はじめに
この投稿は UiPathブログ発信チャレンジサマー2025 の21日目の記事です。
RPAツール「UiPath」で 2025年7月25日にリリースされた、バージョン「July/25.0」Community版について「個人的に」 まとめたものです。
情報ソース
以下の「UiPath公式リリース」を元にしています。
今回紹介する内容は以下です。
# 1)[Studio] アクティビティのスリムデザイン(クロスプラットフォーム)
# 2)[Studio] テナント切り替え
# 3)[Studio] OCフォルダ切替時の検索
# 4)[Studio] gitignore ファイルの自動生成
# 5)[Studio] プロジェクトキャッシュの削除
# 6)[コード化されたフロー] 参照検索パネルの幅調整
# 7)[StudioX] 「Studio for Citizen Developers」に名称変更
# 8)[Assistant] 組織の移動
# 9)[Assistant] StudioWebテンプレートへのリンク
# 10)[Assistantウェブ] Agentサポート
1)[Studio] アクティビティのスリムデザイン(クロスプラットフォーム)
クロスプラットフォームでフローを作成する場合のデザインが変わりました。
アクティビティが「縦に細くスリム」になり「左側のみで入れ子状」になりました。
左に番号が付与され、クリックで開閉できます。
スリムになった分、設定項目は全て「プロパティパネル」に移動しています。
注釈の設定は可能です。
⇒ Windows版と比較すると、差が分かります。
2)[Studio] テナント切り替え
Studio上でテナントを切り替えることができるようになりました。
1つのアカウントで複数テナントを管理している人/複数クライアントをサポートしている人は便利。
3)[Studio] OCフォルダ切替時の検索
(開発時と本番デバッグの切り替えなどで)Studio上でフォルダを切り替える時の選択画面に検索窓がつきました。(フォルダが多い人は便利かも)
4)[Studio] gitignore ファイルの自動生成
Studio上で「GitInit(プロジェクトをローカルGitリポジトリ配下に置く)」する際に、「gitignore」ファイルを作成してくれます。「.local」などのローカルキャッシュ系ファイルが対象です。
5)[Studio] プロジェクトキャッシュの削除
既存プロジェクトフォルダをクローン(コピペして違うプロジェクトにする)したり、少しバージョンが古いStudioで作ったプロジェクトを開くと、プロジェクト検証やデバッグ実行が遅くなることがあります。
そんな時は「.local」などのローカルカッシュフォルダを消すと解消していましたが、キャッシュクリア機能が提供されました。
デザインタブの「未使用を削除 > プロジェクトのキャッシュ」を押すと、.localなどのファイルが更新(クリア)されます。
6)[コード化されたフロー] 参照検索パネルの幅調整
コード上でカーソルを当てて右クリック「すべての参照を検索」で下部パネルに表示される検索結果の列サイズを変更できるようになり、ファイルのパス名などが把握しやすくなりました。
7)[StudioX] 「Studio for Citizen Developers」に名称変更
(Version 24.12 で Studio上でStudioXのタスクが編集できるようになっていますが)
今回、StudioXの呼び名が「Studio for Citizen Developers」に変更されました。
名称変更のみで、特にUIUXの変更は無いとのこと。
8)[Assistant] 組織の移動
アシスタント上で、テナントだけでなく組織も移動できるようになりました。最近アクセスした最大10個の組織のログイン情報が保持されるようです。
9)[Assistant] StudioWebテンプレートへのリンク
ダッシュボードの履歴・プロセス欄に「StudioWebテンプレート」へのリンクが付与されました。
設定でトグルをオフにすれば表示されなくなります。
10)[Assistantウェブ] Agentサポート
(Verion 24.12 で、ウェブ版の「Assistantウェブ」が登場しましたが)
Assistantウェブから、Orchestratorにパブリッシュしたエージェントの実行ができるようになりました。
終わりに
今回は「アクティビティのスリムデザイン(クロスプラットフォーム)」が大きな変更でした。
Windows版も同じようなデザインになるかどうか(分かりませんが)、「全体の把握しやすさ」を取るか「今までの慣れ」を取るか。難しい所です。








