(8.経営ダッシュボード(BIツール)) 0.273838975297238
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(1.データガバナンス) 0.272474252179609
Q2-1.DXの取組状況 Q12-1.データマネジメントの状況(5.データセキュリティ管理) 0.269726016059195
Q2-1.DXの取組状況 Q13-1.その他テクノロジーの導入状況(7.エンタープライズアーキテクチャー(EA)) 0.268216259360786
Q2-1.DXの取組状況 Q13-1.その他テクノロジーの導入状況(5.セキュリティ・バイ・デザイン) 0.265664308118666
Q2-1.DXの取組状況 Q11-1.開発手法の導入状況(6.モデルベース開発) 0.262751954693075
Q2-1.DXの取組状況 Q10-1.IT資産の可視化状況 0.262365049728023
Q2-1.DXの取組状況 Q11-4.開発におけるデータ活用(1.開発プロセスや不具合情報、テスト結果などの分析による品質向上) 0.256953648281154
Q2-1.DXの取組状況 Q11-4.開発におけるデータ活用(2.運用ログやパフォーマンスメトリクスの可視化・分析による運用改善) 0.253380907476863
Q2-1.DXの取組状況 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(3.仕様や設計情報の可視化を行い、ブラックボックス化を防いでいる) -0.243208721080636
Q2-1.DXの取組状況 Q9-4.OSS活用に関する課題(3.セキュリティ面の懸念がある(脆弱性対応や更新管理など)) -0.245412628602315
Q2-1.DXの取組状況 Q4-2.内製化の課題(9.その他) -0.270523722296485
Q2-1.DXの取組状況 Q6-2.ベンダーロックインの原因(1.特定のベンダーだけが持つ独自規格や独自技術がシステムに組み込まれている) -0.318263202701747

※グラフは大量のため一部掲載する。全部を見る場合はコードを動かす必要がある。

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Q2-2.DXの成果

Q2-2と"Q7-1の2(データ活用の社内ポリシー整備)"の相関について、DXの成果が出ている組織は、データ活用の社内ポリシー整備を今後進める予定であり、部署単位〜全社単位で整備を行っている。データ活用の社内ポリシー整備を全社レベルで進めることは、DXの成果に寄与する可能性がある。 とくに、Q2-2と"Q7-1.社内ポリシーの整備状況(5.個人情報の取り扱い)"について、個人情報の取り扱いを全社レベルで整えることとが、DXの成果に寄与する可能性がある

Q2-2と"Q4-2.内製化の課題(3.新しい技術への対応が難しい)"について、新しい技術に対応できていることが、DXの成果に寄与する可能性があることがわかる。とくに、Q2-2と"Q10-3.モデリングツールの課題(8.モデリングツールのメリットがわからない)"の相関について、モデリングツールのメリットを理解することが、DXの成果に寄与する可能性があることがわかる。

Q2-2と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない)"の相関について、レガシーシステムの移行影響度が想定できることが、DXの成果に寄与する可能性がある

※Q2-2と"Q6-3の6(そのた)"、および、"Q6-2の9(そのた)"については相関係数としては高く出ているが(0.32~0.39)、データ自体に意味が無いため分析を行わない。

column_x column_y corr
Q2-2.DXの成果 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(6.その他) 0.390200279644337
Q2-2.DXの成果 Q6-2.ベンダーロックインの原因(9.その他) 0.326679303888283
Q2-2.DXの成果 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(2.データ活用) 0.315542547950509
Q2-2.DXの成果 Q10-3.モデリングツールの課題(8.モデリングツールのメリットがわからない) 0.305518062761822
Q2-2.DXの成果 Q4-2.内製化の課題(3.新しい技術への対応が難しい) 0.297939785765562
Q2-2.DXの成果 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない) 0.287356795086915
Q2-2.DXの成果 Q7-1.社内ポリシーの整備状況(5.個人情報の取り扱い) -0.255949397924334

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Q2-6.DXを推進する人材の状況

Q2-6と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない)"、および、"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(8.レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーがいない)"の相関において、DXを推進する人材が"やや不足している"と回答した組織は、古い技術を理解した技術者や、レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーを確保できる傾向にあることがわかる。

Q2-6と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難)"の相関において、DXを推進する人材が"やや不足している"と回答した組織は、ブラックボックス化によりレガシー化したシステムの解析が困難ではない傾向がある。

Q2-6と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(2.経営者に移行の困難さが理解されず予算や納期を確保できない)"、および、"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(1.経営者に必要性が理解されない)"の相関において、**DXを推進する人材が"やや不足している"と回答した組織は、経営者に移行の必要性や困難さが理解され、予算や納期を確保できる傾向にあることがわかる。

Q2-6と"Q6-2.ベンダーロックインの原因(4.システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者がいない)"の相関において、**DXを推進する人材が"やや不足している"と回答した組織は、システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者が存在する傾向があることがわかる。

Q2-6と"Q6-2.ベンダーロックインの原因(3.設計情報や技術仕様が不足している)"の相関において、DXを推進する人材がやや不足〜大幅に不足と回答した組織は、設計情報や技術仕様が足りている傾向がある

Q2-6と"Q6-3.ベンダーロックインの防止策(7.特になし/ベンダーロックインはない)"の相関において、DX推進人材がやや不足〜大幅に不足と回答した組織は、ベンダーロックインの防止策を備える傾向がある

Q2-6と"Q5-2.レガシーシステムの影響"の相関において、**DX推進人材がやや不足〜大幅に不足と回答した組織は、レガシーシステムがDX推進のやや足かせ〜将来的に足かせになると考えている傾向がある。つまり、DX推進人材不足がレガシーシステムのDX推進の足かせに結びつく可能性がある。

column_x column_y corr
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない) 0.440241524725109
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(8.レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーがいない) 0.386057495737512
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難) 0.333832358110025
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(2.経営者に移行の困難さが理解されず予算や納期を確保できない) 0.333437367839136
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(1.経営者に必要性が理解されない) 0.32745876362873
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q6-2.ベンダーロックインの原因(4.システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者がいない) 0.271238849663945
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q6-2.ベンダーロックインの原因(3.設計情報や技術仕様が不足している) 0.262089899865518
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q6-2.ベンダーロックインの原因(10.特になし/ベンダーロックインはない) -0.250078025879352
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(10.特になし/保持していない) -0.252048329051649
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q5-2.レガシーシステムの影響 -0.261202968264037
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q10-3.モデリングツールの課題(10.その他) -0.262604785530759
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q6-3.ベンダーロックインの防止策(7.特になし/ベンダーロックインはない) -0.264230556713603
Q2-6.DXを推進する人材の状況 Q4-2.内製化の課題(2.人材の確保や育成が難しい) -0.337453134763365
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Q5-2.レガシーシステムの影響

Q5-2と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(10.特になし/保持していない)"の相関において、レガシーがDXのやや足かせ〜将来足かせと考えている組織は、レガシーシステムの刷新の課題を抱えている傾向にあることがわかる。

Q5-2と"Q6-1.ベンダーロックインの状況"の相関において、レガシーがDXのやや足かせ〜将来足かせと考えている組織は、一部システムでベンダーロックインがある傾向にあることがわかる。また、レガシーがDXの足かせにならないと回答している組織でも、同じように、一部システムでベンダーロックインがある傾向にある。このことは、一部システムでベンダーロックインがあるかどうかと、レガシーのDXの足かせかどうかの関連は低いことを示唆している。

Q5-2と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難)"の相関において、レガシーがDXのやや足かせ〜将来足かせと回答した組織は、ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難ではない傾向がある。また、レガシーはDX推進に影響しないあるいはレガシーを保持していないと回答した組織は、ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難ではない傾向がある。つまり、ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難ではないことと、DXが足かせかどうかの関連は低いことを示唆している。

Q5-2と、"Q6-2.ベンダーロックインの原因(4.システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者がいない)"の相関について、レガシーがDXのやや足かせと回答している組織は、システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者が居ても、居なくてもそう回答していることがわかる。つまり、やや足かせと回答した企業は有識者の有無と関係なく足かせ化している可能性がある
一方で、DXが将来足かせになると回答している組織は、システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者が社内に居る傾向がある。つまり、将来足かせになることを見越して有識者を社内に持つ傾向がある。同じく、レガシーがDX推進に影響しないと回答している組織は社内に有識者を持っている傾向がある。面白いことに、レガシーシステムが無いと回答した組織は、社内に有識者がいて、居ないということは無い傾向にある

Q5-2と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない)"の相関についても同じ傾向であることがわかり、"Q5-3の5"と"Q6-2の4"は有識者の有無と強い関係性が見える。

Q5-2と"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(7.他の案件に手一杯で十分な要員を割けない)"、および、"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない)"、および、"Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(8.レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーがいない)"の相関については、Q5-2と"Q6-2の4"と同じような傾向である。つまり、要員を有識者や古い技術を理解した技術者、あるいは、レガシー刷新に長けたリーダーと見ていることが推察される。

Q5-2と"Q6-2.ベンダーロックインの原因(3.設計情報や技術仕様が不足している)"の相関について、レガシーが足かせ〜将来足かせと回答している組織では、設計情報や技術仕様が不足していない傾向にあることがわかる。同じく、レガシーがDX推進の影響が無い、レガシーを保持していないと回答した組織も同様に、不足していない傾向である。つまり、レガシーが足かせになるかどうかと、技術仕様の不足の関連性は低い可能性がある。

column_x column_y corr
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(10.特になし/保持していない) 0.594198015051333
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-1.ベンダーロックインの状況 0.392131969115301
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-2.ベンダーロックインの原因(8.わからない) 0.353400568718577
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-2.ベンダーロックインの原因(3.設計情報や技術仕様が不足している) -0.270388298973749
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(8.レガシーシステム刷新に長けたプロジェクトリーダーがいない) -0.293345570112806
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(6.古い技術を理解した技術者の確保ができない) -0.32279677866794
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(7.他の案件に手一杯で十分な要員を割けない) -0.337809367157463
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(5.レガシーシステムが肥大化し移行の影響度が想定できない) -0.344459271631986
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q6-2.ベンダーロックインの原因(4.システムに関する知識・ノウハウを持つ社内の有識者がいない) -0.369739092386487
Q5-2.レガシーシステムの影響 Q5-3.レガシーシステム刷新の課題(4.ブラックボックス化によりレガシーシステムの解析が困難) -0.377728466446716

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