ブラウザでリアルタイム顔交換を試す操作は、「カメラを開く」「参照画像を決める」「AI処理を始める」の3つです。つまずきやすいのは「カメラは映るのに、顔が変わらない」という状態で、カメラ入力と AI出力は別々に確認する必要があります。開発側として LiveFaceSwap AI の公開画面を例に、最短手順と、どの段階で止まったかを画面から見分ける方法をまとめます。
今回の前提
本稿は 2026 年 8 月 10 日時点の公開 UI と実装に基づく操作メモです。権限ダイアログは PC 版 Chrome の画面を例にしていますが、表示や設定場所は OS とブラウザによって異なります。待ち時間、画質、ブラウザ間の性能差は測定対象にしていません。
ブラウザ版はライブ確認用で、変換後の映像を録画、ダウンロード、書き出し、保存する機能はありません。
操作画面はオンライン・リアルタイム顔交換ガイドから開けます。画面は英語なので、以下ではボタン名をそのまま記載します。
最短の3ステップ
1. Open camera を押す
Open camera を押し、Chrome の確認画面でカメラの利用を許可します。左側の Camera input でカメラ映像が動けば、この段階は完了です。
ここで行っているのは、ブラウザの getUserMedia() を使ったカメラ取得です。右側が Live AI output is off のままでも正常で、まだ AI処理もクレジット消費も始まっていません。
2. 参照画像を決める
初回は、選択済みの Face Swap とプリセット画像をそのまま使うと、条件を増やさずに動作を確認できます。自分の画像を使う場合は、Reference から、自分の顔写真または本人から使用許可を得た顔写真をアップロードします。
ピンぼけした写真、複数人が写った写真、髪や手で顔が大きく隠れた写真は避けます。まず既定の条件で動かし、結果を確認できてから一度に一つずつ条件を変えると、違いの原因を見分けやすくなります。
3. Start Face Swap を押す
Start Face Swap を押します。サインインを求められた場合はサインインして画面に戻り、もう一度 Start Face Swap を押します。初回に Before you start が表示されたら内容を確認し、Confirm and start で続行します。
右側の Live AI output が動き始め、顔の向きや表情に合わせて更新されれば成功です。Loading や In queue は、まだ AI出力を確認できていない状態です。タブを閉じずに表示の変化を待ちます。クレジットは AI出力が現れてから、画面に表示されたレートで消費されます。確認を終えるときは Stop preview を押します。
うまくいかないときは、画面の状態を見る
最初からすべての設定をやり直すより、どの段階まで正常に進んだかを見るほうが、確認箇所を絞りやすくなります。
| 画面の状態 | 意味 | 次に確認すること |
|---|---|---|
| 左側が黒い | カメラ取得または映像表示に問題がある | レンズカバー、サイトの権限、OS/ブラウザ側のカメラ設定、他アプリによる占有を確認して再読み込みする |
左側は動くが右側が off
|
カメラ取得までは完了 | 参照画像を確認し、Start Face Swap を押す |
右側が Loading
|
AIセッションを開始中 | タブを閉じず、接続状態と表示の変化を確認する |
右側が In queue
|
順番待ち中 | 待機するか、Leave queue 後に別の利用可能なモデルを選ぶ |
Not enough credits to start |
AIセッションは未開始 | 残高と選択モデルの表示レートを確認する |
| 右側は動くが結果が不安定 | AI出力は開始済み | 照明、顔の向き、動き、参照画像を一度に一つずつ変える |
使用するカメラを変えたい場合、現在のワークスペース内にはカメラ選択メニューがありません。OS またはブラウザ側のサイト設定で使用するカメラを変更してから、もう一度開きます。
顔画像とデータの扱い
この例の AI処理はクラウド側で行われるため、カメラ映像と参照画像を端末内だけで処理する構成ではありません。顔画像を使う前に、サービスのプライバシーポリシーで現在の取り扱いを確認してください。
使うのは自分の顔写真か、本人から使用許可を得た写真に限ります。生成映像を公開・共有するときは AI で加工したことが分かるようにし、なりすましや権利侵害には使わないでください。
まとめ
確認する順番は、Camera input が動くか、開始後に状態表示が進むか、Live AI output が更新され続けるか、の3段階です。「カメラが映る」と「AI出力が動く」を分けて見ると、同じ設定を何度もやり直さずに原因を絞れます。

