こんな人向け
- 子供が学校でChromeBookを使っているらしい。
- 使ってない古いPCがあるのでChromeOSをインストールして子供に渡したい。 CloudReadyインストールしてみようか
- CloudReadyって、Google FamilyLinkアカウントは使えないじゃない? ゲストアカウントで使わせるしかないよね
- かといってゲストアカウントで使わせるとノーガードWeb見放題。これじゃ渡せないよ
- できればyoutubeは見せたくないんだけど。
というわけで古いPCにCloudReadyをインストールしてゲストモードでも安全に使えるようにしてみよう!
CloudReady ゲストモードの残念な制約
この記事を書いた後に分かったことなんですが、CloudReadyのゲストモードには残念な制約があります。
ゲストモードでは日本語入力が使えません。 1
Googleアカウントでの使用であれば、日本語入力モードは問題なく利用できます。
日本語キーボードの追加はできるんですが、入力しても無反応。
スクリーンキーボードを使っても入力不可。
なんで、こんな制約がるのか意味不明ですネ。
google検索は賢いので、英字入力onlyでもローマ字で入力すれば大体の目的は達せられると思いますが、子供が初めて使うPCの操作体験としてはイマイチこの上なし。
残念ですが、日本語環境でChromeOSを正しく体験したいのならfamilyLink管理外のGoogleアカウントを用意するか、正規のChromeBookを購入する。というのが今のところの最適解かと思われます。残念です。
それでもいいよ。って方のために以下の手順を残しておきます。
やってみよう
Cloud Readyのインストール
こちらからインストールに必要なソフトをダウンロードして対象のPCにインストール。
手順等は、巷にあふれているので、ここでは割愛します。
ここからが本番
安全なWeb検索とyoutubeへのアクセスを禁止する。
それhostsファイルでなんとかします
手順
- RootFS Verificationの無効化
CloudReadyに管理者アカウントでログインして、CTRL+ALT+TでCroshを起動します。
Croshからshellにはいってsuへスイッチ.まずはRootFS Verificationを無効化します。
この操作はもとに戻せません.後悔しそうなら止めておきましょう
#shell
#sudo bash
#disable_verity
#reboot
- ルートパーテーションを書き込み可能にする
PCを再起動したら再び管理者アカウントでログインして、CTRL+ALT+T Croshを起動します。
Croshからshellにはいってsuへスイッチ.ルートパーテーションを書き込み可能にします。
#shell
#sudo bash
#mount -o remount,rw /
- hostsファイルをコピーしてシンボリックリンクを張りなおします
#cp /etc/hosts /etc/hosts.custom
#ln -sf /etc/hosts.custom /etc/hosts
#ls -al /etc/hosts
- hostsファイルを編集する
#nano /etc/hosts
- 禁止したいホストをhostsファイルに設定
例えばyoutubeを禁止したい場合、下記のようにhostsファイルに追記する。
127.0.0.1 localhost
::1 localhost
127.0.0.1 www.youtube.com ←これを追加
- Google Safesearch
怪しいサイトをGoogleの検索結果から除外する
通常のGoogle検索をGoogle Safesearch2に変更します。
再びhostsファイルに下記を加えます。
www.google.com
のIPアドレスをGoogle SafesearchのIPアドレスに変更します。
216.239.38.120 www.google.com
- 再起動します。
念のため、ルートパーテーションを読み取り専用に戻して再起動しましょう。
#mount -o remount,ro /
#reboot
ゲストとしてログインして確認
ログイン画面でゲストとしてログインするを選択。
youtubeを見てみよう
ブラウザを起動して youtubeを検索。
youtubeのリンクをクリック。
"このサイトにアクセスできません" ⇒ 大成功!。
怪しいキーワードで検索してみよう
ブラウザを起動して なんか怪しいワードで検索。
検索結果に危険なものがない!。 ⇒ 大成功!。
Enjoy Cloud Ready!!
参考記事
ありがとうございました。