概要
タイトルの通り、ubuntu 20.04に、WI-UW-433DMSを接続して認識させるための備忘録です。
最近、TELLOというおもちゃのドローンを購入して、遊び始めました。(そのうち、何か上げるかも。)この機器、スマホで操作が出来て、ついでに、パソコンからプログラムでコントール可能とのこと。接続は、ドローン側がWi-FiのAPモードで立ち上がっているので、それに接続する形となります。てわけで、パソコンにもWi-Fiのクライアントが必要となり、とりあえず、適当に買ってみたのが、BUFFALOのWI-U2-433DMS。
試しに何もせずにつないでみても、うんともすんとも言わない。まぁ、覚悟はしていましたが(笑)ドライバーの記事をgoogle先生に聞きながら探す。これが、どうも、うまく行かない。なにせ、ubuntu 18.04の記事は多々あれど、20.04の記事は見つからない。まぁ、まだ出て間がありませんし、こんなもんでしょう。というわけで、現時点(2020/10/26)時点の成功例の一つとして、備忘録としておきます。
Ubuntuのバージョンは、次の通り。
$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="20.04.1 LTS (Focal Fossa)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 20.04.1 LTS"
VERSION_ID="20.04"
使用したドライバ
この、WI-UW-433DMSが使用しているチップは、rtl8821auのようです。このチップ名で、探してみて、成功したドライバが、 「aircrack-ng/rtl8812au」 でした。タイトルは、rtl8812auとなっていますが、rtl8821auにも対応しています。
インストール
githubより、いつものように、クローンします。
$ git clone https://github.com/aircrack-ng/rtl8812au.git
後は、素直に、README.MDにかかれている通り。まずは、DKMSが必要になりますので、拾ってきます。
$ sudo apt-get install dkms
そして、クローンしてきたrtl8812auのディレクトリ内で、
$ sudo make dkms_install
を実行すれば、これで終わり。
ちなみに、dkmsは、linuxのバージョンがアップデートで変更になった時に、自動的にドライバの再構築をさせるためのツールです。本来、いくつかの設定が必要なのですが、全て、dkms_installのスクリプトが処理をしてくれます。(これを入れてから、一度、linuxカーネルのバージョンアップがかかりましたが、うまく、処理してくれました。)
アンインストールするときは、
$ sudo make dkms_remove
とこちらも、スクリプトがちゃんと用意されています。
例のごとく、一応再起動をかけて、WI-U2-433DMSを挿してあげると、無事、認識できました。
これで、一段落。
まぁ、ubuntuに限らず、linuxのドライバ関係は、日々状況がころっと変わる可能性があるので、あくまで、現時点でのメモということで。