mvコマンドでワイルドカード使ってるときの挙動の話。 #Bash

業務でサーバのファイルを移動しようとmvコマンドを使った時の話。

以下のコマンドを実行したかったのに誤って

$ mv *.hoge ~

これで実行してしまった。

$ mv *.hoge

この時。*.hogeに該当するファイルは以下の2つ

$ ls *.hoge
test_1.hoge  test_2.hoge
$
$ cat test_1.hoge
111111
$
$ cat test_2.hoge
2222222

すると以下のように。

$ ls *.hoge
test_2.hoge
$
$ cat test_2.hoge
111111

幸い、問題ないファイルだったので良かったのですが
ちょっと挙動に興味が出てきたので実験。

さきほどと同じ2つのファイルを用意し、3つ目のファイルを追加。

$ ls *.hoge
test_1.hoge  test_2.hoge  test_3.hoge
$
$ cat test_1.hoge
111111
$
$ cat test_2.hoge
2222222
$
$ cat test_3.hoge
333333

この状態でさきほどのコマンドを実行

$ mv *.hoge
mv: target `test_3.hoge' is not a directory

test_3.hogeはディレクトリちゃうぞと。

Unixでは、ワイルドカード展開をシェルがするので、cp foo/* bar は、cp foo/a.txt foo/b.txt bar と同じです。

つまり*.hogeに該当したファイルがたまたま2つあった故に後者を移動先とみなして
以下が成立した。

$ mv test_1.hoge test_2.hoge

*.hogeに該当したファイルが3つ以上あると

mv test_1.hoge test_2.hoge test_3.hoge

となり、この場合は最後の引数がディレクトリであれば成立するようだ。
test_3.hoge配下にtest_1.hogeとtest_2.hogeを移動しようとしたためエラーが出た。
（てかmvって引数3つ以上でも可能なパターンあったんだ）

というちょっとしたメモ。