部長のTKKMiyajimaで~す。
現実逃避組(=> https://sites.google.com/view/touhigumi )のいぬろこさんという方が開発してらっしゃるPrepareというソフトがあります。
台形補正ということをできるツールでして、写真に写ってるものを切り抜いてテクスチャにすることができるスグレモノです。(下図)

BVEというソフトは基本テクスチャ直貼りするしかなく、今どきのUnityとかUEとかと比べると実際に取材して得た写真を加工することが多くなってしまいます。
旧来はGimpの遠近法修正機能でこねくり回してなんとかしていましたが、一枚のテクスチャにかける時間が長く、結局テクスチャはそのままにして滅茶苦茶なUV展開をして防ぎきっていましたが、テクスチャのリピートができない事など様々な問題がありました。
とまぁ、そういう事情で導入したPrepareなのですが、これが以外に高機能かつ汎用性に優れている代物です。
1.基本的な使い方
(詳しいことは こちら(公式サイト)をご覧いただければ良いのですが、文字数稼ぎのためにこちらにも)
起動すると以下の画面が開きます。

ここに直に画像をドロップするか「読み込み」を押し、画像を読み込みます。
クリップボードからも読み込むことができ、大変便利です。(スクショとかネット上の画像とかから切り取る時に便利です。)

動画も読み込めます。(動画は筆者撮影)ツマミの位置が若干アレですが、実用上特に問題は無いと思います。
次に、任意の4点を選び、出力します。


他にも、切り取った部分から更に切り取ったり、縦横の解像度を2の冪乗から選ぶことができます。(ここはBveの仕様由来)
2.使用例
まずは(当たり前ですが)Bveのテクスチャです。

Bveでは板ポリでお茶を濁すこともよくあるので、遠景なら適当なとこで切り抜くだけでもそこそこのリアリティも出ます。多分。
ちょっとテクニカルな使い方として、最近流行りの生成AIを使う手もあります。

不思議なもので、ほしいところを異物込みで一回切り取るだけで異物の除去率が気持ち上がる気がします。
ただ、やっぱり発展途上の技術ですので、著作権絡みにはデカめに問題がある事には留意しながら作る必要は少なからずあると思います。
あと、そもそも消えてるところを無理やり修正しているので、正確さには欠けます。
2枚以上テクスチャを撮る程ではないけど、残してたら多少の違和感はあるよなぁ...みたいな時には良い選択肢かと思います。
テクスチャに軽い加工を入れるだけでも大分仕上がりに違うこともあります。

私は画像編集をパワポで済ませることが多いのですが(レア人種)、このように多少誇張を入れてみるとテクスチャそのままより良くなることもありますし、合成感を消すにもうってつけな方法だと思います。
元のお題からかなりズレましたが、私の個人的な使い方としてはこんな感じです。
3.使用例
まずは普通にBveでのアドオンから。

地上区間テクスチャの殆どを24年度制作分以降はPrepareで賄っています。

地下区間ではパワポで作ることが多いですが、一部このように実写でやってることもあります。
その際はPrepareを愛用しております。(ステマ??)
次。Blenderで現在制作中の「アレ」風のお部屋。
選択部分に若干ノイズが載ってるのは加工ではなく、日比谷線の取材で回収したコンクリの素材を魔改造して作ってます。
別にPrepare挟む必要はないのですが、折角時間を省略できるなら、多少はね?

あともう一個作りかけで断念したゲームのテクスチャに使ってたのですが、どこにも写真が見当たらなかったので割愛。
4.さいごに
クソ記事じゃねーか!!