前回の概要(Silver SQL受験)
・自己啓発の一環として、Oracle Master Silver 2019(2教科)の資格取得を思い立ちました。
・2021年12月に「Silver SQL 2019(1Z0-071-JPN)」を受験して合格しました。概要はこちら。
今回の概要(Silver DBA受験)
・2022年01月に「Silver DBA 2019(1Z0-082-JPN)」を受験して合格しました。
試験の概要
公式ページ。受験科目は以下のとおり。
ORACLE MASTER Silver DBA 2019(1Z0-082-JPN: Oracle Database Administration I)
勉強の方法
学習期間としては1ヶ月くらい。
前回のSilver SQL受験を通じて、当時なら黒本を信用しておけばなんとかなる手応えだった(★個人の感想★)ので、黒本をひたすら読み込みました。
・公式サイトの受験ガイドで出題範囲を確認
例題も参考になりました。
・黒本(オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I)で学習
第1章〜第23章まで読み込んで、練習問題(各章)&模擬試験(巻末)で理解度を確認しました。
DBAパート(第1章〜第9章、約380頁)
SQLパート(第10章〜第23章、約380頁)
体感的には本番試験(Silver DBA)の出題範囲をほぼカバーできており、内容の深さ・粒度についても違和感なかったです。
・公式サイトのサンプル問題で腕試し
20問しかありませんがとても参考になりました。
※現時点(2022/3時点)では、公式サイトの試験トピック解説講座ブログ(Silver DBA)はみつかりませんでした。
試験の申し込み
試験を受けるためには「Oracleプロファイル」というアカウントが必要になります。
いざ受験!
試験時間は150分で90問、選択式になります。
私の受けた本番試験では、選択数をすべて指定されてました。("すべて選べ" 形式はなかったです。)
また選択数については正解択が1つの問題は少なく、"2〜3つから選べ" 形式が多かった印象です。
知ってるか知らないかで解く問題に対し、今回もふんわりとした理解度で臨みましたが、
どうせ考え込んでも解けないし、正答率60%で合格できるし、ということで20分くらい余らせて全90問に回答しました。
(2022/08/24追記)公式によると試験時間と出題数が「120分、72問」に変更との事。2022/09/01~
結果は...?
合格!(正答率83%)
なお、正答率 60%が合格ラインとなります。
感想
2022/01時点の「Silver DBA 2019(1Z0-081-JPN)」について、
本番試験では全分野から万編なく出題されますが、ボリューミーだけど試験対策本としてデキのよい黒本(Silver DBAの方)をメイン学習教材にして合格できることを示せたかと思います。
なお当時の公式サイトからの提供情報(サンプル問題など)は多くないですが、とても参考になりますので目を通すことをオススメします。
ちなみに黒本は分厚い(試験範囲 = DBAパート(約380頁) + SQLパート(約380頁) + 模擬試験1回)ですが、内容が整理されていて読みやすい&1頁あたりの文字数はあまり多くないです。
ただ、私にDBAの実務経験がないせいかDBAパートに目を通すのに約2週間&理解度を定着させるため更に数日ほどかかってしまいました。
SQLパートは数日間でみれる範囲を(練習問題(各章)を中心にして)復習しました。
本番試験では細かいところまで問われるので、練習問題&模擬試験を暗記するだけでなく、説明パートをしっかり読み込んで(腹落ちするまで何度も読み返して)から本番試験に臨むことが合格につながるというのは、Silver SQL試験と同じかと思います。
なお、出題割合は概ね「DBA:SQL=55%:45%」だった(DBAの出題の方が少し多い?位な)印象でした。
Oracle Silver を2教科とも受験する意義?
「Silver SQL」は「Silver DBA」に比べて、SQL分野にすごく尖ってるというよりはDBA分野を絞っているという印象でした。
なので、上位資格(Gold DBA以上)の取得を目標にするならば「Silver DBA」だけ取得すればよいと感じました。
上位資格(Gold DBA)の受験前提は「Silver DBA」取得のみですので、こだわりがなければ2教科分の受験料を支払ってまで2教科受験(DBA→SQLの順)する価値は…な感じです。
しかし「Silver DBA」の学習量は結構ボリューミー(黒本だと約760頁+模擬問題1回)です。
なので、黒本を読破するのに3〜4週間以上かかるし、モチベーションを長く維持できない(1ヶ月位でいったん区切りたい)人ならば、SQL→DBAの順に2教科受験することで、段階的に受験できる(いったんSQL分野に集中できる)メリットがあります。
もし受験料負担が自腹でない(会社負担である等)環境にいる場合はDBA単独受験ではなく、あえて2教科受験(SQL→DBAの順)をすることを検討してみてもよいかもしれません。(学習したSQL分野のことを忘れない内にDBAまで取得しきることが肝要!)
あとDBA知識はほどほどな "Oracle Master Silver" の称号?で十分ならば「Silver SQL」だけを取得するのが学習量は一番少なくて済みます。
さいごに
はやく「黒本(オラクルマスター教科書 Gold DBA 2019)」を出版していただきたいです... ※2022/03時点では出版されてません。
(2022/04/18追記)2022/05/27に発売予定とのこと!! 少々お高いですが...(-_-;)
学習に利用した記事
・そもそもデータベースとは...的なところをがっつり
DBアタマアカデミー
参考図書
・Oracleの基本を確認 ※家にあった旧版で学習しましたが、基本的なところは変わらないハズ。。
絵で見てわかるOracleの仕組み
以上