はじめに
最近、AIエージェント(Claude Code / Codex)を使って
「どこまで実務開発が高速化できるのか」を検証しました。
結論から言うと、
1日でマスター画面を5つ(5機能)作成
フロント〜バックエンドまで一通り完成
というレベルまで持っていけました。
ただし、体感としては
「開発時間は短いが、脳の疲労は大きい」
というのが正直な感想です。
技術構成
今回の構成は以下です。
フロントエンド
React
TypeScript
TailwindCSS
MSW(APIモック)
バックエンド
Python
FastAPI
FastAPIで始めるWeb API開発入門
DB
PostgreSQL
その他
OpenAPIでIF設計
VSCodeでソース確認
Claude Code / Codex 併用
A5:SQL Mk-2
開発スタイル(ここが重要)
ポイントは「人が書かない」ではなく
「AIに設計させてレビューする」です。
使い分け
通常:Claude Code
トークン制限時:Codexに切り替え
体感としては
Codexの方がトークン余裕あり
Claudeの方が対話の質が高い(2026年6月時点)
基本ルール
いきなり実装させない
必ず「planモード」で設計レビューしてから書かせる
実際の開発フロー
今回の流れはかなりシンプルです。
① 管理項目をプロンプトとして渡す
例:
顧客マスタ
商品マスタ
ステータス管理 など
☆ ここが一番重要(要件定義そのもの)
② 画面生成 → テスト & Mock作成
AIにまとめて依頼します。
一覧画面
登録 / 編集画面
バリデーション
MSWでAPIモック
☆ フロントはこの時点でほぼ完成
③ OpenAPI設計
フロントとのI/Fを定義させます。
エンドポイント
リクエスト / レスポンス
ステータスコード
☆ 後工程のズレ防止
④ テーブル設計(SQL)
Create Table文を生成
正規化・キー設計も確認
☆ ここでちゃんとレビューしないと後で破綻します
⑤ バックエンド実装(FastAPI)
OpenAPIベースでCRUD実装
Repository / Service分割も指示
☆ ほぼ自動生成レベル
⑥ バックエンドテスト
pytestベースで生成させる
正常系 / 異常系を網羅させる
⑦ 横展開(残り画面)
ここまでのテンプレを使って
残り4画面を並列で生成
☆ ここが一番「爆速」になるポイント
AGENTS.md の役割
これかなり重要です。
AIに
コーディング規約
ディレクトリ構成
命名規則
使用ライブラリ
を覚えさせることで
☆ 出力のブレをほぼ無くせます
実際に感じたメリット
① 圧倒的スピード
1画面 = 数時間 → 数十分レベル
② 手書きがほぼ消滅
CRUD
バリデーション
API定義
☆ 手書きする場面がほぼ無い
③ 並列開発が可能
複数画面を同時に進行可能
☆ AI=無限リソース(tokenがあるかぎり)
デメリット(リアルな話)
① 脳が疲れる
常にレビュー
常に設計判断
☆ 「楽になる」ではなく
☆ 「作業の質が変わる」
② 設計ミスが増幅される
最初の設計がズレると
☆ 全画面に一気に波及
③ 完璧ではない
微妙にズレた実装
過剰設計
不要な抽象化
☆ 必ず人間のレビューが必要
うまくいくコツ
- 最初の1画面を丁寧に作る
☆ これがテンプレになる
2. 必ずPlanレビューを挟む
☆ いきなり実装はNG
3. AGENTS.mdを整備する
☆ チーム開発なら必須
4. 小さく作って横展開
☆ 一気にやらない
まとめ
AIエージェントを使うことで
開発速度は間違いなく上がる
ただし「設計力」と「レビュー力」がより重要になる
という結果になりました。
個人的には「設計とレビューに集中」
という形が一番相性が良さそうです。
GitHUB CopoilotもCLIの機能を拡充するそうなのでこちらも楽しみです