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【UiPath】Excel - 図形のテキストを取得する

Last updated at Posted at 2021-03-23

はじめに

この投稿は、RPAツールのUiPathで、Excelの図形(オートシェイプ)のテキストを取得する方法についての投稿です。

「Excel操作を.NETのコードでやってみよう」シリーズです。他の投稿はこちら。

図形(オートシェイプ)とは

「図形(オートシェイプ)」とは、エクセルの図形描画機能のことです。
長方形や円などの形を選ぶことが出来て、テキストも埋め込めるので、見栄えの良い資料作成では欠かせません。

image.png

今回はこの「図形(オートシェイプ)」をUiPathから操作する方法の紹介です。

図形(オートシェイプ)にしなければ操作は容易

UiPathで図形(オートシェイプ)を参照する方法は、標準ではありません。

そもそも、図形(オートシェイプ)を使用せすに、セルに直接記述してくれれば操作できます。
見た目の問題なら、図形の背景を透明にしてセルにテキストを書けば、それっぽく見えます。

ただ、何らかの理由で「図形(オートシェイプ)」に記述したいケースもあります(少ないですが)
その場合、頑張って図形(オートシェイプ)のテキストを操作する必要があります。

図形(オートシェイプ)を操作する方法

UiPathで図形(オートシェイプ)を操作する方法は、以下の2つです。

No 方法 メモ
1 InvokeVBAでVBAコードで実施 ネット上に沢山の実例あり。マクロ実行セキュリティ設定が必要
2 InvokeCodeで.NETコードで実施 ネット上に情報が少ない

ネットで検索すると「1.VBAコードで実施する」サンプルコードが多いようですが、「2.NETコードで実施する」サンプルは見つかりませんでした。
なので、今回は「InvokeCode」でチャレンジしてみたいと思います。

.NETで、図形(オートシェイプ)のテキストを取得

以下はVB.NETのコードです。
実行すると「図形(オートシェイプ)のテキスト」がリストで取得できます。

'// 対象エクセルファイルの情報
Dim bookPath As String = "C:\temp\exceltest.xlsx"
Dim sheetName As String = "Sheet1"

Dim shapeTextList As New List(Of String)
Dim ap As New Microsoft.Office.Interop.Excel.Application
Dim wb As Microsoft.Office.Interop.Excel.Workbook
Dim ws As Microsoft.Office.Interop.Excel.Worksheet 

Try
    '// ブックを開く
    wb = ap.Workbooks.Open(IO.path.GetFullPath(bookPath))
    '// シートループ
	For Each ws In wb.Sheets
		If ws.Name.ToUpper() = sheetName.ToUpper() Then 
			For idx As Integer = 0 To ws.Shapes.Count -1
				Dim shape As Microsoft.Office.Interop.Excel.Shape = 
					CType(ws.Shapes(idx), Microsoft.Office.Interop.Excel.Shape)
				If shape.TextFrame2.HasText = Microsoft.Office.Core.MsoTriState.msoTrue Then
				    '// テキストをリストに追加
					shapeTextList.Add(shape.TextFrame2.TextRange.Text)
				End If
			Next
		End If
	Next
	wb.Close
Catch ex As Exception
	Console.writeLine(ex.ToString)
	Throw(ex)
Finally
	'// ブックを閉じる
	If Not(wb Is Nothing) Then wb = Nothing
	ap = Nothing
End Try

呼び出し可能なxamlファイルにしたものを用意しました。以下からダウンロードできます。

終わりに

InvokeCodeで実施すると、VBAのようなマクロセキュリティ設定も不要で、簡単に実行できます。
Excel図形(オートシェイプ)を操作したい場合に、参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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