はじめに
この投稿は、RPAツール「UiPath」の 入力モード/メソッド について「個人的に」まとめたものです。
入力モード/入力メソッドとは?
ロボットが、アプリケーションや Web ページの入力項目を操作する方法
です。実際のアクティビティでは、以下の画像のように「プルダウン」から選択できます。選択肢の種類は
- ハードウェア イベント
- シュミレート
- Chromium API
- ウィンドウメッセージ
の4種類があります。
以下は「モダンデザイン」のアクティビティでのプロパティ画面のイメージです。
※ アプリ/ブラウザーと同一 は「プロジェクト設定画面」で上記の4つから選択したものを使用します
違い・使い分け
UiPath の公式サイトでは、以下のように説明されています。
表で分かりやすいのですが、それぞれ「どう動いているのか?
」がイメージしにくい。
なんとなく分かります。でも、表と一緒に説明してくれれば、もっと分かりやすいのに。
説明付きの図にしてみる
ということで、公式サイトに書かれた情報をもとに、イメージがしやすい図にしました。ちょっと情報が多いですが。
※ ハードウェア イベントは Driver を操作するのではなく、Driver と同じ事をするイメージと思ってください。
基本的に、
- 動くなら「シミュレート」が一番優先(早いし、画面操作の影響を受けない)
- 次に「ウインドウメッセージ」を試す(少し遅いけど、画面操作の影響を受けない)
- 上記でダメなら「ハードウェアイベント」で妥協(遅いし、画面操作の影響を受けるけど)
- ChromiumAPI は、アクティビティが古いと動かないこともあるかも(未確認)
という観点で使用します。
もちろん「動けば良い」「こっちのほうが好きだ」などのプロジェクト方針もあると思うので、絶対ではありませんが。。。
Chromium API
Chromium API は version2021.10 で登場した機能で、Chromium ベースのブラウザー = Microsoft Edge ・Google Chrome を DevTools Protocol を使用して、ブラウザをAPI操作します。
モダンデザインのアクティビティで使用できます。(クラシックデザインでは使用できません)
入力が一番確実で、画面フォーカスの影響も受けない、信頼性の高い入力方法です。
が、まだ新しい機能なので、古いバージョンでは動かないこともあるかもしれません。(v021.10 で試したら動かないことも有りました)
終わりに
以上、入力モードの違いについて、でした。なにかの役に立てば幸いです。
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